Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

ジャパンオープン2014

2014年10月05日 22時14分50秒 | スポーツ

 こちらはテニスじゃなくて、フィギュアスケート
 ヨーロッパ・北米・日本の3チーム対抗戦・ジャパンオープン。“オープン”なので、競技を引退したプロスケーターも参加できる。男女2人ずつ、各チーム4人のフリー合計点で競う。
 毎年10月初めの日本開催なので、そのシーズンのフリー初披露になる選手も多い。
<チーム日本>小塚崇彦、無良崇人、村上佳菜子、宮原知子
<チームヨーロッパ>トマシュ・ベルネル、ハビエル・フェルナンデス、アンナ・ポゴリラヤ、エレーナ・ラディオノワ
<チーム北米>ジェフリー・バトル、パトリック・チャン、アシュリー・ワグナー、長洲未来
 一見すると、現役バリバリで固めた日本が有利なようだけど、そうでもなかった

 男子はチーム北米から。
 ジェフリー・バトルが、3回転サルコウで転倒はあったものの、現役時代にはやっていなかった、1回転ループをはさむ3連続コンビネーションなど、安定したジャンプ。なめらかなスケーティングで、力が衰えていないところを見せつける。ショーでも滑るし、何より世界最高点のプログラムを作った振付師
 無良崇人は4回転2本を下りたが、2本目はコンビネーションにできず+REP、基礎点0.7倍。コンビネーションジャンプは後半のトリプルアクセル+2回転トウループのみになってしまった。ロンバルディア・トロフィーでもコンビネーションが2つだけだったが、もう一つ入れないと勿体ない
 世界選手権2014を最後に競技からは引退したトマシュ・ベルネルが、カッコいいタンゴで魅了。現役時代ポップ(ジャンプの回転が抜けること)が多かったけど、今回はアクセルが一つダブルになっただけ。フリップのエッジにeがついた分と回転不足が、昨季より点が低くなったところかな。
 今季は休養宣言しているパトリック・チャン、本当は休む気ない 4回転トウループ+3回転トウループ、トリプルアクセル、余裕しゃくしゃく。ボーカル入りが解禁になって多くの選手が使う中で、「みんながやるなら僕やらない」とばかり、ショパンのピアノ曲というところも憎い。世界選手権2015にひょいと出てきても不思議はないかも。
 アンドレア・ボチェッリのボーカルが素敵なプログラムだけど、ジャンプがはまらなかった小塚崇彦。4回転2本がダウングレード、トリプルアクセル転倒、もう1本のアクセルがシングル。コンビネーションスピンでV1にされたのも痛かった。しかし絹糸のようなしなやかなスケーティングは健在
 ハビエル・フェルナンデスの「セビリアの理髪師」は彼にぴったり。しかし、跳びすぎをまたやってしまった 4回転予定の1本が3回転になったため、最後のジャンプが3回目の3回転サルコウになり、無効。2回跳ぶ3回転を、フリップとかルッツとかにしたらどうなんだろう・・・? スピンも無効になったのは、何が足らなかったのかしら
 これからGPシリーズを迎える選手たちのほうが、まだ仕上がりきってない感じだった男子

 女子はチームヨーロッパから。
 アンナ・ポゴリラヤは「火の鳥」。振付は町田樹バージョンのほうが曲に合ってるような^^; でも演技は安定していて、ルッツから3-3、ループから3-1-3と軽々。今季も活躍しそう。
 長洲未来はミスは転倒1回でまとめた。と思ったが、回転不足の嵐に見舞われ^^; 「蝶々夫人」アリアがすごく素敵だから、次回に期待。
 昨季まで回転不足とエッジエラーの減点に泣くことが多かった宮原知子が、完璧な演技を見せた ジャッジスコアに一つのマイナスがなく、もちろんeも!もない。ルッツからの3-3や3-2-2(ちゃんと最後はループ)、ステップもスピンも全てレベル4。一瞬目を見張る表情、首をかしげる仕草など、鈴木明子ばり。GPが楽しみ
 シニア完全移行のエレーナ・ラディオノワは、もう風格 こちらもジャッジスコアにマイナスなし。演技構成点も項目平均8点台に乗せてきた。
 少し髪を短くして雰囲気を変えたアシュリー・ワグナー、迫力は十分なんだけど、スコアを見ると回転不足だらけ スピンのレベルが2で、コンビネーションスピンが基礎点の低い2姿勢なのも気になる。ちょっと頑張らないと国内でも厳しい・・・
 村上佳菜子は物理的に逆転は無理!な点差での登場で^^; そんなに悪かったわけじゃないけど、フリップが1回転になったり、回転不足があって、思ったほど点は伸びず。今季から順番が自由になったので、コレオグラフィックシークエンス前半に、ステップシークエンスを後半におこなった。ほかにこれをやる選手は出てくる?

 豪華メンバーを見られて楽しいジャパンオープン。現役選手にとっては、スコアが公式扱いにならずランキングポイントもつかないが、比較的気楽に観客の多い会場で滑れるし、今季のルールでジャッジされて課題や修正点を見つけられるのがメリットかな。
 GPシリーズ第1戦・スケートアメリカは10/24から。楽しみ
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

てっきり

2014年10月05日 19時30分07秒 | テレビ

 録画だと思ってたら、生中継だった
 テニス・楽天ジャパンオープン2014決勝戦。錦織圭vsミロシュ・ラオニッチの試合を、テレビ東京で放送。2時~4時となっていて、番組表に「延長あり」などの表示がない。
 テレビをつけたとき、ちょうど第1セットのタイブレークを錦織が制したところだった。放送時間の残りからすると、錦織が2-0で勝ったのかな?と思った。
 ところが、第2セットはラオニッチが押し気味で、ブレークされてしまった。4時からはフィギュアスケートの「カーニバル・オン・アイス」、録画するつもりなのに、、、どう見ても、このままだと2セットでは終わらない。
 延長されるなら録画のセットをし直さなきゃならないし、どうなるんだろうと思っていたら、ラオニッチが第2セットを取った4時少し前に「申し訳ありませんが、まもなく放送を終了します」。え~
 延長できないから、「延長あり」の表示がなかったのか・・・
 第3セットが気になるので、「カーニバル・オン・アイス」は後で録画を見ることにして、ネットで観戦。キープが続いてまたタイブレークか?と思ったら、5-4の第12ゲームでブレーク 錦織が勝った
 珍しく、涙ぐむ錦織。マイケル・チャンはじめチームのところまで上がって行ってハグ。コートに上に寝転がって喜んだ。
 表彰式のスピーチでは、まずラオニッチに向けて英語で「僕たちが若手の2人として、いずれトップ5に入って、これからも何度もタフな戦いをしていくよね」と語りかけた。「体力の限界を超えて頑張れた」という錦織、明日はもう「上海に行くので」。転戦の日々は続く。
 この調子で、ATPワールドツアー・ファイナルに出場できるといいな

 インタビューのマイクに「WOWOW」の文字。生中継してたのかな? うちは無料お試し期間が終わっちゃったけど(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする