散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20140622最近読んだ本

2014年06月22日 21時42分06秒 | 読書
■「本格ミステリの現在 上下」笠井潔編
現在につながる新本格ムーブメントの夜明けから約10年に対する評論。さらにミステリが解体されてしまった現在では、どういう見方がなされているのだろう。

■「札幌この味が好きッ!」和田由美

■「魔聖の迷宮 グインサーガ133」五代ゆう

■「向こう側の遊園」初野晴

■「酒のほそ道35」ラズウェル細木
ああ、酒を飲めない日に読んでしまった。しかも「かすみたなびく2」も出ているらしい。今日は見かけなかったけどなあ。

以下、図書館の3冊。
■「「本当のこと」を伝えない日本の新聞」マーティン・ファクラー

■「被災地の本当の話をしよう」戸羽太
陸前高田市長が書いた本。

■「北海道「地理・地名・地図」の謎」北村崇教、本郷敏志

20140622ギャラリー巡り

2014年06月22日 15時32分20秒 | ART
本日は市民→三越→スカイホール→富士フイルム→大通→グランビスタ→道新→大同の8か所。日曜日でいろいろ買い物もあったため、伸びなかった。

■市民ギャラリー「第69回全道展」。作品名をメモするのが面倒だったので、無しで。
會田千夏:森の”気”のみを描いたような作品。
板谷諭使:旅先のホテルにおける不思議な朝食風景か。
今西直人:白とグレーを背景に、灰色の不定形物体を描いた作品。

加藤三枝子:緑、赤、青をテーマ色にして、アルミホイルに包まれた魚がつるされたところを描いた3連作。高橋由一の「鮭」3点を見た私には、それを思い起こさせる。
坂口清一:夕焼けの港。その色が良い。
笹村美穂:手前に古ぼけた電車の駅。遠くには未来都市が見える。

佐藤仁敬:ちょっと怖すぎる作品。
富田知子:浮遊感のある作品。
坂東菜摘:水面をとまどったかのように見つめるペンギンが物悲しい。

モリケンイチ:砂浜に刺さる傘。そして傘をさす不気味な女。
森弘志:ただひたすらに「せんべい」を描いた作品。こうして見ると、描くものって視点一つで沢山あるものだなと思う。
和田道:何となく一原有徳ワールドにも似た、黒主体で中央に向うの世界への穴があいたような作品。

澁谷美求:奇妙な線で描かれた向かい合う二人。センス良いと思う。
阿部俊夫:舟形の上に緑色の球を配置した、落ち着いた彫刻作品。
岡沼淳一:表面のうねりを生かした木彫作品。

川上加奈:胴体に穴のあいたうつろな女性。
川上勉:棺桶に入った女性の体があまりに小柄で怖い。
佐藤公毅:小さな木を寄せ集め、ハンマーのような形を作っている。

二部黎:周りに小さな持ち手(骨?)の付いた船に鳥が乗って運ばれていく。
横山進平:3本のぐんにゃりと曲がったギターが絡み合っている、面白い工芸作品。



■大通美術館「第8回 村井貴久子 絵画展」。
「夏の朝」:深い緑に埋もれた白い街。色彩のメリハリがある。
「夕暮れ」:今度は緑の森の中に、オレンジ色の空とその色彩を跳ね返すかのような色の街。

「上野仁奥作品展」も落ち着いた色彩の作品が良かった。

古典的喫茶店で古典的オムライスを食べる

2014年06月22日 12時13分49秒 | 食べ歩き
今日も「知らない街で昼飯を食べてみた」かったが、時間に余裕が無いので簡単に済ませよう。ということで、すすきのの喫茶店「S」へ。早目の時間に入ったので、まだそれほど混雑はしていなかった。前回来た時は、見渡す限り席が埋まっているように見え、入れなかったからなあ。今日も変わらぬ、年齢層の高い客が集っている。

食べるものはオムライスにしよう。そんなに待たずに予想通りに古典的な姿をしたオムライスがやってきた。



早速食べてみると、卵は内側がわずかに半熟のうす焼き。中の具は大きめの鶏肉、玉葱、マッシュルーム、グリーンピース。味付けもちょうどよい。そして、予想以上にたっぷりのサラダ(レタス、キャベツ、キュウリ、カボチャサラダにプチトマト)が添えられている。

これにさらにスープ付き、食後にコーヒー付きである。うーん、相当腹いっぱいになった。

 

なかなか札幌には昔ながらの食堂がないと嘆く私であるが、昔ながらの喫茶店はあるのかも。


本日カクテルの会

2014年06月20日 21時38分57秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
何とか金曜日にたどり着いた。今日はカクテルの会。これで延々と飲み続けた今週も終了である。

飲んだものは以下。

1杯目:ジントニック
2杯目:フレンチ75
3杯目:シャンゼリゼ
4杯目:ラン・フォー・ザ・ローズ…バラの花がついていて笑われた
5杯目:ムーンライトセレナーデ
6杯目:タンカレーリーフ
7杯目:シカゴ
8杯目:グラスホッパー…上手くフィニッシュが決まった!

食べたものはアスパラが主だったのかな? 次の写真はホワイトアスパラガスと法蓮草のオーブン焼きである。



今日はカクテル、料理ともに円滑に出てきてノーストレスであった。また、デザートが随分良くなったのではないかというのが、私を含めた全員一致の意見であった。

新店開拓

2014年06月20日 18時25分18秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
今日は飲み会の前の時間つぶしに、初めてバル「MP」を訪問してみた。ここは15時開店なので、土曜日のギャラリー巡りの際に気になっていた店なのである。

一升瓶ワイン赤を頼み、通しはボイル甘エビ。これは結構エビ味がしっかりして、意外と美味しい。



何か料理も一つくらいと思って、鳥白レバーパテを頼んでみたところ、結構な量がやってきた。これ350円なのだから、かなりお得感がある。



うむ、赤ワインにレバーパテはピッタリ。今度はもう少し落ち着いて来ることにしよう。パテ・ド・カンパーニュもあることだし。

会合の後に

2014年06月19日 22時17分03秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
この会合の後は飲みに行くことが多いのだが、今日は会社に戻る人、体調の悪い人などがいて、散会となってしまった。ということで、私は一人すすきののバー「N」へ。

1杯目はサウダージ。



2杯目はイチローズモルトのブレンデッドウイスキー。購入したボトルを持ち込んで、結構な量をお店に寄付していった奇特な人がいたのだ。ありがたく、ごちそうになる。

ほう、ブレンデッドとはいえ、さすがのモルト濃度だ。普通に飲んだらモルトウイスキー100%と思ってしまいそう。

3杯目は先日銀座で飲んだのを思い出し、官能的なカクテルカルヴァドスバージョンを飲む。やはり美味い。



今日はこの位にしておこうかな。

会合の前に

2014年06月19日 18時01分30秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
ちょっとした会合(仕事ではない)の前に、腹ごしらえ。終了時刻は結構遅めになる予定なのだ。ということで、久しぶりの立ち飲み「S」へ。以前はつまみ1品+焼き物2本+おでん2品+ドリンク2杯で980円という驚異的なセットがあったのだが、現在はつまみ1品+おでん3品+ドリンク1杯で780円というセットに変わった模様。少しお得感が減ったが、以前は結構量が多いという問題もあったので、しょうがないのかもしれない。

つまみはポテトサラダをセレクト。



おでんは大根(少々硬かった)、卵、はんぺん。



飲み物はビールを頼む。その後、浅漬けと芋焼酎を追加。



やはりセットの後に何か追加注文をしてほしいというのが、店の本音だろう。


20140618最近読んだ本

2014年06月18日 23時46分34秒 | 読書
■「翼のある依頼人」柄刀一

■「緑ヶ丘小学校大運動会」森谷明子

■「太陽が死んだ夜」月原渉

■「ラバー・ソウル」井上夢人

■「O.tone vol.68」
パン特集で興味薄し。

以下、図書館の4冊。
■「東京ディープな宿」泉麻人
クラシックな旅館や、浅草にあるツリー状のホテル。浅草のホテルは私も気になっていた。

■「ネットのバカ」中川淳一郎

■「心がフッと軽くなる瞬間の心理学」名越康文

■「できる人はなぜ「白シャツ」を選ぶのか」唐澤理恵

東京出張(7) 最後はやはりバー

2014年06月17日 20時31分53秒 | 飲み歩き・東京
さあ、時間も残りわずか。昨日は臨時休業だった「FS」に行ってみるかと思ったものの、エレベータを降りると花輪が飾ってあり、店内は開店10分にして満席の模様。そう、この店のバーテンダーY氏がおとといの大会で全日本初制覇をしたのである。さすがにこれは入店は無理かと、めったに来ない非常連の私は諦めることにした。

しかし、もう一杯飲みたいところである。ここからとなると、有楽町に移動し、ウイスキーの充実したバー「CL」へ。店に入るとバーテンダー氏が「おや、お久しぶりですね」と来た。数年に1度しか来ない私なのだが、なぜか顔を覚えられているのである。割と出張で東京には来ているのだが、店にはなかなか来ないので、恐縮の限りである。



最初から「今日は2杯、予算は4000円、好みのウイスキーはカリラ」ということで、組み立てを考えてもらった。その1杯目はタリスカー175周年記念ボトルである。タリスカーといえば、それほど癖はないが質実剛健というイメージを持っていたのだが、これは甘みも程よくあって、ちょっと上級の味がする。



2杯目は「カリラがお好きでしたら」ということで、カリラ25年カスクを出してもらう。一口飲むと、舌のわきがギュッとなるような酸味、煙くさい香り、そして味が爆発するように広がる刺激で、ウイスキー堪能である。通常のカリラを思うと、かなり派手目の味かもしれない。



飲みはこのくらいにしておいて、有楽町から浜松町、羽田空港へと移動。飛行機が飛ぶ約1時間前にゆとりを持って到着し、空港でこの記事を書くのであった。

後は千歳に飛んで、そこからJRで帰宅するのみである。久々に翌朝移動ではなく、深夜帰宅になるのだが、疲れ度合いはどちらが大変かなあ…。一泊すると飲み疲れもあるし、翌日は移動の直後からすぐさま仕事突入でもあるし、どちらがいいとも言えないなあ…。と、遊んでいるようにしか見えない出張帰りに、勝手な事を思う私であった。

東京出張(6) 久々老舗洋食店

2014年06月17日 18時16分50秒 | 食べ歩き
お仕事終了。

さて、今日は宿泊せずに帰宅するつもりなのだが、飛行機は遅めなので夕食をゆったりとる時間がある。ということで、銀座1丁目駅に移動。ここでまた変な人物に遭遇。何だか知らない人に絡んでいるようにも、身内の揉め事のようにも見えたのだが、念のためということで、駅員さんに「ちょっと揉めているみたいです」ということでお知らせしておいた。結果を見届けなかったのだが、無事に収まりがついているといいのだが・・・。

それはさておき、今日は昼食が早め、軽めだったので、腹が減った。居酒屋もいいのだが、随分久しぶりに銀座の洋食店「R」に行ってみることにした。



店に入り、2階窓側のテーブル席に着席。メニューを見て構成に悩みながら、まずはハイボールとローストチキン(メニューにはロースチキンとある)を注文することにした。結構腹は減っているのだが、揚げ物は重いし、2品食べたいので何となくボリューム控えめな感じのを選んでみたのだ。

ハイボールでのどを潤しているうちに、さほど時間がかからずローストチキン登場。思ったのとは様相が違い、小柄な鶏(若鶏? ひな鶏?)ながらチキン半身にパスタ、野菜添えが来てしまった。ちょっと予想外のボリュームながらも、食べてみると鶏の汁気は十分あり、皮の部分のうまみもあるし、スパイシーな味付けがいい。これ、こんな短時間でどうやって仕上げているのだろう。



もう一品どうしようかなあ・・・。付け合せにパスタがついていたが、それはそれとして初志貫徹でナポリタンを注文してみることにした。池波正太郎直伝(本を通しての直伝だが)の1品目を食べている途中で、2品目を注文する作戦だ。ついでに赤ワインも追加する。

ローストチキンの余韻を感じている間に、いいタイミングでナポリタンがやってきた。おっと、予想よりも縦に立体感があり、ボリュームがあるかもしれない。



早速食べてみると、かなり濃厚な味わいながら、ケチャップというよりはトマトの味わいが強い感じだ。具はハムとマッシュルームとグリンピースと玉葱かな? 最後にハムが余ってしまうくらいたっぷり入っている。途中でタバスコ、粉チーズの支援を受けつつ、結構腹いっぱいになって食べきった。

なかなか1人で2品は大変かも。2人で3品というのがベスト量かもしれないと思うのであったが、味そのものは古典的で実に申し分ない味。こういうのをゆったり食べる幸せというのはあるものだ。

東京出張(5) クラシック喫茶はいいかも

2014年06月17日 12時10分40秒 | 食べ歩き
展覧会を見終わって、有楽町方面へ戻る。ここで気持ちの悪い人に会う。歩道を歩いていて、互いに向かい合って接近した時に、人の前に手のひらを突き出して私を止め、建物の中に入っていってしまったのだ。瞬きはしてないし、無表情で、暑い中にいながら気味が悪くて、一瞬にして背筋に寒気が走ってしまった。

さて11時過ぎだが、ランチタイムに突入すると混雑が予想されるので、早めに昼食を食べてしまおう。ということで、交通会館の地下に行き、迷った挙句に喫茶店「R」へ。他にも洋食店、中華料理、とんかつ、定食屋さんがあったのだが、まだ準備中だったり、メンチカツ・しょうが焼き盛り合わせセットのように、実にボリューム自慢の店すぎたりしたのである。

そんな中、かなり年配の男性がフロアに何人もいる、クラシックな喫茶店は実に落ち着く。最初にアイスコーヒーを持ってきてもらい、一緒にサラダを食べる。



そしてメインはジャンバラヤ。なんとも珍しいメニューだ。私も札幌の今はなき喫茶店「声」で一度だけ食べたことがあるのだが、昔の喫茶店のちょっとした新メニューだったのだろうか。



味は磐石のスパイシーピラフ的味わい。少しのんびりして、落ち着ける店だった。惜しいのは、ミートソースはあるのにナポリタンがメニューにないところだなあ。



さあ、これで午前中は終了。会社に向かおう。

東京出張(4) やっぱりか!

2014年06月17日 11時37分48秒 | ART
7時前に起床。少々調子が悪いかも。朝食はスープパスタ(きのこクリーム)とおにぎり1つ。今日の東京も暑いだろうなあ。ということで、新聞を読んだりダラダラしながら、9時半にホテルをチェックアウト。おいおい、仕事は? ってかい? 実は午後からイベントがあるので、午前中はずる休み(いや、普通に前半休)なのだ。



ならば、三菱一号館美術館へ行き「ヴァロットン展」を見よう。何故この展覧会を見に行くことにしたかというと、ホテルから近く、会社へも移動しやすく、なおかつ入館券を持っていると思い込んでいたからである。



入館券は「東京駅周辺美術館共通券」というやつで、東京駅近くにある5つの美術館に1回ずつ行けるという優れもの(3000円で)を使おうと思っていたのだが、実は大きな勘違いで三菱の分は既に使っていたのである。このことに気がついたのは既に入口に並んだ時だった(券を出さなくて良かった。恥をかくところだった)。



残っているのは東京ステーションギャラリーと出光美術館なのだが、まさかここから移動するのも面倒くさい。現金で1600円(高い・・・)を支払って入場。さすがに火曜日の午前中とあって、観覧者は少ないのでゆっくり見ていこう。

「帽子を持つフェリックス・ヤシンスキ」:ヴァロットンのサインがレタリングのようなデザインなのだ。
「エミール・ゾラの装飾的肖像」:ビュッフェほどではないが、輪郭線を黒く、太く描いている。
「5人の画家」:ボナール、ヴュイヤール、コッテ、ルーセル、そしてヴァロットン本人。この辺の画家と交流があったようだ。

「トルコ風呂」:アングル風でもあるが、どこか人がバラバラな雰囲気はシャヴァンヌ的でもある。
「ワルツ」:人々の浮遊感と紫の色彩、女性の満ち足りた顔はムンクを思わせる。
「肘掛椅子に座る裸婦」:緑の壁、赤い椅子と床。壁と床の間には黒のラインが入っているが、壁と椅子は緑と赤がそのまま連続している。色彩画家という印象は強い。

「ボール」:赤いボールとそれを追いかけるように駆けだす少女。夏の印象的なワンカットだ。
「マッターホルン」:三菱一号館美術館では版画を多く所有しているようだったが、マンガ調のユーモラスな感じだ。
「ユングフラウ」:これも版画。雲のなびき方に浮世絵の感じがする。

「ロワール川岸の砂原」:形が写実そのものではなく、キュビスムの香りがする。
「夕食、ランプの光」:妻と義理の子供2人とテーブルを共にする自身の姿は、手前で真っ黒なシルエットとなっている。女性関係で複雑な心境にあったらしく、実に面白いのだ。
「ポーカー」:妻の家族がポーカーをしている図なのだが、手前に大きなテーブルがあり、かなりの距離感が感じられる。しかもそのテーブルは真上から見下ろしたような角度に描いてあり、こちらに向かう楯のようにも見えるのだ。

「フェリックス・ヴァロットンのアトリエにいるマックス・ロドリーグ=アンリーク」:これも義理の息子を描いたものなのだが、温かい視線を向けているように見える。
「チェッカーをする女性たち」:娼婦だろうか。裸で暇つぶしをする図である。画の形がかなりの横長で、縦方向への圧迫感が感じられる。
「オウムと女性」:マネのオランピアを思わせる構図だ。黒猫ではなく、緑のオウムがポイントか。

「眠り」:赤の寝椅子とクッション、青の毛布、緑色の壁の中に裸体の女性がいる。無理やりの色彩は彼の特徴の一つだろう。
「秋」:正面を向いて睨みつけるかのような女性、口には緑のスカーフをくわえ、背景は赤のグラデーションになっている。どちらかと言うと「紅蓮の炎」とか「不動明王」という感じ。
「正面から見た浴女、灰色の背景」:灰色のせいか、冷たくエロさのない絵画。普通の風呂ではなく、水風呂に見えてくる。

「引き裂かれるオルフェウス」:女性6人に八つ裂きにされるオルフェウス。憎しみをあらわにしていない女性たちの顔は、進撃の巨人的怖さがある。
「グリュエリの森とムリソン峡谷」:第一次世界大戦の戦場となり、木が焼き払われた所。戦争に対する批判的な作品が何点かあった。

彼の作品以外にはモーリス・ドニ「純潔な春」という巨大作品や、三菱コレクションの景徳鎮窯の良い色彩の陶器が10点ほど展示されていた。また、彼は浮世絵に興味があったようで、かつて所蔵していた歌麿2点、国貞2点が途中に展示されていた。

ヴァロットンはテクニシャンという訳でも、独自の画風を切り開いた訳でもなさそうだが、大胆な色彩感と精神的なものがダイレクトに出てしまう作品が妙に気になる人なのであった。

中庭のアギュスタン・カルデナス「拡散する水」。


東京出張(3) 本家本元

2014年06月16日 22時22分51秒 | 飲み歩き・東京
18時までしばし散歩で時間調整をして、恒例の「FS」へ行こう。

日本全県のホステスさんがいるということで有名な店。北海道出身の人も10人いる。



と思ったら、そうなんだよ。先週末は日本カクテルコンテストなんだよね。そのためもあって、「FS」は本日お休み。さて、どうしようか(このお店でいつもお世話になっているYさんが、全国バーテンダー技能競技大会で総合優勝とか。おめでとう!!)

よし、ホテルから近いこともあるし、久しぶりに「S」に行こう。こっちはカクテルコンテストで休みじゃないよね・・・、と思ったら、幸いなことに開いていた。久しぶりの階段を下りて、先客一人の店へ。



最初はのどが渇いて炭酸系のロングカクテルを注文。私の好みどおりに、ジンジャービアを使ったモスコミュールが登場。これで渇いたのどを潤す。私の覚えているバーテンダー氏は1人だけだったが(店主はバーテンダー大会で忙しいと思う)、相手も覚えていてくれたので、助かった。

2杯目はそろそろ好みを全開して、アクアビットベースのショートカクテルにリキュールをプラスでとお願いしたところ、アクアビットとシャルトリューズVEPのカクテルが登場。シェークのおかげで飲みやすいが、アルコール度数は相当なものになるだろう。

3杯目はカルヴァドスベースでとお願いしたところ、待ってましたの官能的カクテル。カルヴァドスは2種使っていたので、香りが非常に良いとともに実に大人味に仕上がったカクテルがやってきた。

これはまさしく私好み。普段、札幌で飲んでいるのだが、実はこのカクテルの本家本元はこの店なのである。申し分のない味を堪能して、結構酔っ払ってきたのでホテルに戻ることにしよう。途中のコンビニで夜食と朝食を購入。ホテルに帰って持ってきたパソコンで今日の出来事を書き、風呂に入ってくつろぐ。

 

「酒場放浪記」を見て、早目に就寝。


東京出張(2) モヤモヤ

2014年06月16日 18時19分45秒 | 飲み歩き・東京
会議終了後、バスで銀座へ移動。まずはホテル・モントレー・ラ・スールにチェックインし、クーラーで涼む。ふー、疲れた。

銀座、有楽町界隈を散歩の後、居酒屋「M」へ。最初の客になってしまい、カウンターではなくテーブルへ着席。この暑さだ、まずはビールを注文し、鯵叩きをいただくことにしよう。

 

鯵はネギ、わさび別添えなので、適宜混ぜ合わせながら食べるとなかなかの美味しさだ。昼食が肉だったので、ここは魚尽くしか、ということで、いわし煮を追加する。大葉を散らしているので、あっさりした味がいい。



続いて酎ハイを注文し、モツ煮を追加する。モツ煮は野菜の煮込まれ味は良かったが、モツ自体の味はそうでもなかったかな。まずはここで勘定だ。



実のところ、フロア担当のオジサンはいい感じで仕事をこなしているのだが、板前さんが最初の注文の時に、「ダルいなあ」って感じのイヤな顔をしたのである。週の最初だからだったのか、ちまちま注文したのが良くなかったのか分からないが、ちょっと疑問を感じるのであった。