散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

早い時間にとどめ

2011年04月23日 21時23分04秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
2軒目はタクシーですすきのに戻り、バー「n」へ。

1杯目は早くも入荷したというスイカを使って、スイカ+テキーラのカクテル。スイカはかなり熟しているということだが、それでもそこはかとない青臭さが残っており、そこが実に良いカクテルだ。



2杯目はマスターの新作、昆布と小梅のマティーニ。注文する気はさらさらなかったのだが、急激に興味が湧いてきた。作り方はジンとベルモットを半々に合わせたところに、3日間だけ昆布の味を移すのだそうだ。少しだけ他の酒で、香りとアルコール調整もしているらしい。



で、味はというと、マティーニが和風にシフトして、むしろ飲みやすいくらいだ(ジンが控えめのせいもあるだろう)。塩抜きしたという小梅も、私にはオリーブより好ましい。これはまた次回も注文してしまいたくなるカクテルだった。

3杯目はブランデー+ぺルノー+コアントロー。なかなかに強めで、段々酔っ払ってきた。最後はブレンデッドウィスキーのラングサイドというのを注文し、お客さんも増えてきたところで帰宅。



まだ時間が早めだが、大人しく家に帰ろう。

久々の天ぷら

2011年04月23日 19時09分35秒 | 食べ歩き
本日は西11丁目から少し歩いて天ぷら「T」へ。歩いているうちに暑くなってきたので、1杯目は白ワイン。前菜の青菜と揚げの煮たもの、じゃこ佃煮、かずのこ山葵漬あえを食べる。和ものばかりだが、ワインとの相性も悪くない。私がとても苦手な山葵漬なのだが、今日は食べられた。

続いて天ぷら。海老2、インゲン、ベビーコーン、ナス、鮭、椎茸、ミョウガ、スナックエンドウと食べる。海老はもう少し火の入りが控えめでも良いような気がするが、プリプリの歯ごたえ。野菜はそれぞれ香りが立つが、特にミョウガのざっくりした歯触り、椎茸のエキス満載のところが良かった。ベビーコーンの香ばしさもいい。

それから意外なのが鮭で、正直北海道の人からすれば「何と平凡な」と思うかもしれないが、香りがはっきりして美味しい魚だ。この辺が店主の「蝦夷前天婦羅」という狙いなのだろうと思う。

最後に海老のかき揚げで天丼。天茶という選択肢もあるのだが、今日はタレのちょっとこってりした感じを味わいたい。もちろん濃厚という訳ではないが、タレ味と海老満載のかき揚げを一気に食べてしまった。味噌汁と素朴な漬物も良い。



特筆すべきは(多分)油の良さで、全く油の臭いもしなければ、食べてもたれる感じもない。また季節が変わった時に行けば、違うものが食べられるのだろう。



20110423ギャラリー巡り

2011年04月23日 17時29分17秒 | ART
本日は近美→道新→時計台→クロスホテル→大同→粋ふよう→三越→ARTスペース201→ivory→さいとう→スカイホールの11か所。雨を恐れてスタート時間を遅くしたので、後半はかけ足になってしまい、さらに行けないギャラリーもあった。反省。

■北海道立近代美術館「黄金の都シカン展」。インカ帝国のルーツということらしいが、あまり見たことのない造形を楽しむことができると思う。最後の部屋のビデオ映像では、墓への埋葬の仕方が分かりやすくコンパクトに説明されていたので、これも見るべき(時間もそう長くない)。

ロビーに出るとガチャガチャがあったので、1つ買ってみたところ、ナスカの地上絵「コンドル」のストラップだった。黄金のクモのやつが欲しかったので、また行ったら購入すると思う。



これくしょん・ぎゃらりいでは、「北海道美術に見る出会いと創造」。かなり見たことのある作品が多かったが、途中で「北海道生活派美術集団」「北象会」「北海道現代作家展」「TODAY」とグループ展示になっているところが興味深い。

途中のベンチで、「もしかして死んでるのでは?」と思うくらいにグッタリ寝ている人がいたので、警備員を呼んでみたところ、ギャラリー・トークを聞いている奥さんを待っている人らしいのだ。それにしても、あの寝方はないと思う。

2階に上り「オプ・アート 視覚の魔術」。面白いが目が疲れる。最後に「新収蔵品展」。

山内弥一郎「農夫」:不思議な大陸っぽさのある作品。十勝に取材して描いたものだとか。
岸本裕躬「美幌福住原生林」:下ばえの中の虫やキノコの世界。

■時計台ギャラリー「徳丸滋展」。
「羊蹄山P」「同B」「同Y」「同G」:四季の羊蹄山4部作。Pはピンクで春を、Bはブルーで夏を、Yはイエローで秋を、Gはグレイで冬を表現している。
「古い樹」:冬の風雪に先端が折れた樹。しかし枝は下向きに伸び、まだ生命を保っている。

一歩間違うと、つまらない絵はがきのようになりそうな画題も多いのだが、何か人を真剣に向かわせるものがある。

■大同ギャラリー「二科北海道支部展」。
平井久美子「創世記Ⅱ」:去年のARTスペース201でもこの方の作品を見ているのだが、何とも宇宙的な作品に挑戦しているのが面白い。宇宙卵からしたたる水から海が作られており、それを見つめる恐竜鳥が描かれている。

■粋ふよう「グロウアップ」。
カトウタツヤ「空」:タイトル通り空色が鮮明だが、ねじれた綱と人に目が行く作品だ。
小川豊「とき1103-3」:鱗のような花びらのような形を重ね、赤の色が目立つ。他に白黒、青の作品もあわせた3部作構成。

■三越「高木かおり展」。よくある日本画とも言えるが、素直ですれていない。

■ARTスペース201「Bisen OBの彩展vol.4」。この辺から時間がなくなりかけ足。幾つか面白い作品があったのだが…

■ivory「海響展」。高橋あおばはクジラの画を出品。ちょっとナスっぽくて面白い。大門愛は陶芸及び立体作品を展示していたが、二人合作の小さな陶板に画を描いていたのが良かった。二人展でそれぞれ展示をするだけという考え方もあるだろうが、合作に取り組むのは良いことだと思う。

お茶、ごちそうさまでした。

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大通美術館、富士フイルム、アリアンス、資料館、市民ギャラリー、ART-MANと行けずじまい。