百田尚樹氏の発言をめぐっての賛否がネット上で議論になっているが、本質を見誤ってはならない。あまりにもマスコミの揚げ足取りが酷いので、自民党の国会議員がエキサイトしていた。そこで勉強会に呼んだ百田氏に愚痴をこぼしたらば、威勢のいい言葉が返ってきた。それを盗み聞きしていたマスコミが、安倍首相や自民党批判に利用した。経過はそんなものだと思う。事細かな内容は朝日新聞系列の日刊スポーツに掲載されたようで、まともな論戦では安保法制関連法案を潰せないこともあり、ありもしない「徴兵制」と今回の件で廃案に追い込みたいのだろう。しかし、多くの国民は付いていかないだろう。偏向報道が目に余るのは、誰の目にも明らかである。安保騒動の再来を期待してキャンペーンを繰り広げているが、笛吹けど踊らずで、せいぜい共産党や社民党系の労働組合や、一部の学生が騒いでいる程度だ。主催者発表とは違って、デモも数千人規模でしかない。会期を延長したことで、与党自民党は反転攻勢に出る時間的な余裕を手にした。中共が南シナ海や東シナ海で行っていることを例に挙げ、アメリカとの同盟を強化しなければ我が国の存立が危うくなることを、正直に訴えればいいのである。急に盛り上がっているかのように見えるのは、中共があらゆるルートを通じて、安倍政権に揺さぶりをかけているからだ。ネットへの書き込みが行われている節すらある。日本の平和を脅かしているのは中共であって安倍政権ではないのを、国民は必ず理解してくれるはずだ。
←応援のクリックをお願いいたします。