日本には魚類を扱う低品質サイトが「暮ら〇~の」など多数あるが、海外の低品質サイトもすさまじいほどにたくさんある。
海外系のサイトは日本では見る機会が少ないかと思われた。しかし最近は商業系サイトの下部に「レコメンドウィジェット広告」と呼ばれる広告が表示されることがあり、この中で海外系のサイトが表示されることがある。このような海外系のサイトでは、一見クリックしたくなる写真や、興味をそそるような文字を組み合わせて、クリックしたら「次へ」を何十回もクリックしないと結末へたどり着けないような仕掛けがされていることがある。「P〇stfun」などのサイトである。これらのサイトは日本のそれよりも明らかに金儲けに特化している。何回もクリックさせ、結果的に滞在時間を長引かせようという試みであるが、大半は飽きられるし、そもそもまだ見るにたえるようなサイトであればまだしも、怪しげな情報を、ページを分割しながらまき散らすゴミの塊でしかない。いっときこのような「次へ」をつなげて一つのページにしようとしている「ワンページマン」という人物がもてはやされた。ありがたいところだが、これも俯瞰してみると、ただのごみをつなぎ合わせただけのものである。彼がひとつにまとめた「地球上でもっとも危険な生物とは?」という記事をみて、ああ、やはりゴミの塊なんだなあ、と思わせた。
ほかにもKu〇ezなどもひどい。このサイトは分割はされていないものの、分割されていないだけでゴミはゴミ。さらにこの会社はいくつもサイトを持っているが、どれもまともな内容のものがないよう。中国系?低品質サイトは「Omosra」などがあるが、これも分割されたもので品質が極めて低いゴミの塊。ほかにも「Mairaku」やら「Dazzllin」「Iconike」など運営元が全く同じゴミサイトが多数ある。
●いちサイトの中身
このなかで「Omosra」の中にある「世界の危険な生物」の紹介ページを見てみた。あまりにも内容がひどすぎるため、食事中や飲み物を飲んで見るのはおすすめしない。私は飲んでいた紅茶が変なところに入ってしまい危ないところであった。一応リンクは貼っておいたので、中身を見て判断してほしいと思うが、正直、とても見るに堪える内容のものではない。しかし、この手のサイトはしばしばOutbrainやpopinなどへとリンクが貼られている。こんなフェイクサイトへの誘導を行う業者はつぶれるべきである。
●日本語がある海外低品質サイトも
海外の低品質サイトの中には日本語を用意しているところがあるが、日本語の記事はおおむね少ない。だが日本語の記事を置くことにより、そのサイトに日本語版があるように錯覚を起こさせる効果がある。もっとも、日本語があるといっても、日本語で書かれた優良なサイトは多数あるし、私が糾弾している国内低品質サイトもまだ海外の低品質サイトよりはマシである。そして何よりも肝心の内容についても、海外の低レベルなものを機械翻訳したものであるので、見る価値はない。