本日のYahoo!ニュースより、米フロリダ沖の事故。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101019-00000302-reu-int
はねたオニカマスSphyraena barracuda (Walbaum)が女性に襲いかかったのだそうです。
オニカマスはカマス科の魚では世界最大で、全長1.5mを優に超えます。体は銀色で、成魚は体側下方に黒色斑を出します。
この魚は2つの理由で危険な魚としてしられています。まず、先ほどのニュースでもありましたように、ほかの生物を襲う非常に獰猛な魚です。古い記録では人を襲って死亡させた例もあり、熱帯地方、とくにバハマや西アフリカでは恐れられています。
世界中の暖海に分布し、日本でも南日本では成魚が時々獲れます。西部大西洋では結構数が多いようで、バハマ沖ではスポーツフィッシングの対象とされています。ルアー釣りの対象魚なのです。しかしその際も針からはずしてリリースするためには鋭い剣のような歯に注意しないといけません。
この魚はきらきら光るものにも反応を示すとのこと。時計やアクセサリーなどをつけて潜ったら彼らに襲われる危険性が出てくる、ということです。よっていかない限り危うくないメジロザメ類などよりも危険な生物かもしれません。今回もアクセサリー、もしくは光の反射によって発生したケースかもしれません。
また、本種を含む大型カマスは食物連鎖の上位に位置し、熱帯域でしばしば食中毒を引き起こします。そのため「ドクカマス」の異名があります。
「光るアクセサリーを身につけない」「熱帯域の大型カマスを食する時は、種を確認する」
オニカマス対策を万全にしましょう。
私的にはかなり意外で驚きました。
口先のとがった魚というとダツなんかが
身近ですし、飛んできて刺さるなどの話を
聞くので怖いイメージを持ってます。
ただ光などに気をつければ大丈夫だそうです。防波堤でライトをつけてたらオキザヨリがその先で騒いでました。