昨日までは飼育している魚やサンゴの話が続いたので、今日は以前入手した魚のお話でも。スズキ目・フエフキダイ科・フエフキダイ属のアミフエフキ。
アミフエフキはインドー中央太平洋(スリランカからマーシャル諸島、フィジーまで)に生息し、日本においても琉球列島のサンゴ礁域に生息している。胸鰭の内側に鱗がなく、ヨコシマフエフキなどと近いグループである。
アミフエフキの特徴の一つがこの模様である。この黒い模様が体側にあることにより、これがないミンサーフエフキと見分けることができる。ほかにも吻の形状などがミンサーフエフキと異なっているので、複数の特徴から見分けるのがよいだろう。またイトフエフキにも似ているが、背鰭棘が長くないので見分けることができる。書籍「沖縄さかな図鑑」によれば「小型種のため利用価値は低い」とされているが、それでも煮つけにすると美味である。
今回はTwitterフレンズの「どぅハタ」さんからのいただきもの。いつも、ありがとうございます。