アイスダンスの順位が決まる前にアップされているので、空欄があるけど
GALA EXHIBITION - PROGRAM(draft)
全日本ノービスA優勝の手嶋里佳と垂水爽空が出演する。これも楽しみ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2018第4戦NHK杯、アイスダンス・フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
小松原美里/ティm・コレト SD:59.40(9) FD:94.87(8) 合計:154.27(8)
「Une histoire d'amour(ある愛の詩)」♪ 紫、黒。フランス語の女性ボーカルにのって、表情豊かに滑る。ツイズルを上手く合わせ、スピンやリフトも安定。ワンフットステップもスピードがあったし、曲調が明るくなるところでのステップでは自然と手拍子が起こった。ミスらしいミスはなく、いい演技
アレクサンドラ・ナザロワ/マクシム・ニキーチン(ウクライナ) SD:60.20(8) FD:93.02(9) 合計:153.22(9)
チャップリン・メドレー♪ 黒、白シャツにサスペンダー。ワルツに乗って軽やかに、ツイズルの間に軽くリフトしたり、スピンを組み替えるとき女性が観客にアピールしたり。クリムキンイーグルの姿勢でリフトなど、難しいこともさりげなく。
アナスタシア・スコプツォワ/キリル・アリョーシン(ロシア) SD:64.53(6) FD:95.43(7) 合計:159.96(7)
マイケル・ジャクソン・メドレー♪ ギターと女性ボーカルで。お腹を見せる紺、鋲付の黒ジャケ。女性の髪形が高いところからの編みこみお下げ、動くとぶんぶん。ワンフットステップの一歩がよく伸びる。「男性が片足の状態で持ち上げるリフトが難しい」と解説・宮本賢二さん。
ライラ・フィアー/ルイス・ギブソン(イギリス) SD:63.91(7) FD:113.29(2) 合計:177.20(4)
「Bad Girls」「On the Radio」♪ ブルー。70年代ディスコサウンド(ドナ・サマーとかアース・ウィンド・アンド・ファイヤーとか)で、ジャッジ前でアピールするコレオステップから。スピードにのったワンフットステップ、ローテ―ショナルリフトの回転が速い。カーブリフトは女性が足を男性の肩に引っ掛けて逆立ち姿勢。コレオスライディングで最高潮
高得点に大喜び
<G2>
カロラーヌ・スシース/シェーン・フィラス(カナダ) SD:66.01(5) FD:103.83(5) 合計:169.84(5)
「Earned It」「Dirty Diana」♪ 紺、黒ジャケ。ロック系の曲でシャープな動き。四大陸のころとかなり印象が違う?!
王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:66.27(4) FD:101.69(6) 合計:167.96(6)
「Meant」♪ 黒、深緑。長身の男性の膝に乗ると高々と上がる感じで、男性も片足で「難しい」と宮本さん。ツイズルがきれいに合った。女性を少し振り回してから肩に乗せたり、全体に迫力がある。
レイチェル・パーソンズ/マイケル・パーソンズ(アメリカ) SD:69.07(3) FD:109.57(3) 合計:178.64(3)
「To Build A Home」♪ グレーがかったブルー。女性はBioに身長160cmとあるが、もう少し大きいような 男性が172cmなのであまり差がないように見えるが、リフトに苦労している感じはない。シット姿勢など低い姿勢で巧み。ペアスピンのポジションがきれい。コレオステップはジャッジに近づいてくるカップルが多い中で、先にジャッジ前に行ってから離れていく形。
ティファニー・ザゴルスキー/ジョナサン・ゲレイロ(ロシア) SD:75.49(1) FD:107.56(4) 合計:183.05(2)
「Blues for Klook」♪ 黒。高橋大輔の名プロに使われたこの曲で、日本で滑る。カーブリフトからステーショナリーリフトに続けたところで男性が片足。「スピンを人を持ち上げてするようなもの」と宮本さん、よくわかる! ツイズルで男性が一瞬ふらついたが上手くまとめる。女性を男性の体から離すようにホールドするローテ―ショナルリフトは「体を離していると速く回転できないので難しい」と宮本さん。
ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) SD:70.71(2) FD:113.92(1) 合計:184.64(1)
「Trampoline Theme」♪ 黒白グレー。丁寧なツイズルがぴったり合って、イーグルに乗せるカーブリフトがきれい。「このカップルはイーグルとイナバウアーが得意」と宮本さんが言う通り、二人が重なってイーグルを見せるつなぎがカッコいい ペアスピンに入るところで、離れかける男性を女性がつかまえるようにする振付など、全体に情感豊かで素敵。
と思ったら、フリー1位で逆転
結果、ハワイエク/ベイカーがGPシリーズ初優勝 2位ザゴルスキー/ゲレイロ、3位パーソンズ兄妹。RD7位のフィアー/ギブソンがフリー2位で総合4位まで順位を上げた。小松原/コレトも一つ順位を上げて8位だった。
個人的にハワイエク/ベイカー贔屓なので、優勝してくれて嬉しい RDで5点差があったのに逆転できたのは、技術要素で確実にレベルを取った上に大きなGOE加点をもらったから。一方ザゴルスキー/ゲレイロは、ツイズルでわずかながらGOEマイナスだったり、リフトの時間オーバー減点があったりと、細かいところが詰めきれなかった。
パパダキス/シゼロンが欠場して、グランプリファイナルは接戦になりそう。ザゴルスキー/ゲレイロはまだ進出決定ではないのかな? ハワイエク/ベイカーにチャンスが出てきたので期待
このあとはレジェンドオンアイス
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2018第4戦NHK杯、データ放送で技術点速報が見られるようになってよかった! できればスピンやステップのレベルも見せてほしかったり
ただ、致命的な欠陥が判明 スケーターが予定と構成を変えた場合、対応できない。データ放送画面上で、技術要素名は元のまま、基礎点とGOEだけがその時点の速報。すると、表示されている要素の基礎点ではなく、実際に行った要素の基礎点が表示されることになる。
たとえば山本草太選手のフリーで、アクセルが1回転になって次のルッツをトリプルアクセルに変えた。表示上、最初のトリプルアクセルの基礎点が1.10になり、次のルッツ・トウ3-3の基礎点が8.00(本来は10.10)となった。
コンビネーション予定のジャンプの最初に転倒した場合も、単独ジャンプの基礎点が表示されるから、コンビネーションで跳べた場合の本来の基礎点とは食い違う。まるで3連続ジャンプの基礎点が5点くらいしかないような表示になってしまう。
予定要素は青ボタンで一覧が見られるようになっているんだから、滑走中は普通に行った要素名とその基礎点・GOEだけでいいんじゃないだろうか