魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中で見苦しいところもありますが、ご容赦願います。

日本魚類学会年会2023 長崎大会

2023年09月09日 18時50分09秒 | 魚類関係の集まり

さて、いよいよメインイベント。9月2日土曜日の日本魚類学会年会の研究発表。残念ながら私は裏口から入ったので、看板の写真を撮り忘れてしまった。残念。ホテルから近いと思ったのだが、さすがは長崎、坂道だらけなので特に裏道を歩くときは気を付けるべき。天気は悪くない。長崎は今日は晴れだった。

学会の口頭発表では分類や系統などへの興味が強いので、大体第1会場で発表を聴いていた。初日のチョウザメ、バラタナゴの話については途中入室であったのでノーコメ。初日はシマドジョウ属の発表が続いたが、シマドジョウ属の話を聞くとこの辺は本当にややこしいと感じた。雑種によって生じた集団であるというのだ。さらに鹿児島県ではオオガタスジシマドジョウの記録があり、これらとの交雑が生ずる危険もあると思った(近くでハスやら湖産魚が見られるらしい)。やはり他水系からの放流によって新たなグループが生まれる危険は大きいといえそうである。

その後はエソやハダカイワシは聴きそびれたものの、マツバラカサゴやハチなどの話を聴き初日午前終了。コアタイム発表ではマルヒラアジのポスター発表を見たり、オークションに参加するなどした。午後もアナハゼ類やアカシタビラメ・デンベエシタビラメ、イスズミなどの発表を聴き、初日はおしまい。夜は学会で「ギョッツ」さんと初めてお会いし、夕食という流れ。一緒に焼き鳥を。ありがとうございます。

翌3日(日)はシノビドジョウの話を聴く予定であったのだがレンタカーのトラブルで間に合わず、なんとかヤクシマイワシの発表には間に合わせた。もっとも、だいぶ遅くなり、途中入室ということになったのだが。ポスター発表では私の聴きたい発表は大体が奇数(偶数が土曜日の発表、奇数が日曜日の発表)。高校生のポスター発表もあり、カワヨシノボリなど興味深いものもあった。

その日の夜は懇親会。長崎大学のおくんち部(?)みたいなところに竜の踊りを披露していただいた。

会食ではイスズミ類(通称そうすけ)のフライや、アイゴのカツ、地魚すりみ、マカジキの刺身、生からすみなどがならび美味であった。翌日はシンポジウムもあったものの、疲れもあって学会には顔を出さず、主に市場散策やらいくつかの水系を訪問することになった。その後いろいろ問題もあったが、23時過ぎに無事東京に帰って来ることができた。

オークションにおいては気になる書籍はだいぶ落とすことができた。国立科学博物館や鹿児島大博の本はネットでもPDF版を見ることができるのだが、やはり「書籍」というのは重く尊い。もちろん物理的にも重く大きいのであるが。ほかにもインドーオーストラリアン アーキペラゴーの魚類図鑑や、沖縄舟状海盆および周辺海域の魚類(2冊組)などを入手した。特に後者は2012年の水産大学校での大会では落とすことができなかったので喜びも大きい。

しかし、帰宅後大変なものをお土産に持ち帰ってしまうことになった。現在療養中で非常に苦しい。学会でお会いした皆様、申し訳ありません。


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