水族館のサンゴ礁を模した水槽のように、色鮮やかな魚が泳ぐ様子は見ていてとても美しいもの。ただし、このきらびやかな光景を家庭向けの、幅60cmとか、90cm水槽で再現するのは、難しい場合があります。
一般にアクアリウムの世界ではよく知られているのがハタタテハゼ。ビギナー向けの魚ですがある意味難しい魚なのです。
ハタタテハゼは意外にも混泳に気を使う魚です。同じようなおとなしい魚とはたまに争うことがありますし、気が強い魚とはいっしょに飼育することはできません。また、同属の魚同士では争うこともあります。
ハタタテハゼとアケボノハゼでは、混泳自体は可能です。ただ、両者の中ではアケボノハゼが気が強いといわれます。我が家ではハタタテハゼを飼育していましたが、それにアケボノハゼを追加しましたところ、最初は互いに意識していたものの、その後お互いに無視するようになりました。
その後ハタタテハゼが死亡してしまい、3月にハタタテハゼを再度追加しました。アケボノハゼは水槽の底の砂地付近で最も強い存在となり、新しく追加しましたハタタテハゼは隅のほうに追いやられてしまった感がします。
ハタタテハゼは同属同士では争ったり、競り合ったりしていますが、同じクロユリハゼ科ではあるが別種のオグロクロユリハゼについては全く無視している感じです。形が違いすぎているからでしょうか。