草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民間労組が母体の国民民主は民主社会主義を目指すべきだ!

2019年10月28日 | 政局

国民民主党の玉木雄一郎代表は森ゆうこに困り果てているのではないか。なぜ口に出して言わないのだろうか。連合加盟のうちの民間の組合は、国民民主党支持に回っているのに、なぜ旗幟を鮮明にしないのだろう。かつての民社党のような政党が登場することを、多くの国民は待望しているのである▼西尾末広、西村栄一、曽根益らが率いた民社党は、反共を明確にした政党であった。我が国にとっての重大な脅威は中共である。それに対抗するためには、日本国民が団結しなくてはならない。自民党だけではあまりにも心もとないのである▼中村菊男は『政治学の基礎』において、民主社会主義について書いている。「資本主義が発達すればますます労働者階級の生活状態が悪くなり、その地位が低くなっていくという考え方は事実に合致していない」ことが明かになり、マルクスの「大衆窮乏化説」は否定されたというのだ。さらに、共産主義とは違って「社会主義の実現は革命を必要としない。それは漸進的な改革の積み重ねによって可能である」との立場である。だからこそ、民主社会主義は議会主義を擁護する側に立つのである▼香港で今起きていることは、言論や集会の自由が全体主義によって奪われようとしているのである。それはまた明日の日本の姿でもある。働く者たちの権利を守りながら、自由と民主主義を守り抜く政党がなければ、いつの日か中共の暴力に屈服することになる。国民民主党の責任は重大なのである。

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