いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

新しい街でもぶどう記録;第355週

2021年08月28日 18時12分15秒 | 草花野菜

▲ 今週のみけちゃん

▼ 新しい街でもぶどう記録;第355週

■ 今週の武相境斜面

■ 今週の草木花実

■ 今週の看板

■ 今週の「ちがいがわかるおいら」

川田稔 [wiki] と川北稔 [wiki]

■ 今週の購書

最近グローバルヒストリーの本[1]を読んでいるので、入門的基本書を押さえようと思った。「砂糖の世界史」は読んだことがあった。

一方、川北稔は自伝をみつけた:「成長パラノイア」とイギリス資本主義 : イギリス近代経済史研究の50年 のsiteのpdf。これはおもしろい。1940年生まれ。西部邁と同い年だ。「一般の方が歴史に求めるものは何か。私は、突き詰めて考えると、明日の世の中がどうなっていくのかということへの関心であると思います。」と述べている。

そうだよな。明日とはいわなくても、今日、この現在、何でこんなことになっちまったのか?という素朴な疑問。それにしても昔の歴史学を志す人の多さの話。信じられない。川北稔は文学部の「歴史学プロパー」らしく、マルクス学的歴史学派(いわゆる唯物史観 [今では死語])ではないらしい。近経をやって「右翼」といわれたとある。この『世界システム論講義』はアメリカを造った人々はイギリスの「クズ」だとある。

[1] 杉原薫、『世界史のなかの東アジアの奇跡』

昨日の福沢諭吉と仙台伊達家の件で、幕府の遣米使節に参加した仙台藩出身の玉蟲左太夫というひとがいる。アメリカに行った人ではあるが、諭吉と接点があったかはわからない。『福翁自伝』には出てこない。『福翁自伝』に出てくる仙台伊達家の大童信太夫は玉蟲左太夫と一緒に仕事をしているのに。その玉蟲左太夫が渡米しさらにアフリカを回って世界一周した旅の記録が、『航米日録』。その現代語訳の本が出ていたと知ったので、買った。AmazonとHontoで値段がとても違った;

新刊。対米開戦「主戦論」者の内在的論理が書いてあるのだろうと思い、買ってみた。

■ 今週の「米越同舟?」

南シナ海巡り対中圧力強化策を模索、米副大統領がベトナム訪問

ホーチミンと星条旗の取り合わせがシュールなので、貼ってみた。1945年春、フランスとの条約で駐屯していた日本軍はクーデターを起こす。担いだのがバオ・ダイ帝(wiki)。8月の日本敗戦で、バオ・ダイ帝は、「全く地下組織として越南独立を画策しつつあった南越革命党に組閣の命を下し、皇帝は退位の意志を闡明するに至った。」(朝日新聞、1945.8.30;江藤淳、「他人の物語と自分の物語」より孫引き) 南越革命党の指導者は、ホー・チー・ミン [wiki]。 ただし、wikiには、上記朝日新聞にあるバオ・ダイ帝の組閣命令は出ていない。



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