現在の日本はアメリカ頼みである。安全保障の面で、日本は未だに自立していないからだ。TPPの交渉にしても、アメリカの要求をある程度は呑まざるを得ない。日本に悪い結果が出るとしても、マイナスをどれだけ減らすかに全力を傾けるしかない。中共や韓国は日本を敵視することで、国をまとめようとしている。次々と難題を突き付けてくる。このままでは日本は四面楚歌になってしまう。どうすればよいか、日本国民も混乱しているのではないだろうか。安倍首相はよくやっている。大ホームランをかっ飛ばすのは、誰がやっても無理なのである。マイナスを出来るだけ少なくし、チャンスを待つしかない。韓国は日本を敵視したことで、かえって政治が不安定になった。無理をして、日本が土下座してまで関係改善を行わなくても、向こうから手を差し出すのである。焦ってはならないのである。国内的にはいかなることが起きても対応できるように、防衛力を整備しなくてはならない。そこに向かって一歩ずつ前進するのである。そうした難しい局面に立たされているのである。冷静な議論が行われず、罵倒し合うようでは日本の未来はない。ベストではなく、よりベターな選択をする以外にない。覚悟を決めて、安倍首相が国民を説得できるかどうかなのである。「現実の世の中がー自分の立場からみて、どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間」(マックス・ウェーバー『職業としての政治』脇圭平訳)であるかどうかが、今こそ試されるのである。
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