民主党政権はどうかしている。アリバイづくりに奔走して、菅直人首相と温家宝首相が10分間の懇談をしたというのを宣伝しているが、首脳会談を中共側が突っぱねたのだから、毅然としていればいいのに、慌てようといったらない。もはや足元を見透かされてしまっており、外交交渉どころではない。日本側が手を合わせて、拝み倒したのだろうが、あまりにも救いがたい。嗤ってしまったのは、「ゆっくり話す機会をつくることで一致した」という文言である。ということは、顔を合わせただけで、まともな議論をしなかったのだろう。菅直人首相も、これではもうおしまいである。そんな小細工を弄さないで、中共の約束違反を抗議すればいいのだ。ご無理ごもっともで、この先うまくいくわけがない。ビスマルクは「愚者は自分の経験から学び、賢者は他人の経験から学ぶ」と語ったそうだが、今の菅直人首相や民主党は、バックボーンのない、自分の物指しでしか判断ができないから、同じ過ちを何度も繰り返すのである。実際のところは、自民党政権との違いを浮き彫りにするために、あえて冒険をして中共船の船長を逮捕してみたが、中共側の恫喝と反撃に遭って、腰砕けになってしまったのだろう。その結果どうなったかというと、日本人のナショナリズムに火をつけることになり、その矢面に民主党政権が立つことになったのである。自分で撒いた種は、自分で刈り取ってもらうしかない。
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