今日午前3時8分頃に北海道中央部で震度6強の地震が発生した。津波の被害はないものの、北海道全体が停電しており、かなり深刻なことになっているのではないだろうか▼すでに安倍総理は「早急に被害状況を把握すること」「地方自治体とも緊密に連携し、政府一体となって、被災者の救命・救助などの災害応急対策に全力で取り組むこと」「被害の拡大防止の措置を徹底すること」を指示しているが、もっとも危惧されているのは北海道電力泊原発である▼外部電源が喪失したために、核燃料プールの冷却は非常用ディーゼルで対応しているという。福島第一原発の事故のときには、冷却ができなかったために、日本中が恐怖のどん底に突き落とされて、大騒ぎになってしまったのである。民主党政権が行ったような情報の隠蔽だけは絶対にすべきではない。当時の菅総理や枝野官房長のように、国民に事実を伝えないで、混乱に拍車をかけることがあってはならない▼まず私たちが知りたいのは、外部電源の復旧の見通しであり、非常用ディーゼルでどこまで持つかである。運転を停止しているとはいえ、冷却を続けなくてはならないからだ。東京電力福島第一原発の二の舞を演じることはないと思うが、政府は泊原発がどうなっているかの最新の情報を伝えることで、国民を安心させるべきなのである。
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