先週我が家にやってきたバケアカムツRandallichthys filamentosus (Fourmanoir)です。「アカムツ」の名前がありますが、ホタルジャコ科のアカムツと違い、フエダイ科の魚になります。
ハチジョウアカムツとして売っていたもののようで、友人にお願いして購入してもらいました。送料込で1匹10,000円ほどと高額な魚なのですが、珍しい魚なので、うれしいものでした。産地は長崎県五島列島。日本海と東シナ海の境界付近とのことです。この海域の魚は、美味しいものがおおく、通に人気のある産地です。そして大きな魚がよく獲れます。
ハチジョウアカムツとの違いは、主上顎骨に鱗がないこと。ハチジョウアカムツなどのハマダイ属魚類は、この部分に鱗があるとされています。また本種では胸鰭が短く、腹鰭と同じくらいか腹鰭よりも短いです。本種はハマダイの仲間と違って、尾鰭が長く伸びません(ハチジョウアカムツも伸びていませんが・・・)
包丁を入れてみますと、ものすごい脂の塊が。天然の魚ながら養殖魚のような脂ののりです。
脂がよく乗っているのですが、歯ごたえもあり刺身は美味しい。
煮つけ。これも美味しいものでした。