- - 一生懸命、身振り手振りで話す人もいました。いまでも印象に残っているのが、「わたしの転職理由は三つあります」といって、三本指をこちらに突き出されたことです。 - -
細井智彦、『転職面接必勝法』
- - マッキンゼーでは、「三」がマジックナンバーになっている。あらゆることが、三つ揃いで表現される。(略)誰でもいい、マッキンゼー人をつかまえて、何か複雑な問題をしてごらんなさい。「原因は三っつあって・・・・」と返ってくるのは、まずまちがいない。 - -
E.M.ラジエル、『マッキンゼー式世界最強の仕事術』
コンサルタントという業務は「事実」を把握して、「論理」に従い「実行案」を策定する仕事らしい。それを実行部隊が遂行してくれさえすれば成功するはずであると。
そんな商売あったなと思ったら、思い出した。参謀。
保坂正康の『瀬島龍三 参謀の昭和史』→Amazon を読んでたら、あった。(ウイキペディア・瀬島龍三)
臨教審の委員たちには、瀬島の存在がなじめなかった節がある。
「いつの会合でもそうでしたが、瀬島さんは自分の意見を最初にいわない。じっと人の話を聞いていて、ある段階がくると、皆様のお話をうかがっていると、こういうことだと思います、と言って、第一は・・・・第二は・・・・第三は・・・・とまとめられると思います、といいだしますね。人の話を必ず三つぐらいにまとめるんです。(略)」
臨教審での瀬島の役割を取材しているうちに、委員たちは瀬島がすぐに「三つ」に議論を分けてしまうことにいたく立腹していることがわかった。(略)
たぶん有田(一寿・臨教審委員)はよほど腹にすえかねたのだろう。(略)あの「三点主義」は、参謀特有の習性ではないかと分析している。
瀬島は「三点主義」の発想を好む。
ちなみにこの時の臨教審の最終答申は、個性重視、生涯学習、時代への対応の三つの柱だったそうだ。(w!)
■分節能力の欠如は、バカの象徴でもあるし、決断者の偉大さでもある。
YesかNoか!? 賛成か反対か!? 選択肢1個増やしました。元祖コンサル@日系
(ちなみに、山下将軍と小泉宰相は手[共に右手]を "パー" にしていることに注目されたい)
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しかし何かの拍子に「あのインチキ野郎」と漏らしたことはいまでも鮮明に耳に残っている。 桧森隆一の団塊ブログ・瀬島龍三氏の死とシベリアの闇