Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

高橋大輔、引退へ

2014年10月14日 10時59分42秒 | 

 mixiのフィギュアスケート関連コミュに、朝日新聞の記事がリンクされていた。
 検索してみると、ほかの媒体の記事が出ない。そのまま信じていいのかと思っていたら、NHKや時事通信なども伝え始めた。
 そうか、、、
 1年休養を宣言していた。自分が参加しないGPシリーズや全日本選手権、世界選手権を見て、何を感じるか。それを体験してから、決めたらいいと思っていた。
 もう、その先を考えるのもつらいのだとしたら、、、引き止められない。

 正式に発表されたあとでまた。

<追記>
 記者会見1 記者会見2
 一問一答 高橋大輔の軌跡

 3度オリンピックに出場した人だからなのか。「4年で考えてしまう自分がいて、今の僕では不可能だと思った」。
 鈴木明子は、1年ずつを積み重ねて、ソチまでたどりついた。
 小塚崇彦は、いつまでと区切らず、行けるところまで行こうとしている。
 村主章枝は、今もブロック大会から全日本を目指している。
 高橋大輔は、違った。

 何が何でも一番になろうとしなければ、もっと気楽にやれば、できるかもしれない。
 ここ1、2年は4回転がなかなか決まらなかった。しかし3回転はまるでステップの一部のように跳べる。いっそ4回転をはずして、トリプルアクセルまでの構成にしても、完成度と表現力でそこそこのスコアは出る。大会によっては表彰台に乗れるかもしれない。世界選手権でもトップ10は固い。
 でも、それは彼のスタイルではない。表彰台の真ん中を期待されている。自分もそこを狙うから楽しい。ただそれはもう、しんどい。ソチ五輪後、NHKの記者に「正直、もう限界」とぽろっとこぼしたという。
 大舞台でミスをすることが時々あって、「ガラスのエース」と言われた時期もある。しかし“日本男子初”の快挙を次々成し遂げてきた。彼が道を切り開いてきた。
 後輩が金メダルを獲ったことで、もう自分がエースではなくなったという寂しさと、もう自分がいなくても大丈夫、と肩の荷を下ろす気持ちもあっただろうか。

 高い技術と、類まれな表現力を兼ね備えた、不世出の選手。
 NHK刈屋解説委員のコメント「ロングランを続けた舞台がついに終わる。寂しいけれど、これまでの感動に感謝の気持ち」。
 将来スケートに関わっていくかどうかも、「自分が本当にスケートに向き合いたいのか、これから考える」という。コーチや振付師になるのか、プロスケーターとして長く滑るのか、あるいは全く別の道を行くのか。

 来年のジャパンオープンあたりで、元気よく滑ってるかも
 ・・・お疲れ様でした・・・

 (去年の1月に織田信成と小塚崇彦についてまとめた記事だけど、大ちゃんも2人のすぐ前を歩んでたな、、、)

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双杠・単杠

2014年10月12日 22時28分40秒 | スポーツ

 体操世界選手権2014、今日で閉幕
 最終日は種目別決勝2日目で、男子平行棒で加藤凌平が銅メダル、内村航平が鉄棒で銀メダルを獲得。
 今回は中国広西チワン族自治区南寧で開催された。中国語では平行棒が双杠、鉄棒が単杠らしい。
 杠・・・やや太い棒。単杠・・・鉄棒 双杠・・・平行棒 高低杠・・・段違い平行棒
 日本語では音読みが「コウ」、訓読みが「てこ」。なるほど

 男子個人総合で前人未到の5連覇を成し遂げた“全能”内村航平も、種目別では思ったとおりの演技ができたわけではないようだ。まだ、進化の余地があるって、いいこと

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JGP2014クロアチア大会男子フリー

2014年10月11日 09時52分53秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦、クロアチア大会男子フリージャッジスコア)。昌磨、さらに凄い・・・

10 鎌田英嗣 SP:49.08(17) FS:103.14(13) 合計:152.22(15)

 「K 20」♪ ドラマチックに意欲的に滑り出す。スローパートではしっとりした雰囲気が出せて、また曲が激しくなるとしっかり強さを見せた。ジャンプはダウングレードが1つ、3回転予定で2回転になったのが(たぶん)2つ、フリップのエッジにe。また修正していけばいいプログラムになる。

17 イワン・パヴロフ(ウクライナ) SP:58.43(7) FS:118.64(4) 合計:177.07(5)
 「La Leyenda del Beso」♪ わりと姿勢のきれいな、なめらかな滑走。もうすぐトリプルにできそうなダブルアクセル、3回転ルッツ+3回転トウループなどジャンプも安定している。バランスがとれている選手だ。
 得点を見て拍手して喜んでいた

21 ネイサン・チェン(アメリカ) SP:72.57(2) FS:135.59(2) 合計:208.16(2)
 ショパン「ピアノ協奏曲第1番」♪ 繊細なピアノの音の一つ一つを表すような動き。流れるスケーティング。あとはジャンプ…冒頭のシングルアクセルはトリプルの予定だったか。次はトリプルを跳んでステップアウト。でもその後のジャンプは問題なかった。
 ステップの途中で一瞬つまずきかけて、レベル3で少しだけGOEマイナス。スピンも2つがレベル3だった。シーズン後半にむけて、ブラッシュアップしていけるだろう。

22 宇野昌磨 SP:74.82(1) FS:152.69(1) 合計:227.51(1)

 「ドン・フアン・デ・マルコ」♪ 登場からもう、大歓声 ただいまファン激増中 堂々とスピードに乗って滑り出し、4回転トウループ!片手をついたが、次は4回転トウループ+2回転トウループ決めた! 音をダイナミックな体の動きで表現している。ステップは一歩ごとにどんどんスピードを増し、レベル4に加点1.30 技術点80.25、演技構成点72.44。一人だけ次元の違うところにいた。

23 イ・ジュンヒョン(韓国) SP:68.52(3) FS:135.40(3) 合計:203.92(3)
 「オペラ座の怪人」♪ 今季流行の曲だけど、若者のオペラ座もまた良し。スムーズなトリプルアクセルからしっかりジャンプを決めていく。じっくりと心情を描くようなステップはレベル4獲得。唯一のミスはループのステップアウト。ルッツのエッジeは今後の課題だけど、ちょっとだけ合計の自己ベストを更新した。

25 ムラド・クルバノフ(ロシア) SP:64.98(4) FS:117.80(5) 合計:182.78(4)
 「パール・ハーバー」♪ 最初のジャンプが明らかに回転抜けの2回転、4回転の予定だったのかな? 動じることなくほかのジャンプを決めていった。3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウで、サルコウが回転不足で手をついてしまったが、全体としてはまとまっていた。

 結果、優勝は宇野昌磨、2位ネイサン・チェン、3位イ・ジュンヒョン。ドイツ大会優勝のアンドレイ・ラズキン(ロシア)は169.96の8位だった。
 ファイナル進出は2位+1位で28ポイントの宇野昌磨、1位+3位で26ポイントのイ・ジュンヒョン。1位+4位で24ポイントだったロマン・サドフスキーも進出。

 それにしても、ジュニア男子の得点レベルは高くなっている。7大会のうち、優勝スコアが200点未満だったのは、チェコ大会だけ(192.08でサドフスキー)。180点台では、表彰台にも乗れない。2、3年前なら、180点台で優勝するケースもあったのに
 ファイナルはまた高レベルの戦いになる みんな、怪我なく練習を積んで出てこられますように
 

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JGP2014クロアチア大会女子SP

2014年10月10日 17時23分44秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第7戦、クロアチア大会。続いて女子ショートプログラムジャッジスコア)。デビューの2人も健闘

3 永田絵美莉 47.38(8)

 「Simple Songs」♪ スイングジャズ系の曲で、溌溂とした滑り。最初のジャンプは転倒になってコンビネーションにできなかったが、元気いっぱいのステップ、ターンからのダブルアクセルなど、見所たっぷり。将来楽しみな選手がまた出てきた。

8 カレン・チェン(アメリカ) 62.71(1)
 「Requiem for a Tower」「Requiem for a Dream」♪ チェコ大会3位、今大会優勝でファイナル進出のチャンス。昨季進出の権利を得たが怪我で辞退しているので、今季は出たいだろう。
 コンビネーションは3-2だけど、ルッツやダブルアクセル、レイバックスピンに1点以上の加点をもらって、技術点トップ。小さな体をいっぱいに伸ばして動き、最後までスピード感があって、演技構成点も僅差だけどトップだった。

12 ニコル・ライチョヴァ(スロバキア) 54.62(3)
 「ロミオとジュリエット」♪ ジュニア最終年の19歳。ジャンプが安定して、表現力を十分生かせるようになってきた。動きの意味をわかった上で過不足なくできるところが、大人。レベル4のステップに加点1.10、SP自己ベスト更新。振付はニコライ・モロゾフ。

14 ディアナ・ニキティナ(ラトビア) 49.26(5)
 「枯葉」♪ すらっと細い13歳、ジャンプは高さより距離が出るタイプ。トウループの3-3が決まった。まだ上半身の動きが固い感じで演技構成点はいまいちだけど、これといって穴がないので今後伸びそう。

16 アレクサンドラ・プロクロワ(ロシア) 51.30(4)
 「Spy」♪ スピードに乗ってぐいぐい滑っていって、、、フリップで転倒してコンビネーションにできず、ルッツも転倒してしまった。スピードがありすぎてジャンプのコントロールしきれてない 体はよく動いていて、きれいな線を出せる選手なんだけど。

18 マリア・ソツコワ(ロシア) 58.48(2)
 ヴィヴァルディ「四季」より「冬」♪ 3回転フリップ+3回転トウループを決め、一歩がよく伸びるステップでレベル4に加点1.10。ほぼノーミスのようで、ルッツの回転不足とフライングキャメルスピンのV1があった。キャメルはフライング姿勢が不十分だったのかな?

30 竹野比奈 49.18(6)

 「ポル・ウナ・カベサ」♪ 3-3も実は跳べそうな、余裕のある3-2トウループ。ルッツはダウングレードになったけど、レイバックスピンは速くたくさん回転して、じっくり見せた。男性とホールドして踊っているようなポーズのステップもなかなかいい。
 得点と順位を見て、コーチの中庭健介氏もにっこり

 この順位のままだと、中塩美悠がファイナル進出できないパターンなんだけど^^; 24ポイントは例年ボーダーラインだから、それはそれで仕方ない。
 さて、フリーはどうなる?

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JGP2014クロアチア大会男子SP

2014年10月10日 00時14分15秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズも、最終第7戦となって、クロアチア大会
 日本からは、男子に宇野昌磨、鎌田英嗣。女子はJGPデビューの永田絵美莉と竹野比奈。ペアは古賀亜美/フランシス・ブードロー=オデが出場する。
 最初は男子ショートプログラムジャッジスコア)。昌磨、凄い、、、

5 鎌田英嗣 49.08(17)

 「コンドルは飛んで行く」♪ 草原の風を感じさせるように大きく滑り出す。ダブルアクセルをきっちり決めたが、トウループの3-3で一瞬膝をつきそうに。シットスピンでジャンプで足換えするとき軽くお尻をついてしまった 丁寧に回った最後のスピンはレベル4
 終わったときは少しつらそうな顔だったけど、疲れたかな^^;

9 アンソニー・カン(カナダ) 59.47(5)
 「レッド・バイオリン」♪ あらゆる動きを表現につなげる意識がある。音楽の緩急にぴったり合わせた振付で、ドラマチックに演じた。スロベニア大会で出したベストに届かなかったのは、フリップのエッジがeとされた分かな。
 Bioによると香港生まれ。今、香港代表で出ているロナルド・ラム選手のように、将来香港代表になってくれないかしら

13 ムラド・クルバノフ(ロシア) 64.98(4)
 ラフマニノフ「前奏曲嬰ハ単調」♪ 前半は重厚でシンプルな音のピアノ曲でジャンプを跳び、中盤は細かい音に合わせて激しく動くステップ。ロシアの選手の常で、基本はしっかりしている。自己ベスト更新。

19 ネイサン・チェン(アメリカ) 72.57(2)
 ヴィヴァルディ「四季」より「夏」「冬」♪ 相変わらず安定した基礎と美しいスケーティング。冒頭のトリプルアクセルで転倒したが、回転は足りていた。レベル4のステップに加点1.20。本人は転倒が口惜しかったようで、キス&クライではちょっと落ち込んでいた。
 SP自己ベスト75.15は2012年に出したもので、まだトリプルアクセルを跳んでいない時期。今季は跳んだうえでもっと高得点を出したいんだろう・・・

21 イ・ジュンヒョン(韓国) 68.52(3)
 「The Wild Party」♪ トリプルアクセルはステップアウト、ルッツにはeがついたけど、元気よく決めている。ジャズ系のブラスの音にのってスイング感が出るステップ、「いいな」と思ったらレベル4で加点1.10 フランス大会でミスしたスピンもレベル4をそろえた。
 わりと踊るのが好きなタイプかも。少しだけど自己ベスト更新、実力が安定してきている。

24 宇野昌磨 74.82(1)

 「クロイツェル・ソナタ」♪ 唯一心配な要素、トリプルアクセルがちょっとステップアウトで下りた あとは活き活きと滑るだけ 緩急や“ため”をつけながら豊かに表現していくステップは、ジュニアのレベルをはるかに超えている(レベル4、GOE1.30)。スピンの取りこぼしもなく、技術点・演技構成点ともにトップで自己ベスト更新

 フリーは宇野昌磨とネイサン・チェンの一騎打ちになりそう。イ・ジュンヒョンは3位をキープすればファイナル進出。ドイツ大会優勝のアンドレイ・ラズキン(ロシア)が56.44で9位と出遅れたけど、フリーでどこまで巻き返せるか?
 フリーは明日

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Y.ジンナン

2014年10月09日 00時11分04秒 | ××語

 体操世界選手権の熱戦、フジテレビがLive中継してくれるので、ついつい見ちゃう
 今日は女子団体。中国選手の名前表記は、今回の放送では中国語音をカタカナ表記にして読み上げている。漢字は表示されないので、発音から想像するしかない。
 一人一人を紹介するときにはフルネームだが、各種目に起用されたメンバーのまとめ表示は、一部イニシャル。欧米の選手はファーストネームがイニシャルにされるが、中国選手は姓がイニシャルにされて、「S.チュンソン」「T.ジアシン」のようになってしまう。
 英文表記の中でファーストネームを略すなら、「Shang C.S.」「Tang J.X.」のようにするのが一般的なんだけど。変な略し方をするくらいなら、姓だけにしておけばいいのに? 男子には同姓がいたけど、女子はいなかったし。(同姓だけ、ファーストネームのイニシャル一文字をカッコでつけても十分)
 なんだかなぁ、、、と思いながら見ていたら、「ヤオ・ジンナン」という選手が出てきた。省略表示では「Y.ジンナン」。ジンナン、、、Jin Nan、、、金男
 女子だけど「男」の字がつく名前、とアジア大会のとき書いた選手だった。漢字では姚金男。アジア大会の放送では「ヨウ・キンダン」と読まれていた。
 確認のためにウィキペディアを見たら、今年改名したらしい。姚金男は音が「要金難」に近く、「なかなか金メダルが取れない」という意味になってしまうそうで コーチと両親が相談の上、姚梓釔(Yao ZiYi、ヤオ・ズーイー)に改名させたとか。
 選手登録のほうはまだ変更されてないようだけど、来年あたりは新しい名前で出てくるのかな

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パーシモン

2014年10月08日 21時16分43秒 | Weblog

 「冷蔵庫に柿があったんじゃないの? 早く食べないとぐずぐずになっちゃうぞ」とつれあいが言う。おっと、忘れるところだった(汗)
 剥いてみると、たしかに早く食べたほうがいい状態 柔らかくなってからも美味しいけど、ほどほどがいいし
 「香港の街市(市場)に、Persimonって名前で売ってた」というと、「パーシモンってゴルフのウッドの種類じゃなかったかな・・・」とつれあいがググる。「何番でも、ウッドのことはパーシモンって言ってたらしい」。へぇ~~~
 街市のPersimonには、「Eat like apple」と説明がついていた。「りんごのように」なんて説明じゃ、パイか何かに入れようとする人が出たんじゃないかしら。。。

 雲に隠れてよく見えない月食を眺めながら、秋の夜長

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ノーベル

2014年10月08日 02時38分30秒 | 

 今年のノーベル物理学賞を、日本人の赤崎勇・名城大教授(85)と天野浩・名古屋大教授(54)、中村修二・米カリフォルニア大サンタバーバラ校教授(60)が受賞することになったというニュース。
 「そんなに喜ばしいことなの?」と、浮世離れしている長男が言う。「ノーベルって、誰?」
 そこへ次男が来て、「ノーベル♪」とのど飴CMのジングルを口ずさんだ。。。
 
 ダイナマイトなど350もの特許を取得、世界各地に工場を持ち、巨万の富を築いたアルフレッド・ノーベル。その遺言にしたがって創設されたノーベル賞。人類に貢献する功績を残した人に贈られる。
 のど飴のノーベル製菓は、初代社長がノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹氏と交友関係があったことから、因んだ社名をつけたそうな

 人類に貢献できなくてもいいから、誰かの役に立てる人になっておくれ>息子たち
 

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JGP2014ドイツ大会男子フリー

2014年10月08日 00時06分17秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第6戦ドイツ大会男子フリージャッジスコア)。川原星、大健闘

20 ロマン・サドフスキー(カナダ) SP:59.90(8) FS:132.54(2) 合計:192.44(4)
 「レ・ミゼラブル」♪ トリプルアクセルも、3-3もなしでこの得点。体が柔らかく、ジャンプ着氷時やキャメルスピンで、足がぴんと伸びている。要素と要素の間、ただ滑るにしてもポーズをとるにしても、流れと音がぴったりマッチして、惹きつけるものがある。

21 アンドレイ・ラズキン(ロシア) SP:68.73(1) FS:133.95(1) 合計:202.68(1)
 「エクソジェネシス交響曲」♪ あのジェレミー・アボットのプログラムで有名な曲。トリプルアクセル2本を着氷したが、実は技術点はサドフスキーより低かった。中盤の3連続が2-2-1だったり、スピンやステップのレベルが2から3どまりだったせいか。エッジにしっかり乗ってよく伸びるスケーティングで雄大な表現をして、演技構成点トップ。
 層が厚いロシアの中で、昨季、その前年とJGPは1大会ずつ。この優勝で今季はクロアチア大会にもエントリーが決まった模様。

22 張鶴(He ZHANG)(中国) SP:67.49(2) FS:128.71(4) 合計:196.20(2)
 「アーティスト」♪ 冒頭に目の覚めるような4回転トウループを決め、全体の出来は悪くない。3回転フリップ+3回転トウループで、フリップにエッジのeがつき、トウループが回転不足。ルッツでコンビネーションにできず+REP。この2つが得点にはネックになってしまった。
 4回転が得意なら、SPから4回転を入れられるシニアに早く上がったほうが活躍できるかも

23 川原星 SP:64.91(5) FS:124.59(5) 合計:189.50(5)

 「Asturias」♪ 課題のトリプルアクセルはダウングレードで転倒。しかし決まるジャンプはますますシャープになっている。チェコ大会に比べるとスピンのレベルも上げ、演技構成点を全項目6点台に乗せて、フリーも合計も自己ベスト更新。

24 ヤロスラフ・パニオット(ウクライナ) SP:65.12(4) FS:129.48(3) 合計:194.60(3)
 「アルビノーニのアダージョ」「Palladio」♪ トリプルアクセル2本、3回転フリップ+3回転ループと高得点のジャンプが前半に決まる。逆に後半はコンビネーションなし、ダブルアクセル2本とやや尻すぼみ^^; とはいえフリーも合計も、自己ベスト大幅更新。

25 ショータロー・オオモリ(アメリカ) SP:66.30(3) FS:107.24(8) 合計:173.54(6)
 「シェヘラザード」♪ 最初のフリップがきれいに入ったので、いけるかと思ったんだけど…。次のアクセルがシングルに。後半ルッツ、サルコウが2回転。さらにアクセルがシングル。跳び上がれてるけど回れないパターン 滑走姿勢や所作がきれいで、体形のバランスもよくて見栄えがいいだけに、惜しい。

 結果、優勝はラズキン、2位に張鶴、3位パニオット、4位サドフスキー。5位の川原星は、この調子で全日本ジュニアで表彰台に乗って、世界ジュニアまで行けそうな感じ
 ファイナル進出ポイントは、サドフスキーが1位+4位で24ポイント、張鶴が3位+2位で24ポイントとなった。
 26ポイント以上に達した選手がなく、最終第7戦クロアチア大会で26ポイント以上になる可能性があるのは最大3人なので、ランキング3番手の山本草太は進出決定
 クロアチア大会には、日本大会2位の宇野昌磨が出場予定。2位以上ならファイナル進出だが、3位の場合「イ・ジュンヒョンかラズキンのうち少なくとも1人が5位以下」が条件となる。
 世界ジュニア2014銅メダルのネイサン・チェン(アメリカ)も出場予定。また熱戦になりそう

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JGP2014ドイツ大会女子フリー

2014年10月07日 04時47分26秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ第6戦ドイツ大会女子フリージャッジスコア)。樋口新葉が見事優勝

18 木原万莉子 SP:44.42(8) FS:89.58(5) 合計:134.00(6)

 「Maria de Nazareth」「(「アイーダ」より)Dance of the Young Moorish Slaves」♪ 冒頭のフリップが回転不足で転倒、次のルッツがエッジのeと回転不足 しかし終盤に3回転ループ+2回転トウループ+2回転ループなどをしっかり決めた。チェコ大会とはジャンプ構成を少し変えたようだけど、どっちが良かったのかな?
 これから国内の試合の中で、さらにいいものに仕上げてくれるだろう

23 アレクサンドラ・プロクロワ(ロシア) SP:52.89(3) FS:96.27(3) 合計:149.16(3)
 「火の鳥」♪ 女性ボーカルから始まる。決まったように見えた3回転フリップ+1回転ループ+3回転サルコウで、サルコウがダウングレード。3回転ループ、後半の3回転フリップが回転不足で転倒と、大きく減点されたのが響いた。自己ベストは181.18だけど、まだ14歳、安定した演技ができるようになるのはこれからかな

24 樋口新葉 SP:58.99(1) FS:117.15(1) 合計:176.14(1)

 ガーシュイン「Piano Concerto in F」♪ 冒頭から元気いっぱいに3回転ルッツ+3回転トウループから決めていく。後半ルッツでステップアウトしたのと、フリップのエッジにeがついてしまったが、演技構成点はチェコ大会から大幅アップ。ただ一人スケーティングスキルに7点台をもらった。フリー、合計と自己ベスト更新。
 終わった瞬間にガッツポーズ、キス&クライでは親指を立ててにっこり

25 エリザベト・トゥルジンバエワ(カザフスタン) SP:55.31(2) FS:109.48(2) 合計:164.79(2)
 「愛のイエントル」♪ ルッツが回転不足で転倒したほかは大きなミスなし。ボーカルにのって情感のこもったステップ、ユニークな姿勢のビールマンスピンは印象に残る。フリーと合計の自己ベスト更新。

27 ルトリシア・ボック SP:52.34(4) FS:93.08(4) 合計:145.42(4)
 ガーシュイン「クレイジー・フォー・ユー」♪ 地元なので、ジャンプ一つ決まるたびに大歓声 タップダンスの音が入る軽快な曲で楽しい雰囲気を出している。ルッツの回転不足で転倒、スピンのキャメル姿勢でふらついて減点はあったけど、全体に丁寧にまとめた。

 結果、優勝は樋口新葉、2位にトゥルジンバエワ、3位プロクロワ。樋口選手は2位+1位の28ポイントで、ファイナル進出が決まった。26ポイント以上に達したのが1人だけだったので、26ポイントの永井優香もファイナル進出決定。
 最終戦クロアチア大会の結果如何で、4位+1位で24ポイントの中塩美悠が進出できるかどうかが決まる。
 マリア・ソツコワ(13ポイント)が2位
→カレン・チェンまたはプロクロワ(11ポイント)が優勝
→ニコル・ライチョヴァ(9ポイント)が159.32以上で優勝
 上記の条件がそろった場合以外は、実は進出できる。昨季はロシア4人vsアメリカ2人だったけど、今季はロシアvs日本 割って入る可能性を残すのはアメリカ(カレン・チェン)とスロバキア(ニコル・ライチョヴァ)のみ。
 さて、どうなる?乞うご期待!

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JGP2014ドイツ大会男子SP

2014年10月07日 01時54分33秒 | スポーツ

 見るものが多くてなかなかタイムリーにアップできない めげずに一つずつ^^;
 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズ、第6戦ドイツ大会男子ショートプログラムジャッジスコア)はけっこう接戦

10 ニコ・ウラノフスキー(ドイツ) 61.94(6)
 全身黒で曲がブルースと渋い17歳。ゆったりと高さのあるジャンプを跳ぶ。後半ダブルアクセルからそのままステップに入って、地元の観客から手拍子をもらっていた。すごく特徴があるわけじゃないけど、このまま堅実に伸びていったら、今ドイツの第一人者であるペーター・リーベルスのような選手になりそう。スピン3つともレベル4は偉い。

11 アンドレイ・ラズキン(ロシア) 68.73(1)
 メンデルスゾーン「ピアノ協奏曲第1番」♪ 開始のポーズから、しっかりクラシックバレエ トリプルアクセルは片手をついたが、ほかのジャンプは流れの中でスムーズに跳べた。スピンの速さ、全体のスピード感なんかはまだこれからという感じ。

13 張鶴(He ZHANG)(中国) 67.49(2)
 「And The Waltz Goes On」♪ エストニア大会から連戦。ほぼミスなく、自己ベストまであとわずか。ジャンプもスピンも基本に忠実なので、トリプルアクセルや4回転が跳べるようになったら、得点も急激に伸びるはず。

20 ショータロー・オオモリ(アメリカ) 66.30(3)
 「Run, Boy Run」♪ 男性ボーカルの曲。ルッツで回転不足をとられたけど、トリプルアクセルがきれいに入ったし、調子は上向き。体を大きく使うと見栄えがする。

23 川原星 64.91(5)

 「シェルブールの雨傘」♪ チェコ大会では転倒したトリプルアクセルが決まった! しかしルッツで手をついたのが、その手で支えたと看做されて転倒扱い とはいえスピンのレベルを上げたし、演技構成点は項目平均が6点に乗り、自己ベスト更新

26 ヤロスラフ・パニオット(ウクライナ) 65.12(4)
 「Moonlight Electric」♪ ベートーベン「月光ソナタ」のエレキ系アレンジ。トリプルアクセルは片手をついたが、コンビネーションはフリップ+ループの3-3。シニア男子でもセカンドに3回転ループを跳べる人は少ないので、これは得点源。技術点はトップだった。
まだ淡々と滑ってる感じだけど、2大会連続でSP自己ベスト更新、急成長中

 チェコ大会優勝のロマン・サドフスキー(カナダ)が59.90で8位とやや出遅れ。この選手の順位が、日本勢のファイナル進出に影響してくるので、フリーでどうなるか?と思ってたら、、、
 フリーに続く。

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ジャパンオープン2014

2014年10月05日 22時14分50秒 | スポーツ

 こちらはテニスじゃなくて、フィギュアスケート
 ヨーロッパ・北米・日本の3チーム対抗戦・ジャパンオープン。“オープン”なので、競技を引退したプロスケーターも参加できる。男女2人ずつ、各チーム4人のフリー合計点で競う。
 毎年10月初めの日本開催なので、そのシーズンのフリー初披露になる選手も多い。
<チーム日本>小塚崇彦、無良崇人、村上佳菜子、宮原知子
<チームヨーロッパ>トマシュ・ベルネル、ハビエル・フェルナンデス、アンナ・ポゴリラヤ、エレーナ・ラディオノワ
<チーム北米>ジェフリー・バトル、パトリック・チャン、アシュリー・ワグナー、長洲未来
 一見すると、現役バリバリで固めた日本が有利なようだけど、そうでもなかった

 男子はチーム北米から。
 ジェフリー・バトルが、3回転サルコウで転倒はあったものの、現役時代にはやっていなかった、1回転ループをはさむ3連続コンビネーションなど、安定したジャンプ。なめらかなスケーティングで、力が衰えていないところを見せつける。ショーでも滑るし、何より世界最高点のプログラムを作った振付師
 無良崇人は4回転2本を下りたが、2本目はコンビネーションにできず+REP、基礎点0.7倍。コンビネーションジャンプは後半のトリプルアクセル+2回転トウループのみになってしまった。ロンバルディア・トロフィーでもコンビネーションが2つだけだったが、もう一つ入れないと勿体ない
 世界選手権2014を最後に競技からは引退したトマシュ・ベルネルが、カッコいいタンゴで魅了。現役時代ポップ(ジャンプの回転が抜けること)が多かったけど、今回はアクセルが一つダブルになっただけ。フリップのエッジにeがついた分と回転不足が、昨季より点が低くなったところかな。
 今季は休養宣言しているパトリック・チャン、本当は休む気ない 4回転トウループ+3回転トウループ、トリプルアクセル、余裕しゃくしゃく。ボーカル入りが解禁になって多くの選手が使う中で、「みんながやるなら僕やらない」とばかり、ショパンのピアノ曲というところも憎い。世界選手権2015にひょいと出てきても不思議はないかも。
 アンドレア・ボチェッリのボーカルが素敵なプログラムだけど、ジャンプがはまらなかった小塚崇彦。4回転2本がダウングレード、トリプルアクセル転倒、もう1本のアクセルがシングル。コンビネーションスピンでV1にされたのも痛かった。しかし絹糸のようなしなやかなスケーティングは健在
 ハビエル・フェルナンデスの「セビリアの理髪師」は彼にぴったり。しかし、跳びすぎをまたやってしまった 4回転予定の1本が3回転になったため、最後のジャンプが3回目の3回転サルコウになり、無効。2回跳ぶ3回転を、フリップとかルッツとかにしたらどうなんだろう・・・? スピンも無効になったのは、何が足らなかったのかしら
 これからGPシリーズを迎える選手たちのほうが、まだ仕上がりきってない感じだった男子

 女子はチームヨーロッパから。
 アンナ・ポゴリラヤは「火の鳥」。振付は町田樹バージョンのほうが曲に合ってるような^^; でも演技は安定していて、ルッツから3-3、ループから3-1-3と軽々。今季も活躍しそう。
 長洲未来はミスは転倒1回でまとめた。と思ったが、回転不足の嵐に見舞われ^^; 「蝶々夫人」アリアがすごく素敵だから、次回に期待。
 昨季まで回転不足とエッジエラーの減点に泣くことが多かった宮原知子が、完璧な演技を見せた ジャッジスコアに一つのマイナスがなく、もちろんeも!もない。ルッツからの3-3や3-2-2(ちゃんと最後はループ)、ステップもスピンも全てレベル4。一瞬目を見張る表情、首をかしげる仕草など、鈴木明子ばり。GPが楽しみ
 シニア完全移行のエレーナ・ラディオノワは、もう風格 こちらもジャッジスコアにマイナスなし。演技構成点も項目平均8点台に乗せてきた。
 少し髪を短くして雰囲気を変えたアシュリー・ワグナー、迫力は十分なんだけど、スコアを見ると回転不足だらけ スピンのレベルが2で、コンビネーションスピンが基礎点の低い2姿勢なのも気になる。ちょっと頑張らないと国内でも厳しい・・・
 村上佳菜子は物理的に逆転は無理!な点差での登場で^^; そんなに悪かったわけじゃないけど、フリップが1回転になったり、回転不足があって、思ったほど点は伸びず。今季から順番が自由になったので、コレオグラフィックシークエンス前半に、ステップシークエンスを後半におこなった。ほかにこれをやる選手は出てくる?

 豪華メンバーを見られて楽しいジャパンオープン。現役選手にとっては、スコアが公式扱いにならずランキングポイントもつかないが、比較的気楽に観客の多い会場で滑れるし、今季のルールでジャッジされて課題や修正点を見つけられるのがメリットかな。
 GPシリーズ第1戦・スケートアメリカは10/24から。楽しみ
 

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てっきり

2014年10月05日 19時30分07秒 | テレビ

 録画だと思ってたら、生中継だった
 テニス・楽天ジャパンオープン2014決勝戦。錦織圭vsミロシュ・ラオニッチの試合を、テレビ東京で放送。2時~4時となっていて、番組表に「延長あり」などの表示がない。
 テレビをつけたとき、ちょうど第1セットのタイブレークを錦織が制したところだった。放送時間の残りからすると、錦織が2-0で勝ったのかな?と思った。
 ところが、第2セットはラオニッチが押し気味で、ブレークされてしまった。4時からはフィギュアスケートの「カーニバル・オン・アイス」、録画するつもりなのに、、、どう見ても、このままだと2セットでは終わらない。
 延長されるなら録画のセットをし直さなきゃならないし、どうなるんだろうと思っていたら、ラオニッチが第2セットを取った4時少し前に「申し訳ありませんが、まもなく放送を終了します」。え~
 延長できないから、「延長あり」の表示がなかったのか・・・
 第3セットが気になるので、「カーニバル・オン・アイス」は後で録画を見ることにして、ネットで観戦。キープが続いてまたタイブレークか?と思ったら、5-4の第12ゲームでブレーク 錦織が勝った
 珍しく、涙ぐむ錦織。マイケル・チャンはじめチームのところまで上がって行ってハグ。コートに上に寝転がって喜んだ。
 表彰式のスピーチでは、まずラオニッチに向けて英語で「僕たちが若手の2人として、いずれトップ5に入って、これからも何度もタフな戦いをしていくよね」と語りかけた。「体力の限界を超えて頑張れた」という錦織、明日はもう「上海に行くので」。転戦の日々は続く。
 この調子で、ATPワールドツアー・ファイナルに出場できるといいな

 インタビューのマイクに「WOWOW」の文字。生中継してたのかな? うちは無料お試し期間が終わっちゃったけど(笑)

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世界名牌二手貨特売会

2014年10月04日 11時23分47秒 | Weblog
 京王線の中吊り広告(@_@)
 「質流れ品大市」の横に書いてある。
 ・・・中国人のお客様、多いのね(^.^;
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JGP2014ドイツ大会女子SP

2014年10月03日 22時31分59秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・ジュニアグランプリ(JGP)シリーズも終盤に入って、第6戦ドイツ大会。この大会の結果で、ジュニアグランプリファイナル進出メンバーがかなり決まってくる。
 日本からは男子に川原星(チェコ大会3位)、女子に樋口新葉(チェコ大会2位)と木原万莉子(チェコ大会4位)、ペアに須藤澄礼/コンスタンティン・チジコフ(チェコ大会7位)が出場。みんな頑張れ

 まずは女子ショートプログラムジャッジスコア)。
15 セリーナ・ザオ(カナダ) 51.11(6)
 アストル・ピアソラ「Milonga del Angel」「Concerto para Quinteto」♪ トウループの3-3でセカンドに回転不足がついた以外は、大きなミスなくまとめて自己ベスト更新。レイバックスピンに面白い入り方をしたり、ダブルアクセルを跳ぶ前にリストに載らない小さいジャンプを入れるなど、いろいろ工夫している。

17 ルトリチア・ボック(ドイツ) 52.34(4)
 映画「パッチ・アダムス」♪ 3回転フリップ+3回転トウループは、セカンドに回転不足がついてもやはり得点源。地元の応援の前で、ほぼミスがない演技ができた。

18 アレクサンドラ・プロクロワ(ロシア) 52.89(3)
 「スパイ」♪ 昨季はトータル181点を出したこともあり、ファイナルにも出場している有力選手の登場。キャメルスピンが速いし、ステップは一蹴りがよく伸びている。リプニツカヤ選手を髣髴とさせる、股関節の柔らかさを見せつけるポーズからダブルアクセル。ルッツの回転不足で転倒と、3回転フリップにも回転不足がついて、ちょっと点は伸びなかった。

21 エリザヴェタ・イウシェンコ(ロシア) 51.67(5)
 「ラプソディ・イン・ブルー」♪ 最初は「サマータイム」のメロディから。3回転フリップが着氷で乱れてコンビネーションにできなかったけど、スピンの軸が安定していてきれい。ちょっとした仕草が美しいので、見ていて楽しい

22 木原万莉子 44.42(8)

 「Tango」「Tormenta」♪ トウループのコンビネーションで、最初のジャンプが2回転になり、セカンドを頑張って3回転跳んだけど転倒。でもその後は立て直し、ターンからのダブルアクセルや、きれいなウィンドミルが入るスピンなどを見せてくれた。ルッツはエッジのeと回転不足の両方で…ここが課題

24 樋口新葉 58.99(1)

 「Beloved Czardas」♪ 滑り出した瞬間からスピードが違う! ターンからのダブルアクセル、エッジにeがついたけど3回転フリップ+3回転トウループ、後半の3回転ルッツには0.9も加点 レイバックスピンは手の動きも魅力的だし、ステップは元気いっぱい。時折見せる笑顔も可愛い
 ノーミスの演技に、終わってガッツポーズ。キス&クライでは親指を立ててにっこり


28 エリザベト・トゥルジンバエワ(カザフスタン) 55.31(2)
 Bioの情報が更新されてないけど、聴けばみんなが知っている「サユリ」♪ こらえて下りた3回転ループ+3回転トウループは、やっぱり回転不足がついてしまった。ダブルアクセルはスパイラル姿勢から、しっかり加点。機敏によく動くステップはレベル4で、片手でエッジをホールドしつつ、もう一方の手を上げている足に添える、独特のビールマンもきれいだった。

 樋口新葉が堂々トップに立った。6位までが50点以上で、表彰台のチャンスがありそう。そしてファイナルの行方は・・・フリーはこのあと

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