みなさんこんにちは。
最近Facebookのコミュにてソウシハギの身を刺身で食べているという投稿があった。
ご存知の通り、ソウシハギは内臓、特に腸に毒をもつことがあるという。毒はパリトキシンで、スナギンチャク類に由来する毒である。知られている限りでは肝臓の毒については有無を含めて不明であるが、同じようにパリトキシン様中毒の例が知られているアオブダイなどのケースから、肝臓も食しないのが無難であろう。
とくにカワハギだと、この部分が注目される。なぜならばカワハギといえば肝であるからだ。カワハギの肝は、本当にうまい。しかし、ソウシハギは上記の理由から肝を食さないのが無難である。
ではその一方、身はどうなのか。その身は食することができる。ただ、食しているものに味は左右されるだろう。ソウシハギの中でも漁港などにいついているものはあまり美味ではないよう。血がかなり臭い。一方で流れ藻などにつき旋網などで漁獲されるソウシハギ。これは臭みなく美味しい。最も、漁港にいる全てのソウシハギを食べたことはないし、もし日本中全ての漁港にいる全てのソウシハギを食べようなら種、または個体群の存亡の危機となる。
ソウシハギは以前は特に危険視された存在ではなかった。しかし、風が変わったのが2012年であった。
この年のJcastニュースで取り上げられている。詳しくはリンクを見てほしい。他にもニュースで取り上げられていただろう。
このリンクの中で、2011年は一尾も見つからなかった、というがそんなことはないだろう。ただ気がつかなかったか、この年の東日本大震災にからむ瓦礫について一気に沖の方へといってしまったか。その反動で一気に増えたのか。こういう魚は流れ藻との関係がふかいのだ。
しかし、この件、「マスコミ」という煽り屋の関与が見え隠れしている。2016年にはバラハタが被害にあった。その次には何が来るかはわからないが、ヒラマサかイシガキダイではないかと予想している。
妖怪が日本を歩き回っている。マスコミという妖怪だ。この妖怪というのは餌を欲している。センセーショナルな見出しをつけられそうな話題には目の色を変えて食いつくのだ。
もう一つ難しい問題がある。ソウシハギは南方性で、温暖化でやってきているのだというものである。いまではSDGsとか、ESGなどといわれる中で気候変動も大きく注目されているが、ソウシハギについては厳密には当てはまらないかもしれない。
ソウシハギは海藻や流木など浮遊物について、海の表層をただようことがある。そのような習性をもつ魚は分布域が広い傾向にある。マツダイ、アミモンガラ、ウスバハギ、イスズミ類、オヤビッチャ、キヘリモンガラなど。みな日本においては北海道から沖縄まで各地の海に見られる。またソウシハギはこの習性を有することで世界中に分布を広げることができたようで、ウスバハギとともにほぼ全世界の暖かい海にいる。そんなことができるのはこの2種くらいと思ったが、東太平洋と大西洋のソウシハギについては日本のものとは別種かとしれないと思うようになった。
しかし結局10年前から何もかわっていないのはどういうことだ。俺は10年前にもソウシハギの記事を書いたぞ。変わったのは官僚と閣僚の更なる権威づけくらいである。安倍元総理の銃撃事件も安倍元総理の功罪の振り返りよりも家庭連合のことばかり。やはりマスコミは10年前からなにも変わっていない。いや、もしかしたら劣化が激しい。
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