札幌-小樽間は電車の本数も多いし、車両編成数も多い。しかし、小樽-倶知安間は本数が少ないため乗る人が少なく、大混雑。私はそれを予想して、時間の余裕を持って小樽に行ったので座ることができたが、座れない客多数。さらにスーツケースを持っている人も多いので、大変なものである。
それでも2両編成だったから、少しはマシなのだろうか(昔は1両編成だったような…)。とはいえ、余市で大量に下車し、混雑は収まった。残った人たちは、私の印象としては東洋系の外国人が多い模様。
倶知安でも数人が下車(後はニセコに行くのか?)。私もここで降りて駅前を見回すと、おや、
昨年来た食堂の雰囲気が変わっている。どうやら洋食店になってしまったようだ。
まあ、身内が後を継いで業態を変えた可能性もあるが、もはや珍しくなりつつある駅前食堂が無くなってしまったのは非常に残念である。
駅前通りを歩く。さすがに札幌に比べると残雪も多い。
倶知安の公民館前にある本田明二「慈愛」。
前回見たときは作品名を失念してしまったのだが、何とか今回記録することができた。
そして溶けかけた雪の中を2キロほど歩き、小川原脩記念美術館に到着。
前庭に立っているコンクリートのプレートは、過去の積雪量を示すものである。手前のは多分2008年度の記録228センチを表している。
さて、今回の開催されている展覧会は「羽山雅愉展」「小川原脩自伝風な展覧会-定番作品展-」であった。
■小川原脩記念美術館「羽山雅愉展」。
「黄昏・小樽99」:小樽運河の風景。空には幻想的な雲や月が昇っている。
「夏の終わり」:赤い海の前に熱にあぶられて踊るようなひまわり。小川原脩のシュール植物がにも似た雰囲気。
■小川原脩記念美術館「小川原脩自伝風な展覧会-定番作品展-」。
「造園地帯」:緑の山のふもとに、遺跡のような白い壁。ちょっと不思議な風景だ。
今回でスタンプが4つたまり、記念品として絵葉書を3枚頂いた。さらにロビーでコーヒーを飲んでくつろぐ。
少し天気も回復してきたようだ。倶知安駅前に戻ろう。