いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第337週

2021年04月24日 18時47分44秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん
▼ 新しい街でもぶどう記録;第337週 

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実


ホオノキ(朴の木)

■ 今週の勘違い; 今週の春


サワラ(鰆)ワラサ、千葉県産

■ 今週の古典を読む少女

■ 今週の越冬


越冬した柑橘

■ 今週の御注意を賜わる

飲食店で、

2人掛けのテーブルで対面の<荊の簪を挿した御方>と話していると、となりの4人掛けのテーブルにひとりでいた60代と見える男性から、話すときはマスクをしろ、と御注意を賜わる。

■ 今週のお達者な言葉 (お達者メディア?)

特集・シティボーイ料理帖。  シティボーイってことば30年ぶりくらいに見たような気がする。 この言葉は今でもつかわれているのだろうか? それとも、このメディア(雑誌)界隈だけなのだろうか? twitter [シティボーイ]

■ 今週の発芽

今週、つるなしインゲンれんたろう(サカタのタネ)が発芽した。4/11に種を蒔いた。

 

■ 今週知ったことば@ネット検索ですぐわかる

Google [乱横断]    乱横断とは、横断歩道以外を渡ったり、横断歩道でも信号を無視して渡ることで、高齢者を中心に問題になっているのだが、実際は年齢を問わずで、高齢者であればゆっくりすぎて危険。

■ 今週知ったことば@ネット検索で検出しない

 

スモモ乞食 [google]、英語では、 sugar plum beggars 。

スモモ乞食という言葉は、K. ポメランツの『大分岐』の中に出て来た。この本は経済史の本。大分岐とは19世紀に英国(イギリス)が産業革命を経て恒常的な経済成長をする経済社会になった原因と、他の社会、特に中国がなぜそうならなかったのかを解明しようとした本。ここでなぜ中国が比較として出されるかというと産業革命前まではチャイナ(の長江下流域)も、いやチャイナの方が自由な市場経済であったのに、という理由。

さて、その本で、「近世ヨーロッパとアジアにおける日常生活に用いる奢侈品と民衆の消費」という項目があり、奢侈(しゃし)品(生活必需品以外のぜいたく品;奢はおごる:英語ではluxury)として砂糖を取り上げ、ヨーロッパとチャイナでの消費を比較している。そこで、17世紀のチャイナの状況を記述している;

十六、七世紀には多くのヨーロッパからの訪問者が、ヨーロッパの富裕層の場合と比べて、中国の富裕層のあいだでは砂糖がはるかに広い範囲に普及していると記述した。一方、特別な機会に砂糖を用いることは、庶民のあいだでもかなり普及していた。一六八〇年頃の広東からの報告から、砂糖が、ヒト、動物、建物の形に加工されていたこと、スモモの砂糖漬けが、「花嫁が金持ちだろうが、貧しかろうが」結婚式には欠かせなかったことが明らかになっている。金持ちは、これらを数千の壺に入れて祝宴のために用意した。(中略)また、「[スモモの宴に]客を招待できなかった者は、「スモモ乞食」と皆から呼ばれたものである」。 (K.ポメランツ、『大分岐』(第3章)、監訳 川北稔、第3章訳 浅野敬一)

この史実の1次資料はチャイナ語なのだろう。少なくとも、当時「スモモ乞食」のチャイニーズがあったはず。その語は不明。ネット翻訳すると、糖梅乞。でもこの語で検索しても、あたりのある事項には出会えない。

それにしても、「スモモ乞食」って祝宴でのごちそうを目当てにいやしく集まる人たちをさす言葉とおもえるが、実際は、催す人(で振舞えなかった)の方に与えられる言葉とのこと。

なお、Google [sugar plum beggars ]でも相当語は検出されない。

■ 今週の京都

あっという間に、京都でも緊急事態宣言。しかも、急に。3月に京都に遊びに行ってよかった(愚記事:先週は京都に行った。府立植物園から船岡山まで散歩した)。

修学院離宮(愚記事:京都・修学院離宮;参観申込とその実際)は、参観休止とのこと。予約していた人たちは、予定が吹っ飛んでしまったのだ。これは残念、無念だろう。

新型コロナウイルス感染拡大を防止する観点から,4月25日(日)から5月11日(火)まで,京都御所通年公開並びに京都仙洞御所・桂離宮及び修学院離宮の参観を休止いたします。宮内庁

 



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