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JGP2015クロアチア大会女子フリー

2015年10月13日 22時25分56秒 | スポーツ

 ちょっと遅くなったけど^^;
 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦、クロアチア大会女子フリージャッジスコア)、再生リスト全体映像
 ・・・想像以上の結果が待っていた・・・

23 ミハエラ-ルーシー・ハンズリコヴァ(チェコ) SP:42.79(11)  FS:90.54(6) 合計:133.33(8)
 「Congo」♪ アフリカ風の曲にあわせた野生児風の衣装で登場。ステップから入り、サルコウ、ループ、トウループと難度は高くないが、高さのあるジャンプを跳ぶ。しっかり跳び上がってから回転が始まるジャンプは、見ごたえがある。
 ほぼミスなく滑りきり、喜びのあまりコーチの胸に飛び込んだ。そのうちルッツやフリップもちゃんと跳べるようになるといいな

24 サラ・カゼッラ(イタリア) SP:50.55(7) FS:92.04(5) 合計:142.59(5)
 ショパンの楽曲/「Send in the Clowns」♪ 純白の衣装で右頬に大粒の涙のメイク。後半のサルコウでちょっと手をついた以外は、どのジャンプも安定している。ステップでは大きく表現し、ストーリーをしっかり見せるパントマイム的な振付が大人っぽい。
 世界選手権のミニマムテクニカルスコアにあとわずか。

25 樋口新葉 SP:60.77(1) FS:114.29(2) 合計:175.06(2)

 「マスク・オブ・ゾロ」♪ ファイナルに行くには勝つしかない。今日も力強く滑り出し、ルッツ・ループ3-3を鮮やかに決めた スローパートでじっくりステップを踏み、後半にルッツ・トウ3-3も頑張って着氷。ノーミスでいけるかと思ったがフリップが1回転に それでも直後のダブルアクセル+2回転トウループ+2回転ループはしっかり決め、剣を突き出すポーズでフィニッシュすると、軽くガッツポーズ。
 実況によると、公式練習ではジャンプの調子に波があったらしい。それでも昨季よりずっと高難度のジャンプに挑んできた彼女を"What a worrior, princess worrior"と称えた。
 得点を見たときは少し微妙な顔。。。

26 ビュン・ジヒュン(韓国) SP:50.69(6) FS:97.44(3) 合計:148.13(4)
 「カルメン」ビゼー♪ まだ清純でおしとやかなカルメン ルッツが1回転になってしまったが、トウ・トウ・ループ3-2-2、3回転サルコウ+ダブルアクセルのシークエンスなどを決め、全体にスムーズなプログラム。スピン姿勢もきれいだった。

29 ディアナ・ペルヴシュキナ(ロシア) SP:60.52(2) FS:92.71(4) 合計:153.23(3)
 「Xena Warrior Princess」♪ この選手も優勝ならファイナルに行ける。冒頭ルッツからのコンビネーションが2-2に。3回転ループで転倒したが、フリップ・ループ・サルコウ3-1-3を片手を上げて見事に決める。ステップはレベル4を獲得したが、後半フリップが2回転になったり、SPより動きが重たげだったかな。

30 本田真凜 SP:57.92(3) FS:123.30(1) 合計:181.22(1)

 「ビートルジュース」♪ 3位以上でファイナルに行くには、アメリカ大会で出したスコアでも十分。それがわかっていたのか、リラックスした表情で出て行く。3回転ルッツ、サルコウ・トウ3-3、終盤のダブルアクセル+3回転トウループなど、全てのジャンプが軽やか 空中と着氷の姿勢が美しく、すーっと流れていく。ビールマンスピンやつなぎで見せるスパイラルも素敵
 幽霊が主人公の映画音楽で、ちょっぴりおどろおどろしいパートやしんみりするパートを、指先や腕の動きを使ってドラマチックに演じ分ける。ジャッジスコアに1つのマイナスもない完璧な演技で、終わった瞬間に両腕を突き上げて喜んだ。
 得点と順位を見て、両手でVサイン

 結果、優勝は本田真凜、2位に樋口新葉と日本勢の1、2フィニッシュ。3位ペルヴシュキナは国際大会初の表彰台。4位ビュン、5位カゼッラ、SP4位だったイベット・トートが6位。
 この結果、本田真凜は28ポイント最高順位1位でファイナル進出決定。樋口新葉は残念ながら進出を逃した。スペイン大会で白岩優奈が僅差で優勝したため樋口にもチャンスがあったが、活かせなかった。
 進出はロシアからポリーナ・ツルスカヤ、マリア・ソツコワ、アリサ・フェディチキナの3人と、日本から白岩優奈、本田真凜、三原舞依の3人。またもや日露対決のファイナルになる

 表彰式に出てきた樋口新葉ちゃん、大泣きした後の涙が乾いてない。真凜ちゃんとハグして台に上がってから、また涙 メダルと花束をもらってまだ涙 隣で真凜ちゃんがおろおろ
 2人の得点差は6.16、樋口新葉がフリップを3回転で跳んでいたら…? 後半の3回転フリップは5.83だけど、それでもわずかに足りない。GOEも稼いでやっと追いつく計算だ。
 本田真凜は演技構成点で断トツの55.49をもらっている。樋口も53.19で2番目だけど2.30の差、5項目全てで上回れなかった。スピードとパワーの樋口に対して、本田はスムーズ。英語でいう"effortless"(余分な力が入ってない)が高く評価されたと思われる。
 樋口選手は、自分の長所をもっと上手に見せる工夫が必要になってくるかも。同時に、ジャンプを全部跳びきることの重要さを今回は思い知ったことだろう。SPでコンビネーションのセカンドが3回転だったら、フリーでパンクしたフリップが3回転だったら、逃げ切れたかもしれなかったんだから。
 今月末の東/西日本、来月の全日本ジュニア、さらには年末の全日本。目標はその先の世界ジュニア。一つずつ山を乗り越えて成長していっておくれ

コメント
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