守旧派のマスコミは、ネットを目の敵にしている。嗤ってしまったのは、中日新聞の「中日春秋」なるコラムである。ネットが普及したおかげで「言いっ放しで攻撃的な言論がまかり通っている」と決めつけている。行動する保守を批判するのに、ネットのいかがわしさを強調したいのだろう。しかし、それは言いかがりでしかない。中日新聞を始めとするマスコミは、自分たちの言論によって、日本の政治がどうなかったか、考えたことがあるのだろうか。民主党政権を誕生させた責任を感じていないようだ。民主党政権を真っ向から攻撃をしたのがネットだった。自分たちが応援しているからと、大本営発表しかしなかったのは、大部分の日本のマスコミなのである。その結果、中共や韓国には侮られ、同盟国であるアメリカとの関係もギクシャクするようになった。そこまでしておきながら、全て悪いのはネットと言い張るのである。日本がまともになりつつあるのは、コモンセンスに裏打ちされたネットの言論のおかげである。国民がマスコミを信用しなくなり、それぞれが情報を集めるようになった。その結果が自民党の政権奪還に結びついたのである。茨木のり子あたりのマイナーな詩を引っ張り出して、ネット住民を貶すのはお門違いだ。「自分にしか関心がなく、他人を言い負かすことに賢明な輩ばかりだ」との詩の一節を、そっくりプレゼントしたい。戦後民主主義の言説から抜け出せないお花畑が、どうして一人前の口を利けるだろう。ちゃんちゃら可笑しい。
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