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JGP2015ラトビア大会男子フリー

2015年08月29日 21時34分00秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ2015第2戦、ラトビア大会。昨日の女子フリーはあとで書くけど、先に男子フリージャッジスコア)と再生リスト/全体映像。べらぼうに跳べた奴が約1名

13 ジュリアン・ジージエ・イー(マレーシア) SP:59.10(7) FS:117.69(6) 合計:176.79(7)
 「Peter Gunn」「Fever」「Oye Negra」♪ フリーは昨季と同じ曲で。トリプルアクセルで少し乱れたが着氷、フリップ・トウ3-3にルッツ・トウ・トウ3-2-2とコンビネーションを決める。後半も着実に3回転ジャンプを下りて、アップテンポのパートで軽快にステップを踏んだ。曲が終わってからスピンの最後を回っていたが、時間オーバーの減点1
 とはいえ、フリーの自己ベスト更新!世界選手権のミニマムテクニカルスコアもクリアした。SPでもクリアできれば、いよいよ世界選手権デビューかも

14 友野一希 SP:51.78(11) FS:96.15(13) 合計:147.93(13)

 「Devdas」「Muthu」♪ 4回転サルコウに挑んで転倒(ダウングレード)、トリプルアクセルも1本目は手をつき、2本目は転倒と、高難度のジャンプでは点を稼げなかった。後半のジャンプも多少こらえながら下りたが、2本目のルッツにエッジエラーeがついたのは惜しい(1本目はクリーンだった)。
 5月生まれの高2なので、ジュニアに出られるのは来季まで。ということを踏まえて、早めにシニアで勝負する構成を作っているのかな。インド系の曲でよく踊っていた

16 三宅星南 SP:55.88(10) FS:112.85(8) 合計:168.73(8)

 「Child of Nazareth」♪ 振付は宮本賢二。最初の3回転ルッツはややかしいだ着氷になって、コンビネーションにはできなかった。その分を後半、しっかり3-3でできたから結果オーライ サルコウ・トウ3-3、ダブルアクセル+2回転トウループと3つのコンビネーションを後半に成功させた。
 ステップでは一歩を大きく踏み出そうと意識しているのがわかる。手先、腕、頭、視線などを総動員して表現していく。動画に「Oh, mini Yuzuru :D」とコメントされてたが、言えてるかも まずは順調なジュニアの第一歩

19 ドミトリ・アリエフ(ロシア) SP:60.10(6) FS:149.82(1) 合計:209.92(1)
 「ノートルダム・ド・パリ」♪ フランス語ボーカル曲で。いきなりトウ・トウ4-2!続いてトリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウ羽生結弦並みかそれ以上 ルッツ・トウ3-3も決まったが、後半ループで転倒 でもミスはそれだけ。
 スムーズなスケーティングに無理な力を使わずにジャンプできている。「昨日とは別人」とリポーターに言われてる^^; 高得点でトップに立つ。

20 デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:68.84(1) FS:135.76(2) 合計:204.60(2)
 「Adagio for Tron」♪ 直前に高得点が出て、地元の選手としてはプレッシャーが大きくなった? 冒頭のトリプルアクセルで転倒(ダウングレード)、しかしその後はしっかり跳んでいく。ルッツ・トウ3-2、サルコウ・ループ・サルコウ3-1-3、得意の変形イーグルからダブルアクセル+2回転トウループ(片手上げ)もきっちり。
 一歩がよく伸びるステップではレベル4を獲得、背が伸びてさらに長くなった手足を存分に活かして滑りきった。自己ベスト更新のスコアと順位に満足そう。
 SP、フリーともに世界選手権のミニマムテクニカルスコアをクリア。彼も世界選手権デビューかな

21 ニコラス・ナドー(カナダ) SP:68.04(2) FS:116.92(7) 合計:184.96(5)
 「メリー・ポピンズ」♪ トリプルアクセル2本に挑戦、1本は転倒、1本はオーバーターンでコンビネーションにできなかった。それは仕方ないとしても、後半ループで転倒などはもったいない。
 エンターテイナーで表現力があり、演技構成点は高い。でも上にいくには技術とのバランスをとって、多少トランジションなどを削ってでもジャンプを決める戦略も必要かも。

22 ケヴィン・エイモス(フランス) SP:63.76(4) FS:123.24(4) 合計:187.00(4)
 「Torn - Resolve」♪ キャメルスピンから入る面白い構成。フリップ・トウ3-3を下りたところで壁にぶつかってしまい しかし大事に至らず演技続行、中盤止まってからほぼ助走なしでダブルアクセルに拍手が起こった。動きの大きいステップでは、顔の表情も大きい。
 サルコウ・トウ・ループ3-2-2を頑張り、ネジを巻く音でフィニッシュ。印象的な振付を本人も楽しんで、よく動いて表現していた。

23 ペトル・グメニク(ロシア) SP:62.35(5) FS:120.35(5) 合計:182.70(6)
 「ウェストサイドストーリー」♪ ニューヨークの街並みがプリントされたシャツ 最も高難度のジャンプで3回転ルッツだが、そのかわり工夫が凄い。ルッツ・トウ3-2と単独ルッツは片手上げ、ループ・ループ3-3もセカンドで片手上げ きれいな姿勢のキャメルスピン、Y字スピンやビールマン、つなぎで軽くスパイラル、フィニッシュはバレエジャンプと見所がたくさん。
 まだスケーティング技術などで高い得点はもらえないけど、次も楽しみ。

24 アレクセイ・クラスノジョン(アメリカ) SP:67.53(3) FS:127.15(3) 合計:194.68(3)
 「The Bolt」ショスタコービッチ♪ 最初に何を跳んだのかと思ったら、、、4回転ループでもダウングレードで転倒 トリプルアクセル1本目は転倒、2本目は軽くオーバーターンしたが2回転トウループをつけられた。終盤にもフリップ・トウ・ループで3-3-2!これで12点近く稼ぐ。
 終わった瞬間、手の平を上に向けて軽く肩をすくめた。でも得点と順位を見て狂喜乱舞 今シーズン中に4回転ループを着氷するだろうか? 期待が膨らむ

 結果、優勝はアリエフ、2位ヴァシリエフス、3位クラスノジョン。1位2位が200点越え、3位も190点台と、ジュニアのレベルはずいぶん上がってきた。日本勢は三宅星南が8位、友野一希が13位、頑張った
 女子も書かなきゃ

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