先日釣りに行ったらこんな面白い魚も釣れました。
フグ目・ギマ科のギマTriacanthus biaculeatus (Bloch, 1786)です。
ギマは以前から出会いたいと思っていた魚でした。カワハギのような顔つき、ベニカワムキのような腹鰭、サバのような尾部、さらに銀色の体・・・。いくつかの魚を足したような感じで非常にユニークな種類。
頭部だけ見るとカワハギ科の魚によく似ていますが、腹鰭の棘は左右一対で大きいというのがカワハギの仲間と異なるところです。また背鰭の棘は6棘からなりますが、カワハギの仲間は2棘、モンガラカワハギの仲間は3棘からなります。
体表には小さなうろこがあります。手触りの感触などはあまりよく観察できません。この種は体表からかなりの量の粘液を出すのです。
ねばねばの粘液を出す魚は、名古屋や東海地方で好まれるのか・・・?粘液を出すヒイラギは名古屋ではとてもよくつれるようで、食用としての流通もありました、ギマも三河湾の沿岸部では人気の釣り魚で、一色の港では販売され結構な高値がついていました。
先ほどのギマはサビキで釣れたのですが、釣れたのは1個体のみ、しかしもう1匹、ギマに出会いました。防波堤の上から見下ろすと発見。よく見ると「尾腐れ」の個体です。それでも活発に、すいすいと、泳いでいました。
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