こんなしょーもないぶろぐを見て頂きありがとうございます。お久しぶりの更新。
もう12月も終わり(というか1年も終わり)ですが、Twitterのフォローワーさんと採集に行くことができた。関東地方の某県で淡水魚採集。冬ではありますが比較的暖かい日差しが河川を照らしてくれていた。なお、魚は色々な種が獲れた。
ムサシノジュズカケハゼ(たぶん)
ムサシノジュズカケハゼと思われる個体。「日本産魚類検索第三版」で新称がつけられたもの。それ以前は「日本のハゼ」のなかで「ウキゴリ属の1種」とされていて、魚類学雑誌Vol.57 No.2では「ジュズカケハゼ関東固有種」とされている。関東地方の固有種で動物食性の強いオヤニラミやオオクチバスといった魚から食害を受けやすいのでこれらの対策が重要とされている。
カマツカG3
従来日本に広く分布するとされていたカマツカも、近年は3つの群に分けられるようになった。私が過去採集したことがあるのは本州中部、四国、九州に広く分布し、俗に「G1」とされるグループのみであったが、今回はじめてG3に出会うことができた。
G3は東日本に多くすむ種。顔つきなどもなんともいえないが、G1とは違うように感じる。やや大きく、関東で採集をされている方によれば弱いのだという。飼育はしやすくなさそうだ。そのためリリース。なお関東地方ではカマツカG3が分布するとされるが、G1が放流されたところもあり雑種がでてくるおそれがある。放流するようなことはあってはならないのだ。
アブラハヤ
意外とアブラハヤはこれまであまり見たことがなかった。実は茨城県で採集したことがなかったのである。最近の河川採集は主に下流で行っているのが理由かもしれない。長らく九州で採集しており、タカハヤはたくさん見てきたが、アブラハヤは2013年にはじめて採集した。
今回採集した場所は流れがややある細めの河川。やや影響が足りてないのかほっそりスリム。遊泳性が強い魚なので今回はリリース。
ほかにも様々な魚が獲れていた。ミナミメダカ、カジカ、クロダハゼ、オイカワ、タモロコ、コイ(移入)などの魚が網に入った。周辺は田んぼが広がるなど楽しい場所であったが近隣では開発の手が迫っているなどよくない噂も聞く。
今回一緒に採集させていただいたねんじんさん、どんこさん、ずーなまさん、みなさんありがとうございました!
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