散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

市電でほぼ一周

2019年05月21日 19時24分43秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
今日は仕事のため、札幌市電の西4丁目から西線14条へと移動。幸い天気も良く、電車を降りた後、数分歩くのだが気持ちがいい。

仕事終了後、西線14条に戻る。冬にしかこの通りに来たことが無かったので気が付かなかったが、昭和天皇が皇太子時代(何と大正11年)に真駒内で種をまいた落葉松(カラマツ)の木があった(苗を移植したらしい)。



それから「忠犬ポチ」の像もあった。これはかなり新しいものかもしれない。



西線14条からすすきのに行こうと内回りの電車に乗る。よく考えると、外回り(来た時と逆回り)の方が早く着くのかもしれないが、何となくすすきのに向かうとなるとこちらに乗ってしまった。西4丁目から狸小路、そしてすすきのまでの区間は電車の進行が非常に遅いような気もするから、まあいいか。

店の場所の関係から資生館小学校前(西創成)という訳の分からない停留所で降り、すすきののバー「N」へ。1杯目はガツンとサウダージでスタート。



2杯目はテキーラ+MISTIA+抹茶リキュール+ライムのカクテル。爽やかなのだが、ちょっとひねくれた味もするカクテル。これは私好みだ。



ここで養命酒製造が出している「香の森」というジンを味見させていただいた。



おお、ジュニパーベリー(ジンの香りの主要素)の味はもちろんするのだが、木の香りが非常に強い。レシピを見ると、クロモジが多く使われている。これは、もともと楊枝の材料として使われる、香りの良い木なのである。



そして最後にカリラ14年。これは店で樽に入れているので、樽熟と呼んで良いかどうか分からないが、しっかりした美味いウイスキーに間違いない。これを飲んだところで、ちょっと酔ってきましたかね。



記事を書いている今になって思いだしたが、この店の、今年の周年記念の日(18周年だっけ?)に伺うのをすっかり忘れていた。行けないのではなく、全く思い出さなかったのである。去年は忘れていながら偶然店に伺ったようだが、記憶の衰えに、まったくもう何だろうねという感じだ。

展示の顛末

2019年05月20日 19時02分16秒 | ART
仕事を終えて、コーヒーを飲む。



突然、「そういえばあの問題は解決したんだっけ?」と思い、さっぽろ創世スクエアへと向かう。

通路の途中の画面にWindowsのメッセージが出ている。こういうのって、ちゃんとしたシステム業者さんが入ってやっているのかな?



そしても問題のさっぽろ創世スクエアにある国松希根太氏「HORIZON」。一時期、この作品の手前にボードを出し、ライラックまつりの案内を出すという普通では考えにくい事態になっていたのだが、元通りに復旧したようである。



後で見ると、さっぽろ創世スクエア管理組合からこんなメッセージが出ていた。

「ギャラリーの運用方法について」

時系列的な情報については、北海道美術ネットさんの記事が一番詳しいように思う。

非常にモヤモヤするが、一旦はあるべき姿に戻ったと言える。しかしながら、元々さっぽろ創世スクエア管理組合では「適時に展示等の場として使用する」つもりであったそうなので、この先どうなるのかは気になるところである。

カレーでゆっくり

2019年05月19日 13時14分35秒 | 食べ歩き
本日は久々に琴似のカレー店「MD」へ。前回、思った以上の混雑で断念したが、今回は何とか入店。それでも、以前に比べると明らかに客足が伸びているように思える。

今日はセットの中から、一番オーソドックスなチキンカレーセットを注文。辛さは4(辛口)にしてみた。



セットの見た感じはマトンや野菜とほぼ同じである。カレー部分を拡大するが、中央にあるのがチキンカレー。



さて食べて行こう。右側のダルカレーはどのセットにもついてくるもので、オーソドックスな味である。チキンカレーもこれに近い味だと思っていたが、中に入っている鶏肉には焼鳥でいうネックのような部分もあるし、思ったよりも旨味が濃厚だった。これくらい、ダルカレーと差があるのは良いことだ。

最初はナンでそれぞれカレーを食べ、途中からライスにカレーを混ぜ合わせて食べる。合間にインド風サラダ、デザートとして最後にヨーグルトを食べた。ちょっとだけ冷たいデザートでも追加したくなったが、金を使うだけが能ではないと、この位にしておく。

この後、図書館に立ち寄ってから帰宅。今日は暖かいというよりも、暑いといって良い。

20190518最近読んだ本

2019年05月18日 23時41分14秒 | 読書
■「戦後最大の偽書事件「東日流外三郡誌」」斉藤光政
ドキュメンタリー調であるため、内容がスッと頭に入って来た。しかしなぜこの「偽史」が、世の中にこれほど広まったのか? 東北人のコンプレックスに根差すものという話もあるが、なかなかその場にいないものには分からない。

■「パレードの明暗」石持浅海
その謎解きは本当かどうか確かめられるものではないのだが、小さな引っ掛かりを起点に裏の裏を行く推理が見どころ。満足すべき短編集である。

■「ナイトフライヤー」ジョージ・R・R・マーティン
少々、オカルトやホラーに流れたところもあるが、堂々たる傑作。先を読ませる力、そう来ちゃったかというやりすぎ気味の結末、素晴らしいものがある。

■「とっても不幸な幸運」畠中恵
最近、飲食系マンガはもう何でもありだが、小説界でも非常に増えてきた。

■「午前4時の白パン」木村いこ

■「不倫。ダメ、絶対!」カラスヤサトシ
この方、コミュニケーションが不得手なところがあるので、不倫はできない人だからと思いつつ、自分の心理の客観分析が面白い。

以下、図書館の2冊。
■「明日は昨日の風が吹く」橋本治
まさに10年後、現在のどうしようもない政治状況を言い当てているといって良い。

■「ディア・ドロップ・プラネット」玉岡かおる

20190518ギャラリー巡り

2019年05月18日 16時55分27秒 | ART
本日は創→道新→グランドホテル→大通→富士フイルム→らいらっく→三越→スカイホール→さいとう→北区民センター→エッセ→大丸→紀伊国屋→SCARTSの14か所。

■札幌グランドホテル東館クリスタルホール「第55回チャリティーいけばな展2019」。男性は私以外に2人しかいなかった。しかも単独の男性は私一人である。肩身の狭さを楽しむ。

■三越催事場「卒寿記念 人間国宝井上萬二展」。非常にすっきりとした白磁、青白磁の作品展。

■北区民センター「世界に一冊だけの本・展 in さっぽろ」。実は生れて始めて北区民センターに来たように思う。こういう自作本は興味があるテーマかどうかで、全く評価が変わってしまうが、亘信夫「世界一周記」は1972年のご本人による世界旅行記は興味深く読めた。1ドル=308円時代、何しろ沖縄が返還された時代の世界旅行話である。もちろんインターネットも無いのだよ。



■大丸美術画廊「野原邦彦空想スイマー」。ふわふわした雲の中を背泳ぎするスイマーをカラフルな木彫で作っている。なかなか他では見たことの内容な印象的な作品。恵庭市出身で広島市立大学芸術学部に進んだ人。

最後に、帰るには遠回りとなったが、さっぽろ創世スクエアに行ってみた。そうすると、噂の国松希根太「HORIZON」はお知らせ看板のために隠された状態のままであった(5月18日16:54現在)。



私なんぞは各地に旅行や仕事で行った場合、なるべく街にあるアート作品を探すのが趣味なのである。これは確かさっぽろ創世スクエアにあるアート作品を紹介したパンフレットにも載っているはずなのだが、それをこんなお知らせのために隠すのか…。あまりにもお話にならない取り扱いというしかないだろう。

国松作品はエレベーターホールの所にもあり(一般人侵入禁止)、谷口顕一郎の作品と共に、この建物のイメージを表す代表的なアート作品なのだと思っていた。早急に元の状態に復帰させてほしいものだと思う。そして、このようなことが今後無いようにしてほしいものである。

20190519追記
さっぽろ創世スクエアのサイトを見たら、こんなことが書いてあった。

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ギャラリーでの展示 さっぽろライラックまつり 2019.05.15(水)

さっぽろ創世スクエア1Fパサージュのギャラリーで
「さっぽろライラックまつり」のポスター、写真を展示しています。
展示は5月26日(日)までです。
http://www.sapporo-sosei-square.jp/topics/190515.html
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自ら「さっぽろ創世スクエアのアート作品紹介」の中で、「刻々と変化する自然の色彩と、その中に浮かび上がる大地と空の境界をとらえ、木板に描いた作品です。どこまでも広がる抽象風景は、水面や湿原の空気感、雪の質感など、道内の人々には覚えのある記憶を呼び覚ますきっかけを与え、道外からの来訪者にとって新しい体験と知への刺激となるでしょう。」と紹介している国松作品を、ライラックまつりのイベント告知のために、意識的に見えなくしているんだ…。

最悪のケースでもアートに関係ない部署の人が「いや、あそこは覆いをかけられるので、告知スペースに使えると思って」といったことかと思っていたのだが、道内外の人への札幌市・札幌の人びとからのメッセージであるはずの作品を、わざわざ12日間も見せないという選択を、故意にやっているんだ。これは参った驚いた。どうしていいのか分からない。

平和の地

2019年05月18日 15時00分10秒 | 食べ歩き
ギャラリー巡りの流れで、北24条へ。

この週末は札幌でとても人の集まるコンサートがある。これがあると飛行機やホテルの予約は極端に難しくなり(実際、仕事で困るケースがある)、街中を歩いていても、キャリーバッグを引く、普段札幌では見かけないタイプの観光客がグッと増える。

観光客が増えるのは決して悪いことではないのだろうが、正直な所、内心でだけだが「邪魔だよな」とは思う。特に集団でたむろするケースや、地下鉄車両の中で、大きな荷物を持ち、さらに周りが見えてないというのは辛い(観光客が周りが見えないというのは、分からなくはない。しかし…)。

もう何を書いているのか良くわからないが、北24条に来て地上に上がった瞬間にこの悩みは消える。観光客らしい人は一切いないのだ。私はかつて北25条西4丁目に住んでいたので、この辺のことをそこそこ知っているわけだが、確かに観光で行くようなところが一切ないもんね。

北海道大学も北24条まであるといえばあるが、ここから行くべきところはない。美香保公園も札幌飛行場跡も観光地というものではない。また、並んででも食べなければという有名な飲食店もない。

さて、随分な言い方をしてしまったが、北区民センターに立ち寄った後、札幌サンプラザにあるレストラン「A」へ。店内に入ると、公共施設に併設された、昔ながらのレストランという感じ。どこから湧いてきたのか分からない、高い年齢層、または家族連れが結構いる。

私も4人掛けの席に通され、メニューを眺める。早めとはいえ、回転寿司に行っているので、デザートだな。今日はそこそこ暑かったので、冷たいものがいい。検討した結果、アイスクリームとコーヒーという組み合わせになった。



味の話は置いといて(しごく普通)、いやー、落ち着くね。喫茶店には長居できない私だが、1時間ちかく余裕で滞在していたような気がする。先の予定が無ければ、まだまだ時間を過ごせたに違いない。

惜しまれるのは、食事+コーヒーだとコーヒーは200円引き、食事+アイスクリームだとアイスクリームは100円引きなのだが、この二つの組み合わせではどちらも適用されないということである(サイドメニュー同士だから?)。ケーキセットは割安なのに、ちょっとずるいよな。お店の人に交渉してみるべきだったかもしれない(←クレーマー候補)。

そこんところだけ、上手く考えてくれたら、きっとまた行くから。



おまけで、北24条界隈の写真。あれ、この店、北25条店ってここにあったんだ。初めて知ったような気がする。



美唄焼鳥の雄「T」が北24条にもあるんだ。ここはちょっと来てみたいかも。


今日は病院の日

2019年05月18日 10時55分05秒 | 食べ歩き
まずまずの体調で起床。先日、風邪(喉頭炎?)で病院に行ったばかりなのだが、それはそれとして定期的な通院をしなくてはならない。8時前に出発するが、上着無しでも何とか大丈夫なくらいに気温が上がっている。



私の通勤路にある花壇もカラフルだ(写真ではそうでもないが、目で見るともっとカラフル)。



受付開始の8時半はちょっと過ぎて病院についたが、今日はなぜか待っている人が少ない。検体の採取をして、検査結果を待って問診までスムーズに流れて、10時頃には終了。この後、薬をもらうのには多少時間がかかるが(半錠という処方があるため、手が掛かっているのだと思う)、さほど待つことなくこちらも終わった。

さて、10時半となると、なかなか開店している店は少ない。イタリアンの「SZ」は昨日行ったし(しかも不完全燃焼)、すすきのでも行くかということで、地下鉄に乗りすすきの駅へ。中華料理で一杯とも思ったが、今日はその横にある回転寿しの店「U」に引き込まれる。

さすがにまだ客も少なく、席には余裕がある。以前来た時、客の席をかためるというあまり感心しないオペレーションにあったが、どうやら今は間をなるべく開けて座らせてくれるようだ。これは実にありがたい。

早速、白鶴純米(冷)を頼み、メニューを眺める。



まずはオーソドックスにしめ鯖だな。かなり握りは柔らかく、不覚にも箸で持とうとした1個目は崩してしまった。その後は慎重に食べる。



続いてとびっこ。これで昨日からの空腹感を一旦なだめる。少し落ち着いたよ。



ちょっとつまみ的なものをということで、出汁巻き(熱)を食べる。そのまま食べてももちろん味がついているし、わさびを少量乗せたり、ほんの少し醤油に付けたりすると、それはそれで酒に合う。



次は食べる種類を増やせる3点盛り、美白三昧(←何という名前か)を注文。平目、かんぱち、まこちぶりの3品である。まこちぶりは鯒? 鰤? と思ったら、真東風ぶりという養殖ブランド銘柄らしい。いずれも身がしっかりしており、これは今日一の皿であった。



比較的出来立ての小肌。1個だけお義理でレーンから取って見る。



今日のお勧めなのでおおっと思って食べたら、ちょっと乾燥が強めかなと思う釜揚げしらす。



客が少しづつ増えだし、近くに周りの事は一切目に入らないタイプの観光客2人組が来たので、潮時だ。最後にかんぴょう巻で締める。



酒ももう少し飲んでも良いと思ってたら、昼から冷酒1合はなかなか効くみたいだ。最近の日本酒は本当に1合で出る所は少ないような気もするからね。



地下鉄駅の方に歩くと、こちらも早い時間からやっている飲み屋で、ちょい飲みセットができていた。これは行ってみる価値があるかも知れない。


蒸留酒はいーんです

2019年05月17日 22時11分35秒 | 飲み歩き・琴似界隈
病院で検査をする前日に何をやっているのかと思われるかもしれないが、私の経験では遅い時間に何か食べると検査にてきめんに出るが、酒、中でも蒸留酒はほとんど影響がない。

ということで、琴似のバー「D」へ。今月も目くるめくメニューの中から、1杯目はヘブンヒル8年シングルバレル(ウイスキーブローカー)。これはもうとにかく高品質のバーボンという感じ。洗練され過ぎていて、「そちらさんは本当にバーボンさんですか?」と聞きたくなるくらいだ。しかしながら、アルコール度数が53.2度と高いので、もの足りなさは全くない。



2杯目はサントリー季(とき、と読むそうだ)。日本未発売で逆輸入もののウイスキー。サントリーの3か所の蒸留所の原酒が使われているそうだ。純度の高いバーボンを飲んだ後にこれを飲んだ印象は「出汁?」という感じがした。貶しているわけではなく、非常に個性的な味ということだ。段々慣れてくるうちに普通のウイスキーに感じられてきたが、これがジャパニーズウイスキーの特徴なのかもしれない。



3杯目は満を持してのレダイグ19年バーボンホグスヘッド(ケイデンヘッド)。これは私の大好物、期待通りの味だ。



と、大体酒量としてはこれで良かったのだが、今日は店に来た時に知人がおり、私の社交スイッチも珍しく入ったため、もう1杯だ。ということで、最後にアラン・ザボシーバッチ4を飲む。レダイグの後ではどうかと思ったが、かなり甘みが強いため、ちょうど良かったかも。



私には珍しくずっと話をして、たまにはこういうのも良いんじゃなかろうか。しかし意外と遅い時間になってしまい、明日もあるしと帰る。

本当にこれで検査結果への悪影響はないんだよね!

復活?

2019年05月17日 20時03分05秒 | 飲み歩き・琴似界隈
やや私の体調も復活しただろうか。今日はまず夕食を食べに琴似の「SZ」へ。会社でダラダラして、さらに本屋さんに立ち寄った所、意外と時間が無くなったので、手っ取り早く済ませて行こう。

まずはマイカのマリネと赤ワイン。酒も3日ぶりに解禁。



季節限定のアスパラガスのオーブン焼き。アスパラは4本くらい入っているかな。細目なのでどうかと思ったが、意外と水分もあり味はしっかりしている。途中卵を崩し、粉チーズも追加して食べる。



続いてピザでもと注文したのだが、相当に来ない。店全体が大混雑になっていたし、隣のテーブルの同時に注文したものも来ていなかったのでやむを得ないと思っていたのだが、それにしても来ない。客が少し減ってきたので、確認したところ、注文が通っていなかったようだった…。

待っている間にさっき食べたもので血糖値が上がり、なおかつ明日は病院で検査があるため、これ以降にはものを食べたくない時間に突入しかけていたので、「注文が通っていないなら勘定してください」と言い、金を払って店をでる。

このせいで、記事を書いている今、猛烈に腹が減っているのだよなあ、と思う。

20190515最近読んだ本

2019年05月15日 15時36分00秒 | 読書
■「ラブノーマル白書」みうらじゅん

■「消えゆく横丁」藤木TDC、他
札幌でいうと、二条飲食街、ひょうたん横丁(片側は数年前に無くなっている)くらいか。

■「日本の偽書」藤原明

■「O.tone Vol.127」
パスタ特集。

以下、図書館の4冊。
■「資本主義の終焉と歴史の危機」水野和夫
ゼロ金利政策や、資本主義そのものが持つ問題点を歴史に照らして解説。

■「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」石井好子
昭和38年初刷の本でありながら、エスカルゴ、ニョッキ、生ハムメロン、パエリアなどを伝えるという、恐るべき深みのある本。歴史を楽しもう。

■「見えない誰かと」瀬尾まいこ
こんなに特定できる形で身近な人をエッセイに登場させるということが、理解できない。

■「鳥と雲と薬草袋」梨木香歩

新年度飲み会から、転落

2019年05月14日 21時39分43秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
月曜日辺りから微妙な兆候はあったのだ。

火曜日は偉い人が来札しての会議&飲み会。1軒終了したところで、社交スイッチが切れて、一人すすきのへ。無事にバー「N」の席に着く。1杯目も基本に立ち返り、アクアビットモスコミュール。



2杯目はティオペペ+ベルモット+チナール+抹茶リキュールのカクテル。シェリーとベルモットが2重にブドウの味を出してきて、意外とフレッシュな感じ。それを最後にチナールの苦みが締めくくる感じで、抹茶は弱いかも。



抹茶は自分より苦いリキュールには弱いな。この辺で急に飲めない感じがしてきて帰宅。

(この時点では原因不明だが)夜中、予想以上に酒が回り、苦しむ。どうしたのか。

考えもの

2019年05月12日 14時26分57秒 | 食べ歩き
今日は昼少し前から出かけて、まずは新古書店へ。そこから、琴似の本通りに出来たなーと思っていた、ブラジル料理の「P」へ。中に入ってみるとバル仕様の席で、カウンター席と壁についた小さなテーブル席(2名用)、奥に4名用の席が一つだけある。

先客はおらず、カウンター席に座り、メニューを眺める。うーむ、日曜日はランチメニューがなさそうなので、単品注文か…。ちょっと高くつきそうだと思いつつ、ランプ&旨味牛のハーフ&ハーフというのを頼み、それにご飯、味噌汁、サラダのセットをつけた。

まずはサラダから。まあ、これはごく普通のサラダだろう。



これを食べているうちに、レア目に仕上がったランプ&旨味牛がやって来た。鉄板がジュウジュウと音を出す状態で、脂が少しはねる。とりあえず一番手前のランプ(写真でいうと左半分)をカットして食べて見る。こちらは赤身でさっぱりした味だが、筋もなく非常に食べやすい。



ここでソースを投入するかということで、和風おろしソースを全体を冷やさないように1/3ほどかける。すると鉄板がまだ熱かったためにソースが沸き上がり、また汁が飛ぶではないか。

それが収まるまで、しばし待ってからあらためて食べよう。右半分を占める旨味牛の方は、焼く前の肉が見えたが、脂身が全体に入っている感じ。かなり柔らかくて、対照的な部位が食べられる、このハーフ&ハーフは良い仕組みだと思った。後半は脂に飽きてきたのと、端っこの方には若干の筋があったのだが、まあ、これはやむを得ないところか。

問題は食べづらさである。まずバーカウンターのようなところで食べているため、スペースが狭い。ご飯とステーキを手の届くところに置くと、味噌汁とサラダは手の出にくい横か、奥の方に置くしかないのだ。また椅子とテーブルの高さが中途半端で、ナイフとフォークを使うのに一苦労である。やっぱりこのカウンター、つまみと酒を置くバル向けだよね。

あまりのことに箸をつい落としてしまい、交換してもらう。この時の店員さんの対応はすこぶる良いのだが、そもそもテーブルに問題が、という感じである(バタバタしたためご飯と味噌汁の写った写真も無し)。

食事はなかなか美味かったが、相当落ち着かない店だった。これは考えものだ。



この後、床屋さんで髪を切り、図書館に立ち寄ってから帰宅。風が無ければまあまあ暖かいが、風が出たり日陰にいるとひんやりする一日であった。もう数度くらい気温が上がると、札幌の一番いい季節だ。


20190511ギャラリー巡り

2019年05月11日 16時29分07秒 | ART
本日は法邑→文学館→三越→スカイホール→SONY→富士フイルム→大丸→ミヤシタの8か所。今一つ気力が出なかった。

素晴らしい好天だが、ひんやりする中スタート。



■茶廊法邑「2019北の視点ー写真展〜時」。色々な団体の会員が出品しているため、物量も多く、バリエーションも豊富な写真展。

■北海道文学館「よみがえれ! とこしえの加清純子」。やはり絵画作品が気になる。
「舞台(踊る少女)」:岡本太郎のキャラクターを思わせる、カラフルでとんがった手足の人体。3人位が絡み合っているようにも見える。
「同類項」:晩年(といっても19歳だっけ?)のグレーを中心にした暗い作品。同じような仮面がいくつも並べられ、閉塞感がある。
「瞬間」:電灯に両手を伸ばす女性だろうか。緑の色の帯が目につく、色彩に関して挑戦的な作品。
「衝撃(行進)」:赤の色彩が目立つ抽象作品。不定形に変容した人物が行進しているようにも見える。

保存状態もあり、天才だ! と評価するほどではないが、十代の作家の作品と思えば褒めて良いのかもしれない。彼女の書いた小説については、あらすじと部分的にパネルになっているのを読んだが、私は何せ「お文学」が好きじゃないものですから。まあ、あれですね。

当時の札幌をしのばせる資料があり、「天才を夢見る者たちのたまり場」(若い芸術家(志望)がたむろしていた喫茶店、酒場)として「セコンド」「どるちぇ」「小春」「長正」などが挙げられていた。私が札幌に出てくる35年くらい前の話だから、もう一つピンとこない。パンフレットの広告として「ミレット」「山福本店」「西林」のものがあり、「山福」などはぎりぎり行ったことがあるため、これには懐かしさも感じられた。

周辺の作家として大野五郎が加清純子を描いた「ジュン」という肖像画があったが、これを見る限りまことに愛らしい少女である。しかしながら、今展覧会ではほとんど触れられていないが、「いろいろあった」ようなので、周りの大人は責められてしかるべきと思う。

同級生との交流は「札南だなあ~」という感じがして、クソ田舎の高校出身の私としてはあまり共感するところが無い。



相変わらず天気は良い。日向を急ぎ歩くと汗ばむが、日陰に入るとその汗がひんやりとする。



西18丁目駅で降り、ギャラリーミヤシタへと向かう。その途中、「Y」食堂の建物を確認。まだ建物は残っていたが、いずれ取り壊されるのだろう。環状通東駅でも思ったが、あちこち、古い建物が無くなっていくのが目につくように思う。





■ギャラリーミヤシタ「井上まさじ展」。独特の作品に定評のある作家だが、前回の印象よりさらに作品が高度化したように感じられる。まずは簡単に「何色」と片付けられないような、微妙な色彩だ。その色彩で自然の手が入ったような形状(例えば細胞、地質、化石を思わせる)を描き出しているため、つい見入ってしまう。

今回、朝焼けの空のような色彩の作品があったが、それは塗りが薄いのか表面の仕上がりが他の作品と違った感じになっている。同傾向の作品を作り続けているようでありながら、いろいろ変化している作家である。

ミヤシタを出たところの通りでは、桜がにぎやかに咲いていた。とは言っても、もう名残りの桜なのだろう。


休憩しつつ一杯

2019年05月11日 16時03分45秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
昼のスパゲッティが意外と重量感を示しているが、何かちょっと飲み物くらいは入れて行きたい。札幌駅にやってきて、アイリッシュパブの「O」へ。谷間の時間帯とあって、カウンター席には誰もいない。

前回、ギネスを飲んだので、今回はキルケニーをハーフパイントで注文。ゆっくり飲むビールである。



2杯目はなるべく普段飲まないものをということで、グレンキンチー12年を注文。



んー、タリスカーの方が良かったかな、自分の好みから考えると。

最初は空いていたカウンター席だが、途中、妙に声の大きな常連が来る。何なんだよ、と思ったが後で顔を見ると話し方が若作りなのに対して、結構なご高齢の様子。これは耳が遠いのかもしれんな(←こういうご老人を責める発言はいずれわが身に降りかかってくるんだよなあ、と思いつつ)。



ワンコインデーに引き込まれる

2019年05月11日 12時20分30秒 | 食べ歩き
久しぶりに茶廊法邑へ行った(経営形態が変わりギャラリー中心になったが、まだ飲み物は出しているようなので、茶廊と書いて良いだろう)。環状通東駅からおそらく最短距離である道を通っていくが、途中の古い住宅がマンションに建て替わっているようだ。

そういえば、あの辺の飲食店はまだやっているのかなと思い、少し遠回りになる道で戻ろうとすると、途中にある法国寺が大幅改修中であった。



そして次の交差点に来ると、私が心配していた「G」はやっているようである(3年半ぶりの訪問)。但し壁を塗り替えたのかな?



実は隣の蕎麦屋さんと、すぐ近くの回転寿司屋さんも気になり迷ったのだが、店頭に出ていた「ワンコインデー」の案内に誘われて店に入った。先客は1名で、私は小さな2人掛けテーブルに座ろうとしたのだが、元気なママさんが「こっち座りなさい」と4人掛けテーブルを指す。

今日のメニューは少しボリュームが小さめのカレー、ピラフ、各種スパゲッティ、焼そばなどがワンコイン(税込み500円)で、通常メニューも100円引きなのである。あまり量が少なくてもな、と思ったが、「結構ある」とのことなので、ワンコインのカレースパを注文。

最初にスープが来て、続いてカレースパがやって来た。量的にはそれなりにあると思うが、カレーがちょっと少ないかも。と思っていたら「言ってくれたら、カレーを足すから」ということなので、まずは食べて行こう。



細麺に家庭的なカレーの味だ。後で聞くと「自家製カレー」だということらしい。辛さは万人向けだが物足りなくはない。途中で「カレーかけるかい?」と声をかけられ、確かに少し量が心もとなかったので、追加してもらうことにした。

という感じで、カレーも十分に足りて食事を終えた。ちょいちょい声をかけてくれるママさんの感じと、大量にあるマンガ・雑誌が憩いの場を形成しているように思う(メニューも種類が多くて魅力的)。本棚で見えなかったのだが、勘定をしようと立ち上がると「食事の方、コーヒー100円」という掲示があり、これだったらコーヒーも飲めば良かったかなと思う。