散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

小樽の締めはいつもここ

2019年03月23日 20時59分38秒 | 飲み歩き・北海道内
1軒目で結構飲んでしまったが、ここには立ち寄って行かなくてはと、いつもの小樽のバー「A」へ。開店30分過ぎくらいだが、一番の客になってしまった。最初は余市のハイボールでスタート。濃厚な味だ。



結構腹一杯だが、ちょいとつまみを食べたりしながら…。





2杯目はダイキリ。酸味で少し目が覚める。



まだ誰も来ないので、奥のテーブル席に一瞬座らせてもらう。ほう、こっちにはメニューがあったのか。初めて見るよ。



またカウンター席に戻り、ペロケソーダを注文。これ、ロングカクテルだが、アルコールはかなりたっぷり入っている。



この辺で、ママもやってきてご挨拶もしたし、他の客も来たし、私もへべれけだし、帰ることにしよう。どうもいつもごちそうさまです。



最寄りのバス停から高速バスに乗り、途中、寝てしまいながらも何とか予定の停留所で降りることができた。交通に関する心配は杞憂に終わった。

思いがけぬ名店

2019年03月23日 18時26分51秒 | 飲み歩き・北海道内
さあ、そろそろ一杯行こう。今日はいつもの店ではなく、気になっている店に入ってみることにしたい。幸い17時ちょっと前だったが、開店している模様。思い切って初入店だ。



なぜこの店が気になっていたかというと、店名なのである。どうしてもこの店の看板を見ると「どんだけ~」とIKKOさんの声が頭の中をよぎる。全くくだらない話だが、どうしようもない。

店に入ると、お店の人が一人。すでに飲んでいるらしいオヤジが一人。私もカウンター席の一角に腰をすえ、この店の名前がついたセットを注文することにした。飲み物は急速に寒くなってきたこともあり、燗酒を注文。するとオヤジ(私より若いのかも)が「今日の寒さなら、ビール飲めないっすよね」と声をかけて来た。「ちょうど雪も降りだして、冷え込んできました」と返事をしながら酒を飲む。

セットの1品目は手羽元の煮物。手羽元は非常に柔らかく煮こまれており、スープの香りが実にいい。ちりばめられたネギも効果的である。どうやらセットにすると、今日の出来ますものから適当に3品出される仕組みらしい。



続いて平目刺し。かなりもっちりして味がある。



飲んでも飲んでも出てくる燗酒をやっと終え(1合以上確実に入っていた)、麦焼酎のお湯割りにチェンジ。テレビではちょうど相撲をやっているので、話が弾む。ママは稀勢の里以来の相撲ファン(3年くらい)ということで、ディープなファンがいないので、気が楽だ。

私の相撲熱ピークは輪島・北の湖時代なので、最近のことはさっぱり分からないのである。「まさよ(正代)」って変な名前の力士だな~とおもっていたら、「しょうだい」と読むことを知ったのも、割と最近の話だ。隣のオヤジも「あの、いきおい(勢)っていうのは何て読むの」と聞いて、ママに「いきおいでいいのよ」と言われていた。

ここで中休みに漬物を頂こう(セット外)。元々は玄米漬け(奥の沢庵色のヤツ)を出す予定だったが、量が足りないとのことで、なた割漬けとのミックスで出てきた。これ幸いである。なた割漬けが非常に美味い。



つい麦焼酎をお代わりしてしまい、最後はあんこう汁。あんこうの身と野菜に味噌味の汁、どこを取っても美味いが、さらにあん肝が2切れ入っており、もちろんのことながら美味い。これは今日の天候にピッタリだ。



というところで腹も一杯になり、ちょっと飲みすぎた感もあり、勘定をしてもらったが、2900円と安心価格だった。ここはママさんと常連(結局私以外に5人の客がいたが、皆常連のようであった)の会話にしても、料理にしても実にいい雰囲気で楽しめる店である。立ち寄るところがまた増えてしまうかもしれないが、ぜひ再訪したい。

20190323ギャラリー巡り

2019年03月23日 16時50分30秒 | ART
本日はポルト→富士フイルム→オマージュ→三越→スカイホール→さいとう→ivory→SCARTS→チカホ→ミナパ→小樽市民→小樽美術館→小樽文学館の13か所。

冬に逆戻りしたかのような中、出発。



■ポルトギャラリー「局地風2019」。
手塚昌広「ten」:灰緑色の地に、卵のような点と動きを表現する色彩が流れている作品。
佐藤一明「TBP in P(Banana peel in paraffin」:パラフィンワックスをスキー板の形状に固め、その中にバナナ果皮を埋め込んだ実に滑りやすそうな作品。

■SCARTSスタジオ「川上りえ個展 Landscape Will 2019」。さすがの迫力。



■チカホ北1条イベントスペース「THINK SUPER MARKET2」。
ぴゅーてぃ~「ぴゅーてぃ~とゆかいな仲間たち」。



鷲尾幸輝「Hi!」:左側のライトが一方的に押し込んでいる。



岩崎麗奈「190103_N43'E141」:カラスが白鷲を追っていたシーン。白鷲の方は逃げているところのようでうつりが悪い。カラスがあまりにも堂々としている。



じゅんこ「寛容と不寛容の間で、アンバランスがいい」。



■ミナパ アイヌ文化を発信する空間。地下鉄札幌駅にできた新しい場で、いくつかの展示があった。



貝澤徹「IWOR-UN-PASE-KAMUY」:ダイナミックなシマフクロウ。



貝澤幸司「ぬし」:パソコンを操作するイトウかな?



下倉洋之「KENI TUK」:芽吹きという意味のタイトルのようである。



アイヌの物語が映像として流れている。まだ新しいため見ている人も多かった。



荒木繁「CUK RERA」:秋の風という意味のタイトルらしい。見栄えのする鮭の木彫作品だ。



おそらく管理は違うと思うが、札幌駅からチカホに入ってすぐのところにアイヌ文様の布地があるのだが、ライトのせいか色落ちがはなはだしく、かなりみすぼらしい感じになっている。あれを早期に何とかしてほしいものだと思う。

ここで迷っていたのだが思い切って小樽に向かう。なぜ迷っていたかというと、午前中はJRの運休・遅れが発生し、小樽への高速バスも高速が50キロ制限とあって、行き帰りに問題がある可能性を考えたからである。

だけどなあ、今日はちょっとどこか行きたい気分だしな。ということで、何本かの運休を除いて運行が正常に回復した電車に乗る。混雑はしているが、何とか席に座ることができた。

1時間弱で小樽に到着。やはり小樽の方が札幌より少し寒いような気がする。早速、市立小樽美術館&文学館へ。



■市立小樽美術館中村善策記念ホール「二つの視点 中村善策×伊藤正」。
伊藤心「中村善策像」:伊藤正のご子息だったか。小学校(二ノ六と書いてあった)の時に描いた肖像画。しかし何と21歳でなくなってしまったとか。
中村善策「石狩」:初見か。グレーの空と縦に伸びるポプラの木。石狩を描くイメージがなかったが、やはり善策張りの特徴がでている。
中村善策「石狩の野」:これは木々が横に並んでリズミカルな感じを出している。善策といえば縦方向に特徴があり、ちょっと珍しい気がする。

伊藤正「サイロ・牧舎」:北20条西4丁目にアトリエ付き住宅があったそうで、近くにあるモデルバーンを描いたもの。建物や柵の質感ががっしりしている。当時(1950年代)だと、まさに郊外風景だったのかも。
伊藤正「凍瀑(層雲峡早春)」:木々と山肌の黒い線は、エルンストにも似た感じを出している。

■市立小樽美術館「絵画のなかの登場人物」。
坂東義秋「雪晴れの町」:雪の坂道を歩く人が二人。私が人物画よりも風景画の方が好きだということが、我ながら良く分かった。
白江正夫「稲穂1丁目」:稲穂にあった稲穂湯、床屋さん、工藤鳥獣店などを描いた作品。翌年、この一角が焼失してしまい、当時を思い起こす貴重な作品になってしまう。



■市立小樽文学館「守分寿男 全仕事」。あまりピンとこない…。



■市立小樽文学館「シナリオライター・石山透と少年たちの60年代」。
熱狂的な手塚ファンであるイラストレーターの宮澤英子のコレクションより。「家宝」の手塚治虫サイン入り「リボンの騎士」。



目を覚ます直前のアトムか。



少年マガジン表紙に水着姿が掲載された山口百恵。なんかすごいですな。



喫茶コーナーでありがたくコーヒー休憩(お金はドネーションという形で払っています)。そろそろ飲みに行くか。

 

閉店ではない

2019年03月23日 12時37分09秒 | 食べ歩き
私がこよなく愛する「Y」食堂の建物が取り壊しになるという話を聞いた。確かめに行かなければということで、土曜日の11時、開店直後に訪問。扉に今後の予定が書いてあり、現店舗での営業は4月27日まで、6月初め頃にごく近くの場所でオープンするとのことであった。

ホッとして戸をあけると、この時間にもかかわらず大混雑。結局、食べ終えるまで常に9割程度の入りが維持されるという状況だった。もしかすると、13時過ぎの方が空いているのかもしれない。

なんとか席に座り、順番に水が配られるのを待ち(店主が客をよく見ていると思う)、注文はラーメンにした。周りのお客さんはラーメン+ミニカレーとか、ミニオムライスという人が多いようで、それもあって厨房はてんてこ舞いだ。

約20分待ちくらいでやっとラーメンが到着した。



うむ、ぶれない味、さすがである。血圧を気にしているため麺類のスープを極力飲まないようにしている私だが、これはやむを得ないということにして、全部飲んでしまった。

さて、この混雑度合い。もう一度来るべきか、時間帯をいつ頃にすべきか、課題が残された。

以下はこの建物周辺の記録写真として撮影したものである。中通りを西側から入ってきたところ。隣の建物も閉鎖されている。



「Y」食堂の雄姿。かなり建物としては古い。





東側に向いている「T」、閉店してしまったかもしれない。最後に私が来たのは、約1年半前である。



南側に回り込み、お好み焼き、居酒屋、成吉思汗の店(いずれもとっくの昔に閉店済)が並ぶところを撮影。







これらの店が営業している時代をかろうじて知っているのだが、おそらくはこの建物も含めて、すべてなくなるのだろう。