いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

アメリカ勘定旅行

2010年11月14日 12時55分39秒 | 北米出張・事情

先週はスコットランドに出張していた。やはり、スコットランドだけあって、街ではバクパイプが鳴っていた。



というのは嘘です、すいません。 米国の内陸部のある街です。

"毎年、スコットランドで開かれるバクパイプ大会に行くので寄付よろしく!"と赤いスーツケースが開けられていた。

アメリカ勘定旅行1; スコッチ・アメリカンへの寄付、1ドル。

■シアトル空港

米国へは、早朝、シアトルから入った。入国検査。おいらがここ数年行った、インド、中国、ロシア、スペインなどより相当入国検査はきつい。尋問もある。英語ができないと通過できないと思われる。滞在期間、目的、滞在中の会う人・組織、自国での職業・職種、勤めている会社などを早口な英語で尋問された。無事、パスポート・コントロールのゲートを通過。見ていると日本人を含む何割かは、パスポート・コントロールのゲートを通過できず、ボードを渡されてどっかに行く。これもすべて、2001年の911事件の影響である。

  

国内線乗り継ぎのため待合ゲートへ。朝早いので閑散としていた。ポテチと水を買って、家でつくってきたタラコの握り飯を食う。太平洋を渡ってきただけあって、とてもうまかった。

アメリカ勘定旅行2;ポテチ 1ドル99セント、 水1ドル79セント、税金17セント、 計 3ドル95セント

■21世紀の東京ローズを見た;

海外に行くと見ちゃう、NHKの国際放送。日本国内で見れるかはしらない。以前入っていた有線のチャンネルにはなかった。今回、21世紀の「東京ローズ」に気づいた。

東京ローズとは、日米戦争中(1941-1945)における、太平洋の諸島で日本軍と闘っている米兵への東京からのプロパガンダ ラジオ放送のアナウンサー。米国生まれの日系人で、米国生まれと育ちで獲得した英語で米兵の戦意喪失を目的としたプロパガンダを行った女性。

戦場の米兵になじみとなる。「きわどいセリフ」で米兵をトリコにしたらしい。東京ローズは、英語で正確に表現すると Tokyo Roses である。なぜなら、このプロパガンダの女性アナウンサーは複数いたからである。その中の the Tokyo Roseは、戸栗郁子である。wiki;東京ローズ。彼女はアメリカ国籍。敗戦、占領で米軍につかまる。国家反逆罪。今回調べて、The 東京ローズは2006年まで長生きしたと知る。享年90歳。彼女の情宣音声は今ではネットのどこかで聞けるらしい(ブログ;「普段着の日本とアメリカ」の記事:「東京ローズのアナウンス」)。

さらに今調べると、戸栗郁子がなぜ the Tokyo roseかというと捕まって、名前と身元がはっきりしたから。でも、戸栗郁子は美声ではないので、「本当の東京ローズ」ではないという説もある。美声の本当のthe Tokyo roseは"ジューン須山芳枝"ではないかという説。⇒google


↑捕まった「東京ローズ」

↓21世紀の東京ローズ;

↓バンコクローズ;


NHKはアジアニュースもやっていて(21世紀の幻の大東亜共栄圏!)、アジア各地にキャスターがいる。彼女は自分の担当の前後にあいさつとして合掌する。(野暮な蛇足として、タイ王国は1942年ピブン内閣のもと米英に戦線布告した史実をつけくわえる)

アメリカ勘定旅行3; 21世紀の東京ローズ、プライスレス。

▼何より驚いたのが安岡章太郎はまだ生きているということ。今知った。
wiki



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。