草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

会津の山峡の温泉にて 5首

2010年10月26日 | 短歌
 いささかの酒がありせばまどろみてひそやかな夢覚めることなし  

 さびしくて夜半に湯船つかるとき独りぼっちの牧水となる  

 乞食湯と呼ばれし場所に入り浸り痴愚となりても後悔多し  

 つまらなき世をはかなみし人多き山峡の湯に魂が寄り添う  
 
 うつしみは悲しかりけり裸にて生まれて死ぬのそれだけなりき


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「行動する保守」を松本健一はどう論評するのか?

2010年10月26日 | 思想家
 千谷由人官房長官の東大時代の同級生ということで、松本健一を内閣官房参与にしたようだが、どういう目論見があったのだろうか。松本ということになれば、彼がデビューしたのは70年安保騒動の前後で、月刊誌「現代の眼」に北一輝を書いていたのを覚えている。どちらかというと、浪漫主義者としての北にスポットをあてていた。それ以降は、新左翼の凋落ということもあって、月刊誌「第三文明」で竹内好論などを手がけていたのではなかろうか。そして、最近では月刊誌「正論」あたりの執筆陣に名前を連ねていたと思ったらば、今度は民主党政権のブレーンになるというのである。会津っぽとしては、会津藩士の秋月悌二郎や広沢安任を世に出してくれた恩人でもある。
 しかし、橋川文三がそうであったように、松本もまた、保守派や右翼の運動をおちょくっただけではなかろうか。それが負い目になったのか、橋川は酒に溺れて亡くなったが、松本は一体どこに自分の思想的な軸足を置くのだろうか。一度でいいから聞いてみたい。1976年、松本が第三文明社から『思想としての右翼』を出版した。そこでわざわざ日本学生会議の機関紙「ジャスコ」や「無窮」に言及していた。私もまたその機関紙の愛読者であったので、松本の言い分に耳を傾けようとしたが、新右翼と新左翼と一緒にしたがっているようで、あまりにも通り一遍であった。
 民族主義の牙が、大国米国だけでなく、大国中共に向けられることの可能性には、松本はまったく触れていなかった。すでにその当時から、小室直樹などは、米国や中共に対して、批判的な言説を述べていたのに。その松本が民主党政権のために、何を提言するのだろう。「行動する保守」のように、攘夷の動きが活発化してきている。思想というよりも、もっと別なエネルギーがうごめいているのであり、それは松本の理解を超えているのではなかろうか。

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ルーピーな民主党の嘘つき政治家を嗤う

2010年10月26日 | 政局
 嘘つきは泥棒の始まりといわれるが、民主党の政治家が嘘をつくのにはまいってしまう。所得倍増を公約にした池田勇人首相は、在任中に「私は嘘は申しません」と言って、国民に理解を求めたものだった。鳩山由紀夫前首相は、総理の座を降りたらば、政界から引退すると公言しておきながら、その約束を反古にするつもりらしい。民主党寄りの朝日新聞ですら、その発言には腹が立ったようで、言葉が軽すぎるというので、徹底的にこきおろしている。また、クリーンを旗印にしている菅直人首相も、同じく嘘つきである。小沢一郎前幹事長の国会招致に手間取って、リーダーシップなど皆無に等しい。サヨクイデオロギーはとっくの昔に破綻しており、そのせいもあってか、自信のなさが伝わってくる。そんなことで、日本丸を操っていけるのだろうか。蓮舫行政刷新大臣というのも曲者である。悪知恵に長けた人間のようで、国会内でファッション誌の写真撮影に応じた件について、自らの非を認めようとしないばかりか、居直っている始末だ。テレビメディアは同業者ということもあって、蓮舫大臣をことさらかばっているが、それもいつまで続くことやら。ルーピーな政治家しかいない民主党政治とは、ここらで決別したいというのが、多くの国民の気持ちではないかと思う。少しは嘘があってもいいが、のべつ嘘ばかりでは、たまったものではないからだ。  


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