魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

学会のことなど

2010年10月06日 23時36分15秒 | 魚類関係の集まり

最近「日本魚類学会」に会費(10,000円)を納入して入会しました。

魚類学会というのは、魚類学の普及・進歩を図ることを目的につくられた団体で、毎年秋には「年会」が行われます。この写真は2010年年会(三重県津市)での看板。

内部は(ポスター発表の内容によっては、秘密の情報がばれたりする・・・?なんてこともあり?)基本的に許可がないと撮影できないのですが、ポスター発表は常に込み合っており、にぎやかです。

懇親会は近くのホテルで行われました。写真は巨大なクロマグロ。これとイセエビが登場するのですが、私はイセエビには到達できず・・・ここでも意見交換など活発で本当ににぎやかでした。

来年は弘前、再来年は下関、そして2013年には宮崎で開催されるそうです。楽しみです。

さて、11月は予定が詰まっています。

まず上旬に天草でオフ会があります。私は陸路(列車)で行く予定です。その後は上手くすれば底曳網船の件もあり、忙しい、しかし楽しいひと月になりそうです。

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シボリ

2010年10月01日 17時25分21秒 | 魚介類飼育(海水)

鹿児島県喜界島で採集されたテンジクダイ科のシボリFowleria variegata  (Valenciennes)です。

テンジクダイ科ではありますが、ネンブツダイやオオスジイシモチなどと異なりかなりがっちりとした体型でむしろ淡水魚のパーチなどの雰囲気があります。

内湾域、岩礁域の潮だまりから河川の汽水域まで、塩分の濃い・薄いにもよく耐えるなど非常に飼いやすく丈夫な魚です。

シボリの仲間も何種類かいますが、色彩の変異は多少はあるものの、基本的には地味であることや、採集者の手があまり入らないような場所(潮だまりなど)にすむのが理由なのでしょうか、めったに流通ルートにはならないようです。

入手が難しいのは残念ですが、非常に愛らしく面白い表情を見せてくれます。

肉食性で小魚を食べるので小さな魚と一緒に飼うのはできないのですが、なれると人の手からも餌を食べるなど、ペット感覚で付き合えます。唯一注意したいのは低い水温と飛び出し。前者はヒーターで対処します。後者は蓋をきちんとすることで対処できるでしょう。

この個体は外かけの隔離ケース「サテライト」の中で飼っています。小さな魚や甲殻類を飼うのには非常にいいケースです。シボリは10cm程ですが、あまり広範囲に泳ぎまわるものではありませんのでこういうのの中で飼ってもよいです。むしろ大きな水槽ではどこへいったか確認しにくいということもあります。

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