こんちは。昨日から7月です。
先日、ゆっくり動画の作り方を紹介するサイトを見ていたが、その中に気になる一部分を見つけてしまった。収益剥奪対策済み、って何よ。
このサイトではゆっくり動画を作成するのに必要なものの一つとして、解説するテーマの情報・知識を必要なもののひとつとしてあげているのだが、それの説明は省略されている。
で、どんな内容が書かれているのかというと、アクエストークの使い方やら、動画編集ソフトゆっくりムービーメーカー(YMM)の使い方やら、そのYMMを使うためのパソコンのスペックなどは紹介されているのだが、もっと別のものを紹介するべきではなかろうか。
収益剥奪対策というのは、どのような手段があるのか、と紹介されたが、それは、
背面にフリー画像を挿入する
立ち絵を動かす
というものである。またこのサイトの別のページには声にゆっくり動画で使用されているアクエストークではなく、買い切り版のvoiceroidを使って収益剥奪を防ぐというやり方も紹介されているのだが、これらのような小手先の収益剥奪対策を行っても、根本のコンテンツに問題があるならばどんな小手先の対策を行ったところで何も意味はない。何故ならば、youtubeで収益を得るためにはyoutubeから独自のコンテンツとして認められる必要があるからである。残念ながら今のyoutubeには、ゆっくり動画が溢れかえっている。そして同じものを紹介する動画を見ると、ほとんど同じ内容である。これでは独自コンテンツとはいえない。深海魚にしろ、危険な生物にしろ、紹介している内容はほぼ同じ、誇張も激しいクリックベイトというやつもある。
テーマについても、wikipediaなどから拾いの、画像も画像サイトから拾いの、であるため、作ろうと思えばYMMをダウンロードして(ただしWindowsのPCに限る)、誰でも作れると言っても過言ではないかもしれない。それは独自コンテンツとはいえないのではないだろうか。
結局、さまざまなサイトで語られるゆっくり動画の収益剥奪対策というのは、かつてさまざまなサイトで語られてきた小手先のSEO対策とほぼ同じである。これにより、有象無象の低品質サイトが跋扈することになってしまった。しかし今日、もはやそれらは意味がない。おそらくゆっくり動画は今後、キュレーションサイトや、トレンドブログ、wordpressで作られた有象無象サイトと同じ道を辿るだろう。なお、例によって画像は内容に一切関係がない。
●参照サイトーちゃすろぐ(https://chasksite.com)
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