いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

イヌノフグリも咲いている

2008年03月16日 11時18分52秒 | 筑波山麓
「ガーデニング」ではなく野草です。ごめんなさい。



■ どうした「南場智子(なんば ともこ)」?

南場智子さんってしばしば経済専門系メディアに露出している、今猿 コンサル→ベンチャーという典型的ネオリベ実践派「エリート」の御婦人。

たとえば、コンサルティング業界仕事と戦略-強いコンサルタントへの道- (単行本)
「血反吐を吐くぐらい体当たりでやってみたい」との決意を表明されている。

▼そんな南場さんが;

20代に読んでおきたいお薦め50選、
人を大切にするベンチャー企業の経営者、南場智子さんは、
片岡鉄哉 『日本永久占領―日米関係、隠された真実』 講談社/1,365 円(税込)を推薦
。  (新品は品切れらすい。

「これまで「知ってるつもり」でいた自分が恥ずかしくなりました。」と言えることこそ幸いか。

▲『日本永久占領―日米関係、隠された真実』は、当初『さらば、吉田茂』として1992年に発刊された。



● いか@ 筑波山麓『看猫録』に現われたる「吉田茂」

▼ 日本は独立主権国家ではない。自衛権の根拠となる交戦権を政府が行使することを禁ずる憲法を持つ、非独立主権国である。この憲法(マッカーサー憲法)の発布時には、数万の米軍が現実に存在していた。つまり、この憲法の前提として、米軍がいるのである。この論理的前提以外にも、そもそも憲法制定権力は米軍等占領軍である。占領下の被占領民には自衛は無用である。なぜならその仕事は占領軍であるから。

現行の日本国憲法は、少なくとも制定(厳密には大日本帝国憲法の改正であるが)時には、自衛戦争を放棄していた。それを宣言したのは、ほかでもない、吉田茂である。元祖オサヨク!

国会にて、戦争すべてではなく、侵略戦争だけ放棄とすべし、との共産党・野坂参三に反論して、

 「国家正当防衛権による戦争は正当なりとせられているようであるが、私は斯くのごときことを認めることが有害であろうと思うのであります。」

これが自衛戦争も放棄、の吉田茂の宣言である。後、日本政府は解釈改憲を行い、自衛権を主張することとなるが、憲法制定当時こんなことを言っちゃてるんだから、修復などできない。その裂け目が今の「ナンセンスな自衛隊法」の原因である。佐々はかようなごまかしを続ける日本政府で、日本人が拉致されても、絶望して壁に頭をぶつけて死んじゃうこともなく、今日でもあぶらぎった顔で元気なのである。日本人が拉致されても、と言ったが、1980年以前に、日本海海岸でいくえ不明者が続発していたことと、北朝鮮工作員が海岸で捕まったことなど(そしてこの工作員はただの密入国者として国外追放になっただけで帰国)、疑うことが商売の組織とは思えないところでメシを喰っていたのだ。憲法は行政府を拘束するものであるから、行政官は憲法改正を主張できない。だから、佐々は一度たりとて、憲法改正を主張したことがない。憲法のインチキを指摘したことがない。日本が非独立主権国家であることを指摘したことがない。なぜか、役人でいたかったからである。ところがである、先日、私はもう職がなくなって素浪人だから、憲法改正を主張するとテレビで宣言あそばされたのである。なんだ、それ!?

いか@ブログ: 佐々淳行:おかしな「保守」言論人

● おまけ; YouTube : synchronized cats