東京出張ふたたび（４）

とりあえず腹が落ち着いたら次はバーだ。一度行ってみたいと思っていた銀座のバー「Ａ」へ。



１杯目はまずジンフィズから。さっぱりしていい。２杯目は「あまりドライでない方がいいのですが」とマティーニを注文。バーテンダー氏が阿吽の呼吸でブードルスを取りだした。これは甘味もあって、嬉しいマティーニだ。

胸に「見習い」とつけた女性バーテンダーが札幌に住んでいたことが判明。ローカル地名で盛り上がる。

３杯目はフェルネブランカがあったので創作してもらい、フェルネブランカ＋ホワイトミント＋スロージン＋レモンのカクテル。苦みとミントの味わいが効いている。

勢いづいて４杯目を「甘目のウイスキーカクテルで」とお願いすると、マッカラン１２年＋マッカランアンバーリキュールの贅沢なカクテルが登場。ウイスキーの味もしっかりしつつ、しつこくない甘みで違和感がない。

ということで調子づいて４杯飲んでしまい、勘定もそこそこ行ってしまった。この店は大人数お断りということで、銀座の中通りでひそやかに飲むには良いバーである。



ホテルにぶらぶら歩いて戻り、途中のコンビニでぺヤングやきそば、ハイボール缶を購入。風呂に入ってからテレビを見てグダグダしていたら、ハイボールを飲みきる前に眠ってしまった。

　

東京出張ふたたび（３）

さて、仕事のために某所に移動。



仕事終了で、ぐったり。ゆりかもめで新橋に戻り、銀座の「Ｓ」へ。久しぶりにこの店に行きたくなった。



面倒だから最初はビール。通しは鰤のあら煮だと思う。



今日の刺身の中から、カツオ叩きを選択。皮目の炙りぐあいがいい。



煮魚は人気の鯛かぶとは終了してしまったようだ。金目もいいが、今日は素朴ないわし煮にしよう。



すっと入った包丁目と木の芽がいいね。素朴ながらも家の料理とはひと味違う感じだ。味はというと、あっさりした味付けに、ほど良く内臓の苦みがアクセントとなっている。燗酒を飲みつつも、箸が止まらず、あっという間に食べきってしまった。

まず一軒目はこの位で。

東京出張ふたたび（２）

やむを得ず、コンビニでビニール傘を購入し、築地界隈を歩いて時間をつぶす。以前にちらっと眺めたことはあるのだが、築地本願寺に入って見よう。何ともすごい建物だ。



狛犬も迫力がある。



親鸞聖人、お邪魔します。



おお、酒井抱一のお墓がある。



灯篭も何だか立派だ。



これぞ呉越同舟。見辛いが、向うの方の車は「Ｍ主党」なのだ。



やっとホテルにチェックイン。さっきは文句を言ったものの、場所は悪くないし、部屋は綺麗だ。なかなか快適なホテルで、２連泊することになった。

東京出張ふたたび（１）

また東京出張になってしまった。とはいえ、自分の自由時間が相当ある優雅な出張なのだ。これから旅行記を書いていくが、あまりの仕事のしていなさに、きっと君（←誰？）はあきれるだろう。

順調に羽田に到着し、今回は切符の購入を間違えずに東銀座へ。しかし今時いちいち切符を購入している人間も減ってきたんだろうな。しかしどうもカードで通過するのが性に合わないので、やむを得ない。ああいうものを便利だと思って使っている人も多いのだろうが、乗車記録が外部に漏れる可能性は否定できないぞ。

１３時を過ぎていたので、まずは昼食。何気ない蕎麦屋さん「Ｕ」があったので、近づいてみると、何年か前に入ったことのある店だと気がついた。うん、良いんじゃないか。

頼んだものは合鴨丼セット。セットの蕎麦は冷たいものにしてみた。



結構、合鴨肉がたっぷり入っている。そして東京下町流というのかな、かなり甘め濃いめの味付けがこの場合いい。



蕎麦もまずまず。お店のおばちゃんの気遣いも良かった。



このままチェックイン出来ればよかったのだが、チェックイン可能時間の１５時を過ぎないと入室できないとか。何だか機械制御のホテルは融通が効かないね。おまけに少し雨が降ってきた上に、琴似で出発時に買った折りたたみ傘の骨が最初から折れているのだ。ああ、腹が立つ。