中共の脅威を語ることは右翼なのだろうか。我が国が防衛力を強化することは戦争への道に向かうことになるのだろうか。未だに平和ボケをした人たちは、そんなことを主張している。全体主義国家に対して、国家として身構えなければどうなるかを予言したのが竹山道雄であった▼オールドリベラリストの竹山は、昭和26年6月の「新潮」に「門を入らない人々」という一文を投稿し、そのなかで言及していたのである。「カーテンの内に入れられたら、憲法が改正される。いまの平和の憲法は廃止されて、反米反帝の戦闘的なものがわれわれを律することになる、もう全体主義になっているから、そのときには、われわれはこの新しい憲法にのっとって行動しなくてはならない。批評や抗議は罪である。『戦争は絶対にしない』ということもできない。中共の青年は戦争をしているのだが、日共の青年はしなくてすむだろうか!」▼そうなってしまったなら、もはや私たちは抵抗することすらできなくなってしまうのである。平和のためには自由を奪われてもよいという意見もあるが、それはあまりにも短絡的である。中共はそこまで甘くはないのである。竹山は「われわれの経験した歴史は、自由か平和かの二者択一はありえない、前者を抛棄することはやがて後者をもあきらめることでもあるということを、教えている」とも書いている。今の国会をみていると、そうした深刻な問題は無視されており、党利党略だけがまかり通っている。危機は目前に迫っており、もっと政治家は安全保障について議論すべきなのである。
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「英国の指導層の間にロシアの影響力が深く浸透しており、歴代政権はそれを見て見ぬふりをしてきた――。英議会の調査で、そんな警告が発せられていたことが分かった。証言内容に詳しい複数の情報筋が明らかにした。
調査は超党派議員で構成する情報安全保障委員会(ISC)が実施。証言ではロシア政府が友好的な英国の外交官や法律家、議員などの人脈を築いているとの指摘が寄せられた。CNNが確認した証言記録によると、証人の1人はこうした進展が『英国の制度と生活のあり方に対する最も重大な脅威となる可能性がある』としている。
同委員会はロシアの介入に関して未公表の最終報告書をまとめ、『ロシア』との簡潔な題名を付した。委員会は9人で構成され、各委員に対しては公務秘密法による規制がある。」
韓国政府が、対外的な世論工作のための資金を増大するとか、日本の国会議員が在日事業家に紹介されて韓国与党議員と韓国で定期的に食事会をしている(例えば、高井たかし)という報道を併せ読めば、日本でも・・・。