フィギュアスケート・全米選手権、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。J SPORTS生中継だったけど、仕事だったので今ごろ録画で^^;
#1 ハナ・ミラー SP:48.73(17)
「アラベスク」♪ 紫がかったブルーで妖艶な雰囲気。ルッツにトライしたがエッジエラーとダウングレードでもったいないところ。フリップ・トウ3-2、ダブルアクセルも回転不足。2012年にはジュニアグランプリファイナル2位、2015年には中国杯とロステレコム杯に出場していた。
#2 キャロライン・ジャン SP:62.55(7)
サン=サーンス「白鳥」♪ シルバーホワイト。地区予選から勝ち上がってきた。ループ・ループ3-3をクリーンに跳んだ 代名詞だったパールスピンからビールマンはもうできなくなったが、それでもきれいな姿勢。ステップはちょっとスピードがないかな^^;
#3 フランチェスカ・キエラ SP:53.97(3)
「Perfection」♪ 黒にシルバー。体幹が強そうな選手。フリップ・トウは3-2にして確実に。ルッツで乱れて回転不足になったが、全体にスピード感があった。
#4 テッサ・ホン SP:65.02(4)
「アヴェマリア」♪ 純白。最年少14歳、シニアには初出場。ノービスとジュニアをスキップしてシニアに出場を果たした。今期はJGPエストニア大会で5位。「体のラインが美しい」と解説・鈴木明子さん。コンビネーションスピンから入り、ジャンプは後半にルッツ・トウ3-3(トウは回転不足)、フリップ、ダブルアクセルときれいな流れで下りた。「余韻の残し方も上手」と褒められている。
#5 アンジェラ・ワン SP:58.16(11)
「虹の彼方に」♪ ブルーから白。今年は予選からの出場。アカペラボーカルからしっとりとした雰囲気。フリップは下りたとき体重が後ろに乗ってしまって転倒、惜しい ダブルアクセル、ループ・トウ3-2は大丈夫。スピンも丁寧できれいだった。
コーチの一人が2011年男子チャンピオンのライアン・ブラッドリー。
#6 カレン・チェン SP:72.87(1)
「On Gold Pond」♪ 白、手袋も。最初からスピードにのって、高さのあるルッツ・トウ3-3を鮮やかに決める。「ステップ中の間の取り方も上手い」と鈴木明子さん。ターンからのループ、ダブルアクセルもきれい。スパイラル、ビールマンスピンのとき衣装の右腕のフリルがひらひらして、これがまた素敵。
得点を見た時の笑顔、パンダのぬいぐるみを抱えて。
#7 アンバー・グレン SP:56.34(12)
「Send In The Clowns」♪ 明るい紫。地区予選からの出場。白岩優奈選手のフリーと同じ曲。3回転ルッツ(回転不足)で派手に転んでしまったが、次のフリップ(片手上げ)・トウ(回転不足)3-3は頑張った。スピンの姿勢もしっかりしている。
#8 コートニー・ヒックス SP:46.02(18)
「マレフィセント」♪ 黒にブルーのVネックライン。3回転フリップを下りたところでターンが入って、強引に3回転ループをつけたが転倒 3回転ルッツもダウングレードとなってしまった。「全体的にスピードがなかった」と解説。キャメルのキャッチフット姿勢からそのまま膝を曲げてシット姿勢になる独創的なスピンは健在。
#9 マライア・ベル SP:63.33(6)
「シカゴ」♪ シルバー。ルッツ・トウ3-3のセカンドが回転不足で転倒したのが惜しかったが、コケットな仕草の振付が可愛らしく、手拍子をたくさんもらっていた。ダブルアクセルから直接ダンスジャンプも躍動感がある。笑顔でステップを踊り切った。
#10 アシュリー・ワグナー SP:70.94(3)
「Sweet Dreams」♪ ブルー。前より色を濃くした髪、ポニーテールを振り立てながら滑る。フリップ・トウ3-3、後半ループときっちり。ダブるアクセルはちょっとぎりぎりでマイナスがついた^^; つなぎのウォーレイジャンプやターンを音に合わせてきた。手拍子を促しながらステップに入り、盛り上げた。
#11 ブレイディ・テネル SP:59.77(9)
「Remember Me」♪ 紫。ルッツ・トウ3-3、スムーズ。フリップがダブルになってしまった ブラケットからのダブルアクセルはなめらか。細身のすらっとした体の線を生かした動きで、スピンの姿勢の一つ一つがクリアでよかった。
#12 アシュリー・シン SP:49.86(14)
「My Way」♪ 明るいブルー。画面に出た曲名と違って、ヴィヴァルディ「四季」だったような^^; フリップ・トウ(両手上げ)3-2を確実に決め、ルッツも下りたがエッジエラー。片手上げダブルアクセルで転倒してしまった。
全体に丁寧で、できることはやった感じ。
#13 グレイシー・ゴールド SP:64.85(5)
「Assasin's Tango」♪ 黒、ストリップが面白い形。今季不調だったがどこまで復調しているか。
ルッツ・トウ3-3をうまく下りる。しかしフリップが2回転に つなぎに挟むスプリットジャンプなどはさすが。昨年ほどの元気はまだないような・・・
#14 メーガン・ウェッセンバーグ SP:48.96(16)
「I Put a Spell On You」♪ 黒に赤と青のストーン。シンクロナイズドスケーティングの出身と紹介される。トウ・トウ3-3で転倒、ループは下りたがアクセルがシングルに。動きにパワーはある感じ。
#15 ペイジ・ライドバーグ SP:61.60(8)
「Egyptian Melody」♪ 初出場の17歳。黒の透ける生地にストーン。トウ・トウ3-3でしっかり加点をもらい、フリップ、ダブルアクセルと前半にきちんと跳び終えた。スピンとステップもレベル4でそろえる。中東風の曲でエキゾチックな雰囲気の踊りをよくこなしていた。基本ができている選手。
#16 リヴィ・シリング SP:59.73(10)
「L-O-V-E」♪ 鮮やかなピンク。こちらも初出場。慎重にフリップ・トウ3-2、もう一つ慎重に3回転ループ。ダブルアクセルが決まるとほっとした笑顔になる。この場で滑れる喜びを溢れさせながらステップ、歌詞に合わせて動きでLとかEとか表現。シットスピンのときも両手で♡を作ったり、レイバックスピンで1本指を立てたりと工夫していた。
実力が発揮できたプログラムに、会場もほっこり。
#17 ケイティ・マクビース SP:49.33(15)
「The Prayer」♪ 水色。ルッツが2回転になってしまったが、フリップ・トウ3-2で立て直す。スピンの姿勢などはきれいだけど、淡々と滑っているだけの印象が
#18 長洲未来 SP:71.95(2)
ショパン「ノクターン第20番」♪ 藤色。回転不足を取られることが多い選手だが、今日はフリップ・トウ3-3も高さがあったので大丈夫だった模様。ループは両足になってしまって少しマイナスがついた。
トリプルアクセルを練習で決める動画があったので期待されたが、SPではダブルで。トリプルが跳べるようになっただけあって、高いジャンプ 音色の気分を掬い取るように丁寧な表現が光っていたと思う。得意のビールマンでフィニッシュ、会場を惹きつけた。
#19 レベッカ・ペン SP:41.08(19)
「Papa, Can You Hear Me?」♪ 17歳の初出場。白一色。画面に出た曲名と違うようで、たぶん「Out Here On My Own」だった。フリップ・トウ3-3に挑んだがトウはダウングレードに、ループもダウングレード、アクセルも回転不足でオーバーターンと、要素にマイナスがたくさんついてしまった
最後までよく頑張ったかな。
結果、カレン・チェンがトップに立ち、長洲未来が2位、アシュリー・ワグナーが3位につけた。4位テッサ・ホンはジュニア勢で最高位なら世界ジュニアに行けるか。ディフェンディングチャンピオンのゴールドは5位スタート。スケートアメリカ2位のマライア・ベルが6位、復活のキャロライン・ジャンが7位と悪くないところ。
フリーは明日の朝9時半から(日本時間)。今年の全米女王は誰になるのか
足りない
今週は、スポーツで見るものが多すぎる
フィギュアスケートは全米選手権とカナダ選手権が重なっている。全米はJ SPORTSで男子と女子を生中継。icenetworkのシーズンパスを購入しているので、ほかの種目はパソコンで見ることもできる。カナダはDaily MotionでLive Streamingを配信(って、さっき気づいた)。
テニスは全豪オープン、WOWOWがせっせと宣伝して、初日は無料放送。スポナビライブも初回1か月無料体験!3月までの限定価格月額1500円をうたって、1回戦と2回戦は登録なしで視聴できた。しかしそれ以前に、公式サイトで普通にライブ配信している
おまけに卓球は全日本選手権。NHKが準決勝・決勝をしっかり生放送。
・・・どうやっても、全部は見られない
いや、そもそも全部見ようとするほうが悪いわけで でも気になる
明日も朝から全米女子フリーとカナダ男子フリー、夕方は錦織圭vsロジャー・フェデラー。これは録画できるものは後回しにするしかないか 高校総体フィギュアが生で見られなくて助かった
ナダルがセットカウント1-2とリードされてるけど、どうなるかな
出かけてたので前半はあとで録画を見る予定で^^;
フィギュアスケート・全米選手権、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。後半はマックス・アーロンから。
#11 マックス・アーロン SP:72.54
青のインナーに黒ビロードの短い上着。曲は闘牛士系。4回転サルコウ転倒、トリプルアクセルで片手をつく。ルッツ・トウ3-3もこらえきれず転倒・・・
スケーティング自体はよくなっていると思うけど
#12 セバスチャン・パヤネット SP:57.07
「The Great Gig In The Sky」♪ ブルーのジャージ風。歌詞のないボーカルが印象的な独特の曲。トリプルアクセルで乱れ、ルッツがステップアウトで単独になり、フリップも転倒してコンビネーションにできず。
大きく体を反らしたり、片足で立ち止まるような動作が特徴。
#13 スコット・ダイアー SP:69.90
「アディオス・ノニーノ」「ラ・クンパルシータ」♪ 黒シャツにサスペンダー。トリプルアクセル(ダウングレード)、3回転フリップ、トウ・トウ3-3と着氷。つなぎに見せるスパイラルがきれい。なかなか姿勢のきれいなスピンも見せた。本人は満足そうにガッツポーズ。
コーチはフランク・キャロルさん。
#14 グラント・ホクスタイン SP:79.10
「Due Tramonti」♪ 紫がかったグレーのグラデーション。最初の4回転予定が2回転になり、セカンドもつけられなかった。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3は決める。しっとりした雰囲気と、美しいイーグルが魅力的。
#15 ヴィンセント・ジョウ SP:87.85
「Writing on the Wall」♪ ワインカラー。4回転サルコウ、決まった! トリプルアクセルはこらえたが大丈夫。ルッツ・トウ3-3も入って、イーグルや膝をつく動きなどが入ったステップもよかった。
終わって大きくガッツポーズ
#16 エマニュエル・サヴァリー SP:73.75
「Viejos Aires」♪ 黒人選手、赤に黒手袋。4回転サルコウ、高い! トリプルアクセルはステップアウトしたが、フリップ・トウ3-3のセカンドは両手上げで決める。全体に切れのある動き。まだ19歳だそうで、伸びしろはありそう。
#17 ケヴィン・シャム SP:71.77
「Eleanor Rigby」♪ ブルーのシャツ。マサチューセッツ工科大学の学生だそうで アクセルはダブルにして、ルッツ・トウ3-3、フリップをクリーンに下りた。スピンの出るところなどで音楽をうまくとらえた動きをしていて、なかなか素敵。
昨季は全米ジュニア2位、今季シニア初出場。笑顔でフィニッシュ。
#18 ネイサン・チェン SP:106.39
「海賊」♪ 黒レース。ルッツ・トウ4-3、下りたきれいに流れるところまではいかなかったが、クリーン。そして4回転フリップも トリプルアクセルはイーグルから、下りてすぐちょこっとイーグル。バレエのポーズも音にぴたりとはまっていく。
ステップでは客席から手拍子、ノリノリ 全米史上最高得点
#19 ジョーダン・モイラー SP:76.24
グレーのカットソー。しっとりしたボーカルにのせて、ゆったりと大きな滑り。トリプルアクセル、ルッツ・トウ3-3ときれいに入り、フリップはやや乱れたが頑張った。なかなか魅力的。コーチはジェイソン・ブラウンと同じチーム。
#20 ロス・マイナー SP:88.67
「ニューヨークの想い」ビリー・ジョエル♪ ブルーグレーのシャツ。トリプルアクセルをクリーンに決めると、ルッツ・トウ3-3も決まる。ステップの中で指差しポーズと笑顔、ラウンジポジションからの姿勢がきれいなキャメルスピン。フリップはイーグルにつなげた。バレエジャンプからイーグル、全てが一つの流れになって、今日は素晴らしい出来
#21 ジェイソン・ブラウン SP:79.23
グレーのスタンドカラ―。フリップ・トウ3-3は距離があってきれいだったが、トリプルアクセルで転倒、ルッツは両足着氷に。美しいバレエジャンプ、美しいハイドロブレーディング、ジャンプ以外は文句をつけるところはないのに~。
結果、一人高得点でトップに立ったのはネイサン・チェン、2位に4回転なしでロス・マイナー、3位にヴィンセント・ジョウ。ジェイソン・ブラウンは4位、昨季世界選手権に出たホクスタインが5位となった。
フリーは日本時間で明後日の早朝4時から。どんな結果が待っているのか