こんばんは。今日は12月28日。大家志津香さん&藤田奈那さんお誕生日おめでとうございます。完全に内田眞由美さん誕生日忘れててごめん。おめでとうございます。しかし昨日、ついに村山ゆいり(なぜか変換できない)さんが卒業発表。残念。
さて、きのうTwitter(意地でも今の名称は使わない)の淡水魚界隈がまたざわざわしている。サンフィッシュ科の特定外来生物であるオオクチバス・コクチバスである。河川や湖沼の生態系を大きく改変しかつ復元不可能なダメージを与えてきたことでお馴染みの両者と、放流行為を行うアングラーであるが、そんなアングラーが数多くの迷惑行為や破壊行為をしている。迷惑行為というのは、ゴミの問題であるとか、迷惑駐車などである。破壊行為としては違法な放流のことで、放流というのは決して迷惑行為ではなく、テロにも等しいものである。
一方、日本釣振興会というところが、環境省の人との会議で、意見書なるものを送ったとのことであるが、これがまた凄いのだ。以下に一部引用。鉤括弧がついているのが意見書を公開した釣具界という業界新聞を引用したもので、下が私のコメントである。
「(前略)現在でもオオクチバス等が釣り人の密放流によって増え続けているといわれています。しかし、全国でオオクチバスやブルーギルは10年近く前から大幅に減少しています。昨年、今年の2年間、当振興会主催で、全国300箇所近い河川、湖沼において、水質及び魚類生息調査を行いましたが、その結果でもオオクチバスを含む淡水魚が激減しています(後略)」
魚類の減少はオオクチバスやブルーギルのせいというよりは、淡水魚の生息環境悪化が最大の理由とされる。しかしながら、そのような場所では生存できる魚は種、数ともに少なく、丈夫というよりも頑丈なオオクチバスやブルーギルだけが残るというのが大きいだろう。そして広大な湖である琵琶湖にも大きなダメージを与えたオオクチバスやブルーギルがもし小さな池に入ったらどうなるか。すぐに在来の生物を食い尽くし、やがて増えすぎても、餌がなくなり消えてしまう。
後述の放流の他、最近は自然災害の増加により、増水の際に池が河川につながることもある。小さな池などについては、希少な生物がいようがいまいが、外来をしっかりモニタリングしておくべきだろう。
「ちなみに20数年前バスフィッシングが最盛のころ、全国で50冊以上あったバス釣り情報誌は現在では1冊しかありません」
これはここ10年くらいな出版不況の影響が強いのではなかろうか。筆者が知る限り、ネットが発達した結果従来の雑誌は深刻な危機にある。私の知る限りでもフィッシュマガジンや、コーラルフィッシュ、楽熱などは無くなったし、来年はF1速報も定期刊行を止めると聞いている。
「平成17年、特定外来生物が制定されて以来、当振興会は(略)移植禁止やルールの遵守を強く訴えています。ただ今回の検討会でオオクチバス等の密放流が横行していると報告されています。しかし当会では法律施行後19年が経過をしておりますが、自然界で他の場所へ移植放流した違反者は一人もいないと認識しております」
いや、私が知る限り一人はいる。ただ仲間がかわいいがために庇っているのかもしれないが…。
なお、日本釣振興会というのは、営利企業ではなく、公益財団法人である。公益財団法人というのは「自法人の利益の追求だけでなく、社会にさまざまな好影響を与えることを目的に活動する団体」である。下記リンク(インディード)も参照のこと。
たしかに自団体だけでなく、バス釣りやバス釣りに欠かせない竿やリールなどの販売もとにも好影響を与えるが、その狭い界隈だけに利益はもたらされるものの、社会には良い影響を与えていないように思える。琵琶湖の漁業者は長いこと外来魚との戦いを強いられてきたし、霞ヶ浦においてもワカサギなどの漁業に悪影響を及ぼしている理由のひとつがオオクチバスを含む外来魚による捕食圧とみても間違いないだろう。
さらにコクチバスについては、栃木県水産試験場がGoogleフォームを使用したウェブアンケートを行っている。コクチバスの駆除についてどう思うか、という話である。どうやら、アユを食い荒らすためアユの多い場所を集中的に駆除するという考えなのだそうだが、私はすべての河川のコクチバスを駆除してほしいと思っている。閉鎖的な(もちろん、自然水域につながっていないこと)釣り堀ならともかく、河川や湖で釣り場とそれ以外とをわけるゾーニングなんてできないので、全てのコクチバスを河川から排除しなければならない。
なお筆者はニジマス釣りどころかバス釣りも一切しないので、オオクチバスの写真は水族館の写真でごまかす。ごめん。
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