言論活動で公正中立などというのは本来あり得ないのだから、地上波のテレビにしても新規参入をどんどん認めればいいのである。それができないのは、現在あるテレビ局の既得権益を守ろうとするからだ。百田尚樹氏の今回の発言では、大胆にそこに斬り込んだ。池田信夫氏が評価するのは当然だ。テレビも様々な主張があっていい。どれを信じるかは国民一人ひとりが判断すればいいのである。地上波については、UHF局で30チャンネル以上とれる周波数で、実質的に7局の寡占体制が続いており、画一的な報道になってしまっている。中継基地まで国の金で作ってもらって金儲けをしてきただけに、自由な競争とはほど遠い。とくにローカル局がスタートするにあたっては、田中派のごり押しがあった。そこで政治家との癒着が生まれ、小沢一郎を擁護するかのような政治改革のセンセーショナルな報道は、利権を与えてもらった代償ではなかったか。どこのテレビ局も偏向したコメントによって国民を煽っている。自分たちが何でも知っているかのような上から目線である。今の時代の価値観は多種多様であり、様々な主張があってよいのである。考える材料が多ければ多いほど参考になるからだ。自民党の若手に呼ばれて、百田氏が地上波のテレビを問題視したことは高く評価されるべきだ。琉球新報や沖縄タイムスのプロパガンダ新聞をどうするかよりも、そちらの方が重大である。広告料にしても、基準があってないようなものである。地上波のテレビの世界の異常さをもっと国民は知るべきだろう。私たち国民の血税が投じられているのだから。
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