本日は近美→三岸→資料館→大通→富士フイルム→三越→さいとう→市役所→道新→時計台→大同→大丸の12か所。
■北海道立近代美術館「美術館が消える9日間」。
金子良「のびアニキ」:入口から見ると、沢山のインターホン。室内側の設定であり、外を見るモニターが付いている。反対側に行くと、作者が色々な高さにあるインターホン(外側)を、脚立やはしごに乗って必至で押している。ピンポンダッシュをまねたものらしい。思わず笑う。
トーチカ「ALL YOU WANT IN YOU TO BE SAFE AND SOUND」:震災にあった日本を応援する光文字を撮影した写真。2001年のテロ事件の時にも思ったのだが、大きな事件に直面して、作成するものが影響を受けることがあるのは当然だろう。しかし、必ずその事件を踏まえなければならないかと言われると疑問が生じる。
磯崎道佳:巨大なビニールドームの中で、机に刻まれた言葉をフロッタージュする参加型作品。言葉はサッポロビエンナーレについて議論された時のものらしい。
伊藤隆介「Realistic Virtuality(Big Fish Eat little Fish)」:巨大な魚(鯨?)の胃の中に、船や廃材があるという映像作品。魚の胴体は動いている。
全体的にアートではあるが、「美」かと言われると素直に言えない展覧会である。まったく現代美術を見たことのない人がきたら、どう思うのだろうかと考えたりしてみた。
2枚の写真は近美のフェンスに取り付けられた旗。「パ」と書いている旗と「タ」と書いている旗が交互に配置されている。
■三岸好太郎美術館「三岸好太郎の世界 蝶の夢」。
「静物」:これは初めて見るかな? 桃、ぶどう、プラム(?)が描かれている。
「菊の花の静物」:一度見たことがあるようだが、かなり珍しい作品。
「飛ぶ蝶」:傍に本物の蝶の標本が展示され、どの蝶を描いたのかが考察されている。そのものズバリというのはあまり無く、複数の蝶を組み合わせて描いているようだ。
また、筆彩素描集「蝶と貝殻」の写真複製が京都国立博物館、大川美術館、茨城県近代美術館、宇都宮美術館から集められた。ものによって彩色の状況がかなり違い、興味深い。
今年は「もう一人のミギシコウタロウと節子と」という特別展があり、三岸黄太郎の作品が展示されるようだ。
■さいとうギャラリー「松浦進個展」。
「亡うたげるきみ」:人の顔型のカップから種をまこうとする顔のない男。全体的に不思議系の版画。
■時計台ギャラリー「道展新鋭展受賞者展 -第2弾-」。
関谷修平「どろり」:カラーの線をずらして刷ることにより、視覚効果を表現する版画。これはタイトルとは違って、朝焼けにも似た色彩が見てとれる。
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徐々に今年度展覧会のお知らせ情報が出ているが、江別セラミックアートセンターで開催される「国立美術館巡回展 日本の現代陶芸~伝統と新風の精美~」が楽しみである。