今年初めて紹介する魚は、昨年の終わりに初めて採集することができたドジョウ科・シマドジョウ属のヒガシシマドジョウ。
ヒガシシマドジョウは山梨県や新潟県以東の本州や佐渡に生息する種。これもいくつかのグループに分けられている。写真の個体は関東地方で採集された幼魚ではあるが、関東地方のものは東北地方のものと比べ成熟サイズが明らかに小さいのが特徴。尾鰭の斑紋はほかの地域のものと比べて細かく数が多いように見えるが、3列ほどのものもいるようだ。
丈夫で飼育しやすいが、やせやすい種ともいわれており、特に幼魚はこまめな給餌が望ましいと思われる。これだけ小さいと他種に捕食されてしまう可能性もあり、本種を食べてしまう危険性尾あるナマズの仲間やドンコなどはもちろんのこと、コイの仲間のものも避けるべきかもしれない。水槽で大きく育てたいと思う。強いエアレーションをすると外に飛び出て死んでしまうおそれもあるためフタも確実にしめなければならない。小型のドジョウの仲間は意外と飼育には気をつかう種類なのである。このくらいのドジョウ科魚類を飼育するのは久しぶりなのでまずはやせてしまわないように注意しながら飼育したいと思う。
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