散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

後志巡り(11) 小樽の最後はいつもここ

2014年11月23日 21時50分24秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、小樽の夜を締めるのは、恒例のバー「A」だ。先客1名の所に入店し、最初の一杯はいつものジンフィズ。濃いめである。



チーズやクラッカー等の通しを通しを頂きながら、マスターが今日見せてくれたのはコーヒーと紅茶のリキュールである。小樽のコーヒーショップの方が、試作品として作っているらしい。これはちょっと珍しいカクテル行こうかなとマスターと相談し、コーヒーリキュール+ブランデー+コアントローのカクテルにしてみた。



これはなかなか大人の味わいだ。これにコーヒー豆チョコレートがよく合うのだ。

3杯目は紅茶リキュール+ダークラム+ミルクのカクテル。こちらはロックスタイルなので少し抑え目だが、アールグレイの香りが結構はっきりとする。



しかし、段々限界が近づいてきた。何しろ午前中から飲んでいるからな。ということで、最後は軟弱に竹鶴ピュアモルトのソーダ割りを飲んで終了。去年の鮭トバ(脂の質が良いせいか酸化していない)を頂いたり、周りのおじさんと会話したり、ジュークボックスのレコードを聞いたり、いつ来ても確実に楽しい締めが約束されている店なのである。

近くのバス停に向かうものの時間が合わず、結局小樽駅に行って、駅内でガラスアート展を見る。次の写真は川田伸行、川田由香里の「ninguru」。



バスに乗り途中で少しうとうとするが、無事に自宅近くのバス停で降りることができた。これで今年の後志巡りも終了。明日は完全休養としよう。

後志巡り(10) 炭火暖かい…

2014年11月23日 18時37分47秒 | 飲み歩き・北海道内
昨日の倶知安に比べ、余市も小樽も寒いような気がする。17時になって、ろばた焼き「T」に入店。宴会も入っているらしかったが、少したつとカウンター12席が満席になり、その後来た客を断っていたので、危ない所だった。

寒さに燗酒を注文。通しはホッキひもとトビッコの和え物。目の前に炭火があるので、体が徐々に暖まってきた。



焼き物を待つ間、酒にはあんきも。これは非常に柔らかく、口どけがいい。



続いてこの季節の小樽は蝦蛄だ。



そして大物の塩鯖焼きが到着。炭火なのでいい感じに焼けているし、少し塩気がきついかもしれないが、酒のつまみにはこうだろう。大根おろしをたっぷりあえて食べて見た。中骨の周辺もパリパリと旨い。



さらに燗酒を追加したが、最後はちょっと暑くなってきて梅サワーに切り替えた。肉ものを少し食べたく、ラム串。これがちゃんとラムの香りもしながら、柔らかくいい味。



最後になす焼きとしいたけで締め。こちらは家でやるには非常に面倒くさい、なす焼きが秀逸であった。

 

思ったほど勘定も高くなく、まずは終了。


後志巡り(9) 美術館文学館

2014年11月23日 16時21分07秒 | ART
さて、市立小樽美術館に行き、まずは市民ギャラリーから。続いて1階から3階まで順番に回る。

■小樽美術館「中村善策コレクション名作選「信州」」。
「村の散歩道」:濃い青空に木々の緑を重ねる。また橋と道のカーブに木の枝がキューンと交差する、チャレンジ作品。

■小樽美術館「伊藤英二 木のおもちゃ展」。木のおもちゃは良いのだが、子供たちの遊技場が半分ある。子供たちは無邪気に遊んでいるのだが、「もしかして変質者」という目を母親たちに向けられるのも辛い。なるべく子供の方は見ずにそそくさと展示物を見た。

 



■小樽美術館「幻視者・一原有徳の世界5 ミニアチュールによる版のいろいろ」。
「金属のパイプLENほか」:パネルに入った18枚のミニ版画作品。パイプ上で表現された世界には、恐ろしく冷たく奥行きのある感じがする。
「有機質の波OUMほか」:丸い波のような形とパイプ、自由螺旋を描くパイプ。これらの小作品セットはいくらくらいするのかなあ? ちょっと欲しくなった私である。

小樽文学館の企画展はあまり興味を引かれないため(俳句展)、マンガを読みながらコーヒー休憩。「愛しのバットマン」を読んだが、これなかなか面白い。



これはもしかしてキャラクター版文学館館長さん?



旧手宮線沿いの店には、不思議な飾りがあった。

 

後志巡り(8) 小樽昼飲み

2014年11月23日 15時00分24秒 | 飲み歩き・琴似界隈
昼食が終わり、バス時間まで少し時間をつぶす。



ここから小樽に向けてバスで移動だ。



小樽に到着するとほぼ14時。ちょっと待ってから駅前近くのバール「C」へ。今日は体調も悪くないし、昼下がりの一杯をやって行こう。というところで1杯目は季節のお勧め柚子のジントニックから。香りよくさっぱり。

つまみに自家製ポークジャーキーを頼んだので、2杯目は赤ワイン。ポークジャーキーは洋風スルメというか、程よい味付けがいい。



3杯目にブロンクステラスのライム少し多目ということで、多少控えめにしておいた。



美術館巡りの話を聞いてもらったところで、今日も小樽美術館に行くか。


後志巡り(7) 駅前中華

2014年11月23日 11時34分46秒 | 食べ歩き
余市の街中はマッサン一色。



ぜひ余市で昼食を取って行こうということで、店を探すが、日曜日とあって閉まっている所が多い。何とか観光地として盛り上げるためには、3連休の中日の日曜日は店を開けてほしいものだが、店の事情もあるだあろう。

駅前まで戻って来て、暖簾の出ている中華料理店「A」を発見。早速入って見よう。



よくいえば老舗、悪く言えば古びた(同じか)店構え。私は空いていたカウンター隅に座り、炒飯を注文。後で気がついたが、店の真ん中辺の壁には、メニューにない品物が書いてある模様。気が効かないともいえるが、あまりこだわりの無いおおらかな感じもする。

ちょうど開店して客が店に詰めかけたところだったのだろう。順番に料理が出ていくためにややしばらく待ったが、私の炒飯がスープとともに到着した。早速食べて見ると、ご飯がふんわりした優しい炒飯。味付けもそれほど濃くなく、良い感じだ。





食べ終わって店を出る頃には、待ち客も出ているほどで、地味ながらも地元の実力店という感じがした。またいつか来てみたくなると思う。

後志巡り(6) 余市へ

2014年11月23日 11時34分08秒 | 飲み歩き・北海道内
割としっかり睡眠時間がとれ、体調も悪くない朝を迎えた。何人かの顔色が青ざめているが、そりゃ自業自得ってもんよ。私は軽くカレーヌードルでの朝食。



今日の倶知安の天気は良好。羊蹄山も姿を現してきた。

 

倶知安駅まで送ってもらい、バスの時間を見るが岩内行きのバスはちょうどいいのが無い。携帯電話を紛失して、大騒ぎしていた奴のせいである。諦めて余市に向かうことにした。

約1時間で余市到着。駅の階段や壁には謎の「ソーラン武士」が…。



 

駅前に出ると、熊とニッカウヰスキーの石像があった。昔からあるようだが、気がつかなかったなあ。



街中には「連続テレビ小説「マッサン」の舞台 北海道余市」というのぼりが立ちまくっている。今、余市編に入ったんだっけ?
 


そして余市に来たら、ニッカ工場見学しかないだろう。



余市の駅前にも随分人がいたが、工場見学者もとにかく多い。何度も来ていて、案内してもらう必要が無い私は、竹鶴正孝とリタ夫人が住んでいた家で、中村善策の絵画を撮影。



その後は有料試飲コーナーへ。有料試飲では余市1980'sを注文。これが15mlで1500円と相当な値段なのだ。私の行くバーでは1杯(30ml)5000円と言っていたから、ここで飲んでいくしかあるまい。

 



早速飲んでみると、口中に入れ飲み込む前から、程よいスモーキーな香りがしている。そしてぐっと飲むと、高いアルコール度数の刺激はあるものの、バランスの良い甘みと香り。最低でも25年以上のモルトを使っているだけあって、やはり素晴らしいウイスキーである。

その後、激込みの無料試飲会場で余市10年と鶴17年を飲む。

 

飲む順番としては、逆順にすべき(1980'sを最後)であっただろうと思いながら、売店でシングルアップルブランデー弘前12年を購入。売店も大混雑で、売れ行きもよさそうだ。