つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

天然記念物トキの被害

2010年03月16日 | 社会
                       トキの順化ゲージ

(朝日新聞より)
新潟県佐渡市の佐渡トキ保護センターで、小動物に襲われた国の特別天然記念物トキ8羽が死に、さらに10日午後、治療していた別の1羽が死んだ。
計9羽が犠牲になった。
厳重に管理されているはずの訓練施設「順化ケージ」で起きた初めての事態を、環境省もセンターも深刻に受け止めている。
9月にケージから直接トキを放鳥する計画は白紙に戻された。

「監視モニターにトキが1羽も映っていない」。
10日朝、出勤した職員が異変に気づいた。
施設内を確認すると、10羽が地面に横たわり、うち雄2羽、雌6羽が死んでいた。
首には獣にかまれたような跡があった。
傷ついた雌1羽も治療したが死んでしまった。

     ◇     ◇     ◇     ◇     ◇

トキの順化ゲージを調べたところ、小動物(テン等)が出入りできる箇所は260箇所もあったことが判明した。
天然記念物のトキの保護には厳重な管理が強いられていたと思っていたが、260箇所の出入り口があったとは、驚きだ。
9羽もいっぺんにトキを死なせたことは誠に残念なことである。

(3月16日記)
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