他国の選手権だけど、生で見ちゃいます
フィギュアスケート・全米選手権2015、女子ショートプログラム。
<G1>
キャロライン・ジャン SP:55.40(13)
「シンク・オブ・ミー」♪ 昨年19位、予選を勝ち抜いての出場。3回転ループ+3回転ループのコンビネーションを跳んだ! 3回転フリップも大丈夫。「もう少しトランジションがあるといい」と解説・岡部由起子さん。
アシュリー・シン SP:53.67(15)
「マイ・ウェイ」♪ きれいなブルーの衣装、アジア系の選手。3回転フリップ+2回転トウループ、3回転ループを決める。レイバックスピンでは少しふらついてしまったが、全体にのびのびと楽しそうに滑っていた。「全体に表現が平坦」と解説。
アンバー・グレン SP:63.04(7)
「サマータイム」♪ シニアには初出場、ジュニアグランプリシリーズに出場していた選手。ジャズアレンジの曲にのって、3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ループを決め、ダブルアクセルはターンからすぐ跳んで下りてすぐスプリットジャンプと工夫がある。
アンジェラ・ワン SP:51.02(17)
「Paint It Black」♪ 黒に銀で深いVネックが背中のラインにつながるのが印象的な衣装。ルッツが1回転になったのが惜しいが、ループに2回転トウループをつけられた。体はよく動いてスケートも滑っていて、スピンも安定している。振付はレイチェル・フラット。
マディソン・ヴィンチ SP:45.38(19)
「トライアングル・タンゴ」♪ 初出場18歳、東地区1位。ループで3-2のコンビネーションを跳び、3回転は下りた後にバランスを崩して両手をついてしまったので転倒扱い。タンゴらしい雰囲気を出そうと頑張っていた。
<G2>
クリスティーナ・クリーヴランド SP:45.24(21)
「Ain't it sunshine」♪ 初出場、ワインカラーの衣装。3回転ルッツ+2回転トウループ、単独で3回転トウループを跳んだ。着氷があまり伸びないところは今後の課題。「全体に単調」と解説されていたが、演技構成点がいまいちなのはそのせいかな。振付の一部としてポニーテールを撫でるのが可愛い。
ケイティ・マクビース SP:45.36(20)
「ジャズ・ホット」♪ 東地区3位の初出場、鮮やかな赤の衣装。ダブルアクセルから入り、3回転ループ+2回転トウループ、3回転フリップ。レイバックスピンに入るときに一度入りかけて失敗、すぐやり直したのが「試みたものでボックスを占め、最後のスピンがカウントされない」ことになったようだ。
<追記・訂正>最後のスピンではなく、やりかけて失敗してやり直したレイバックスピンが無効になった。
リア・カイザー SP:60.89(8)
ドビュッシー「月の光」♪ ジュニアではおなじみの選手。ブルーにストーンを上半身に散りばめた衣装。柔らかな曲の雰囲気に溶け込んで、トウループの3-3、3回転ルッツ、イナバウアーからダブルアクセルを決めた。全体によく動けて、笑顔を浮かべながら滑った。
コートニー・ヒックス SP:65.01(5)
「コードネーム・ヴィヴァルディ」♪ 黒にブルーのストーンでシャープな雰囲気を醸し出す。スピードにのって3回転フリップ+3回転トウループ、3回転ルッツ、ダブルアクセルと切れのいいジャンプを決めた。体幹がしっかりしていてスピンも安定している。
フランチェスカ・チエラ SP:52.91(16)
「ルナ」♪ 黒の深いVネック。ここまでで初めてボーカル入り、イタリア語のポップスらしい。名前からしてイタリア系なのかな? 解説・岡部さんも「雰囲気がヨーロッパな感じですね」。3回転フリップでややバランスを崩したが、3回転ルッツに2回転トウループをつけた。ビールマンを片手でしていた。
<G3>
ポリーナ・エドマンズ SP:66.04(3)
「Buleria」「Tango Serenata」「Introduction to Buleria」♪ 16歳になってさらに背が伸びた? ブルー系の衣装で登場。フラメンコ風のアレンジで力強く滑る。3回転ルッツ+3回転トウループ、3回転フリップ、スパイラルからのダブルアクセルを下りる。スピンの回転が速くていい。
タイラー・ピアス SP:60.28(9)
「ボイス・フロム・ザ・フォレスト」♪ 初出場16歳。淡いブルーに大きな花柄。トウループ3-3、3回転ルッツ。「単独ルッツの前にステップがなかったですね」。全体に安定していて、振付の一つ一つをしっかり意味をこめてこなしているのがいいと思う。I字スピンがリプニツカヤみたいな姿勢。わりと見ごたえがあるプログラム。
アシュリー・ワグナー SP:72.04(1)
ハチャトリアン「スパルタカス」♪ 大御所登場! アダム・リッポンの振付。曲が鳴った瞬間に曲の世界に入り込む表情。3回転ルッツ+3回転トウループ、「セカンドジャンプが回転足りず足もついた」。3回転フリップ、ダブルアクセルはしっかり。審判の前で大きなイーグル、ここ大好き 「間の取り方が上手ですね」。本当にそうだと思う。
マリア・ヤン SP:42.79(22)
紫の衣装。17歳、おそらく中国系。3回転サルコウ+3回転ループを跳んだが回転不足で片手をついてしまった。単独は3回転フリップ、スパイラル&イーグルからダブルアクセル。つなぎの中で何かに引っ掛かったのか転倒してしまった。細かくきびきび動くが、少しせわしない感じも^^;
アシュリー・ケイン SP:54.35(14)
「ミッション・インポシブル」♪ 黒のつなぎ、パンツスタイルはここまでで一人目。冒頭のルッツで転倒、次のループをコンビネーションにしなかった。レイバックスピンは「姿勢が美しいですね」。ステップでピアノソナタの部分、「細かい音に合ってなかったですね」。確かに、、、
サマンサ・セザリオ SP:59.21(11)
「Danza Mora(ムーア人の踊り)」♪ ワインカラーの衣装でフラメンコ調の曲を踊る。「曲想に合った動き、振付を滑りこなしている」と岡部さんも高く評価。ループの3-3を跳んだ!ちょっと回転不足? フリップ、スローパートでダブルアクセル。スピンをぴたっと止めてフィニッシュ。
<G4>
ハナ・ミラー SP:59.81(10)
ストラヴィンスキー「火の鳥」♪ 曲にあわせてオレンジの衣装。力強く滑り出し、フライングキャメルスピンから入る。トウループの3-3、3回転フリップ。ステップもスピードを落とさず元気よく、終わってガッツポーズ。全体によくまとまっていた。アメリカじゃなかったら余裕で代表になれそうだけど^^;
クリスティーナ・ガオ SP:50.78(18)
「River」♪ 透ける生地の紺色。女性ボーカルの曲。しっとりと滑り出す。トウループ3-3を下り、ダブルアクセルでステップアウト、ループで転倒。全体の雰囲気はいつもながら素敵だったが、「ボーカルの使い方が、同じようなフレーズが多く、あまり試合の雰囲気でない」という岡部さんの意見。なるほど・・・
グレイシー・ゴールド SP:67.02(2)
グリーグ「ピアノ協奏曲イ短調」より「アダージョ」♪ ノーブルなローブデコルテ風。3回転ルッツからのコンビネーションで、セカンドのトウループが2回転で両足着氷になってしまった。ループとダブルアクセルはしっかり決める。音の緩急をうまく使ったステップはさすが。
キス&クライでプレゼントのタコのぬいぐるみをフランク・キャロルコーチの口の前に、コーチが噛み付く真似をしておどけた。
マライア・ベル SP:57.35(12)
「Little Talks」♪ ピンクにブルーのストーン。笑顔を振りまきながら元気一杯 トウループ3-3は「セカンドが回転足らないですね」。ルッツもエッジが微妙らしい^^; ステップでは手拍子が起こり、随所に可愛らしいポーズを決めながら滑った。
カレン・チェン SP:64.66(6)
「Requiem for a Tower」「Requiem for a Dream」♪ ジュニアグランプリシリーズで活躍する選手、シニアは初出場の15歳。両親は台湾の出身だそうな。3回転ルッツ+3回転トウループを決め、ループとダブルアクセルもOK。スピンもポジションをきちんとこなし、ステップの動きもきれがよかった。
長洲未来 SP:65.28(4)
ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」♪ 紫の衣装、アダム・リッポンの振付。3回転フリップ+3回転トウループ、「回転が、、、」そうかも^^; ループも「確認したいです」。ちょっとした所作、曲と融合した動き、素敵な雰囲気のプログラムで魅了してくれた。終わって久々ににっこり。
結果、1位ワグナー、2位ゴールド、3位エドマンズ、4位長洲。「昨年の1位から4位までが順当に上位ですね」あら、ほんとだ
5位ヒックス、6位チェン、7位グレン、8位カイザー。このあたりまでは表彰台にからんできそう。9位まで60点以上となかなか高得点。
フリーはどうなるか、世界選手権代表は誰になるのか? 楽しみ
1月クールのドラマもいくつか見始めているが、そのうちの一つが木曜10時フジテレビ「問題のあるレストラン」。
主演は真木よう子。わけあって会社をやめた女性が、わけあって仕事がない女性たち(オカマを含む)とビルの屋上でレストランを開くというストーリー。
真木演じる田中たま子は、外食関連の会社で働いていた。新しいレストランの立ち上げに奔走、物件を決めたりシェフをスカウトしたり。しかし同僚に対するひどい扱いに立腹、やめていった彼女の仇討!で上司に氷水をぶっかけて退社。
高校時代の部活仲間だの、前後して会社をやめた後輩だの、その会社の社長の娘(超!人間嫌い)だの、よくわからない縁でわらわら集められた人々がどたばた、、、という感じ。
今時ここまではないだろうと思うセクハラやパワハラ、家庭内モラハラの話が出てくる。主人公たちに意地悪したりおちょくったりする役柄のおじさん俳優たち、悪気ゼロの雰囲気をうまく出している。
で、見たような組み合わせというのは、、、
たま子がやめた会社がオープンしたお洒落なレストランの、シェフになった青年(門司誠人)が東出昌大。本社からその店に派遣されてくる、たま子の後輩に高畑充希。同じ店の厨房スタッフに菅田将暉。
はい、「ごちそうさん」の西門家ですね
さて、今後たま子と門司が敵対しつつ惹かれあっていくらしいが、どんな展開になるのか。脚本は「最高の離婚」の坂元裕二だそうな。軽快なセリフも楽しめそう
テニスの全豪オープン2015の結果などを見てたら、同姓同名の選手を発見
男子シングルスに、Joao Sousaが2人いる。一人はポルトガル、もう一人はブラジルの選手(本当はJoaoのaの上に~みたいな記号があってJoãoなんだけど、公式サイトでは省略されている。)
Joãoは英語のJohnに相当する、よくある名前。Sousaもポルトガル語圏では一般的だから、同姓同名はたくさん存在しそう。ただ、同じ大会にエントリーは珍しいかな?
きっといくつもあるはずのミドルネームは違うだろうし、国籍が違うから大会運営側は問題なく処理していると思われる。
イギリスとアメリカとか、フランスとカナダとか、国が違うけど同姓同名の人がばったり会うこと、実は世界中でしばしば起こってる? 中国とシンガポールやマレーシアあたりは、発音は違うけど漢字で書いたら同姓同名ってこともありそう。
ところで、スポーツナビのテニスのページに、大会結果や選手情報が出ているが、Joao Sousaに「ホアオ ソウサ」(ポルトガル)「ジョア ソウサ」(ブラジル)となっていた。
スペイン語ではJはハ行の音になるので、Juanは「フアン」、Joseは「ホセ」になるが、ポルトガル語ではJはジャジジュジェジョの音。Joãoは「ジョアン」となる。
ついでにいうと、母音に挟まれたSはザ行になるので、Sousaは「ソウザ」。というわけで、「ジョアン ソウザ」としてほしいんだけど、、、
「ご意見・ご要望」フォームで送ってみようか