草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

市場原理以前にアメリカの言いなりになるだけのTPP!

2013年03月05日 | 思想家

 読売新聞が真っ先にリークして、TPP交渉参加への流れをつくりたいようだ。しかも、今月13日から15日までの間に、安倍晋三首相が記者会見をするというのだから、手の込んだ世論誘導である。読売新聞の予想通りになるかは、私たちがどれだけ反対の声を上げられるかだと思う。安倍首相の周りには、新自由主義の経済学者が控えており、権力者の傍で、成長戦略とやらを吹き込んでいるのだろう。会津っぽの小室直樹は、日本の経済学者がデタラメであるのを、何冊も本を書いて罵倒していた。彼の手にかかれば、新自由主義のベースとなっている古典派と、ケインズとの違いも、一目瞭然であった「古典派ー市場は、必ず完全雇用へ達する」「ケインズー市場は失業を生むかもしれない」の相違なのである。よほどのことがなければ、国の関与を認めないのが新自由主義だ。小室は「細目においては市場原理を活用し、全体としては大胆なケインズ政策を断行する」(『これでも国家と呼べるのか』)と主張していた。もうこの世の人ではない小室に向かって、何を質問しても答えてはくれないが、国レベルではケインズが有効なのだろう。TPPに加われば、アメリカの思う壺である。市場原理とは言っても、日本は軍事的にアメリカに支配されているわけだから、それすらも機能しないのである。アメリカの雇用を増やすために、日本が犠牲になるだけだ。国益を考えれば、私たち日本国民は、断固反対するしかないのである。 


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維新の会の橋下共同代表は阪田三吉の横紙破りに学べ!

2013年03月05日 | 思想家

 日本維新の会の橋下徹共同代表は、どうしてどんと構えていられないのだろう。日本維新の会の支持率が低迷しているのは、橋本代表の意見がコロコロ変わるからだろう。日銀総裁人事にしても、平気で前言を翻すのだから、国民に信用されるわけがない。言ったことは実行すべきなのである。そうでなければ、ヘラヘラ口にすべきではないのである。藤沢恒夫の随想『私の大阪』を読んでいたらば、将棋の名人の阪田三吉を取り上げていた。藤沢に言わせれば、阪田という人間は、風采の上がらない小男で、小学校もろくに出ていず、自分の名前の「三吉」以外の字は書けなかった。しかし、一たん盤の前に座ると滅法に強い。その強さの秘訣は、大阪人特有の「びっくりさしたろうか根性」があったためだという。突けば悪いとされる角頭の歩を、平気で突きだしたりもした。将棋界のスターになったのは、天才的な「横紙破り的な『新』への創造の意欲」があったからであり、それが人気の大きな源の一つになっていた。橋下代表も、既成の政治からの脱却を主張をているわけだから、ここは阪田に学ばない手はないだろう。「びっくりさしたろうか根性」で、不可能と思われることを、実際にやって見せればいいのである。それをしなければ、「新もん食い」の大阪人にも、近々飽きられてしまうに違いない。阪田のように「アホの三やん」ではなく、難しい弁護士試験に合格した橋下代表に、それを求めるのは無理だろうが。


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