今日もまた個性的な酒を飲んだ

本日は重苦しい会議を経て、すすきののバー「ｎ」へ。

１杯目は季節のフルーツからザクロを選んでもらい、ザクロギムレット。ザクロの酸味と甘さに、ギムレットの味わいが一層広がる。



大体私は無茶なことをいつも思っていて、フルーツが入りすぎるとカクテルが弱くなる。かといって、フルーツの味わいがなければ、入れた意味がないなどと考えるのだ。今日のこのカクテルは、フルーツと酒の調和が最もいい地点でとれたと言っても良いだろう。

２杯目はアブサン系を風味づけに使ってもらおうと注文すると、ジン＋ホワイトキュラソー＋レモンにぺルノー少々のカクテルが登場した。



ホワイトレディにぺルノーとなると、ぺルノーが全体の味を制圧してしまうのかと思いきや、ベースのカクテルがやはり良くできているのだ。決してぺルノー勝ちでなく、さわやかな風味がしっかりとする。

３杯目は自家製樽熟のロンサカパ。甘く、樽の風味が移っている。「ロンサカパの元の味が思い出せないなあ～」などと、わざとらしく振ってみると、ありがたいことに味見をさせてくれた。ロンサカパは元々美味い酒であり、それを樽熟させることで、さらに一味いい感じになっていることが分かった。



今日はバラバラのものを飲みながら、結果的にはうまいこと満足に至るセレクションであった。さすが自分、さすがバー「ｎ」である。