2022年北京オリンピックのフィギュアスケート最終予選、ネーベルホルン杯2021。今、女子フリーが終わったところ。五輪出場枠はショートプログラム上位陣が守った形になった。
<女子>
1位 アリサ・リウ(アメリカ)
2位 エカテリーナ・クラコワ(ポーランド)
3位 ヴィクトリア・サフォノワ(ベラルーシ)
4位 アレクシア・パガニーニ(スイス)
5位 アナスタシア・シャボトワ(ウクライナ)
7位 カイラニ・クレイン(オーストラリア)
8位 (次点)ララ・ナキ・グトマン(イタリア)
アリサ・リウは圧倒的なパフォーマンスだったが、3アクセルはパンク その分、技術点では2番目になったが余裕でアメリカの3枠目を確保。滑走のスピード感、ジャンプの安定感、音と動きの融合、これこそフィギュアスケート
クラコワは実績からいって世界選手権で枠を獲れて当然のところ、ショートプログラムで失敗してフリーに進めなかった。ノーミスで終わり、一気にこみあげて顔を覆っていた。得点にまた涙。相当なプレッシャーだったんだろう。
世界選手権に出場していなかったベラルーシは、サフォノワが安定したジャンプで獲得。スイスのパガニーニも、世界選手権の失敗は何だったのか?という感じで本来の演技で枠をゲット。実況席に男子のルーカス・ブリツィギが応援に来ていた。
ウクライナのシャボトワは、今年15歳になってシニアに出られるようになり、さっそく結果を残した。オーストラリアのクレインは平昌五輪に続いて2大会連続出場できそう。フリーの得点を見た瞬間はがっかりしていたが、総合順位で枠が取れたとわかってうれし涙
イタリアのグトマン、冒頭の転倒さえなければ、、、だった。イタリアは他の3カテゴリで枠があるので、3大会連続で団体戦に出ると思われる。
五輪出場には届かなかったが、台湾の丁子涵(Tzu-Han TING)、「アラジン」のプログラムがめっちゃ可愛くてよかった。ジャンプも安定しているし、音はめも決まっていた。四大陸選手権に出られるミニマムテクニカルスコアは獲得したし、世界選手権もSPであと2点ちょっとだから、今季中に取れるかも。世界ジュニアの出場も可能だから出るかな? 急成長しそう
キプロスのエミリア・ジンガスもあと少しだったが、オータムクラシック・インターナショナルで180.72を出していたマリレナ・キトロミリスが出場していたら、枠に届いたかも、、、
注目していたフランス、レア・セルナが届かず。これでフランスは団体戦出場が不可能になった。
アイスダンス・フリーダンスが始まっている。いよいよ
2022年北京オリンピックのフィギュアスケート最終予選、ネーベルホルン杯2021。男子とペアのフリーが終わって、五輪出場枠が決定した。(女子とアイスダンスはこの後決まる。)
私の予想は大体当たったかな 以下は枠を獲得した国。
<男子>
1位 ヴィセント・ジョウ(アメリカ)
2位 アダム・シャオ・イム・ファ(フランス)
3位 マルク・コンドラチュク(ロシア)
5位 イ・シヒョン(韓国)
6位 ヴラジミール・リトヴィンチェフ(アゼルバイジャン)
7位 ブレンダン・ケリー(オーストラリア)
8位 ロマン・サドフスキー(カナダ)
10位(次点) バサル・オクタル(トルコ)
世界選手権2021で枠を増やした、またはフリーに進んだ人数が獲得枠に足りなかったので、今大会でプラス1枠に挑戦する権利を得た5か国は、全て獲得できたことになる。複数枠が取れるくらいの国が圧倒的に有利だろうと思っていたが、その通りになった。
世界選手権で決まる枠が24、フリーに進める枠が24。つくづくフリーに進むことが重要だった。次の五輪出場枠も同じ決め方なら、1枠が取れるかどうかのレベルの選手は、徹底的にショートプログラムで高得点を取れるように対策を練ったほうがいいかも。
それ以外はアゼルバイジャンとオーストラリアが獲得。
予想と違ったのは、地元ドイツのパウル・フェンツが13位にとどまって枠を獲れなかったこと。次点にも届かなかったのは残念だが、ドイツは男子以外の3カテゴリで枠があるので、団体には出てくると思われる。
<ペア>
2位 ラウラ・バルケロ/マルコ・ザンドロン(スペイン)
3位 カリナ・サフィナ/ルカ・ベルラヴァ(ジョージア)
5位 ヘイリー・コップス/エフゲニー・クラスノポスルキ(イスラエル)
6位 (次点) Yuchen WANG / Yihang HUANG(中国)
スペインのラウラ・バルケロは新パートナーと組んで急成長、見事枠を獲得。
ジョージアは世界選手権16位とあと一歩で枠を逃したアナスタシア・メテルキナ/ダニール・パルクマンに替わって出場したサフィナ/ベルラヴァが頑張った。実際に五輪に出場するのはどちらになるか? これで3カテゴリで枠を得て、団体戦に出てくる可能性が高くなった。
イスラエルのクラスノポルスキも、パートナーを変えて大成功。中国は3枠目が取れず、、、ペア大国だが若手の成長はやや遅れているかも。
今、女子フリーの最終グループに入るところ(ライブストリーミング)。さて、どうなる