いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

レーニンはイコン化するのか?

2010年05月11日 20時36分46秒 | 欧州紀行、事情

2010年5月、ロシアのあるさびれた工場(こうば)の物置に掲られたレーニン画像.

レーニン像(3次元)が撤去されているらしいことは、ソ連崩壊以後よく報道で見聞する気がする。でも、ロシアではレーニン像(3次元)は結構残っているらしい。
ただし、サンクトペテルブルクのレーニン像、爆発で破損

でも、心配するな、レーニン。ロシアには3次元像で生き残れなくとも、イコン@2次元の世界を尊ぶ伝統がある。

ローマン・カトリックとロシア正教の違いは3次元の像の有無。ギリシア正教にはキリスト3次元像はない。かわりにあるのが2次元。イコン。あなたのコンピューター上のアイコンの語源。

↓ロシア正教会のイコン像。観光客は200ルーブリで写真撮り放題なんだなぁ、これが。お布施集めに必死な、ロシア正教会。罰があたるべさ。


●おいらが、日本ずんのいいところだなぁ~と思うのは、結局今に至るまで、われらがぬっぽんずんがアカ耶蘇に支配されなかったこと。ロシア人と大違い。

おいらは、アカと耶蘇の両方とも大っ嫌い。それこそが愚ブログの本義である。

▼それにしても日本で耶蘇がはやらなかったのはなぜなんだろう?東アジアの文明的背景が原因ということは言えないだろう。なぜなら、韓国ではキリスト教徒が多い。東アジアの文明的背景との関係でいえば、むしろ儒教的精神とキリスト教徒との相似性が強く、儒教⇒キリスト教転移がおこりやすいのかもしれない。つまり、東アジアの文明的背景といっても、そもそも日本では東アジアの文明の中核の儒教が浸透していなかったともいえる。

そういえば近代日本で耶蘇になった者の少なからずが没落武士。日本人のなかでも東アジアの文明の中核の儒教に触れていたのが遠因なんだろうか?