つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

飛行船広告

2012年04月21日 | 日記
                     電源開発の電波塔の上空をゆっくりと浮遊する飛行船

銀座を歩いていたら、快晴の空に飛行船が飛んでいた。
楕円形の飛行船はゆっくりと東京の空を回遊していた。

飛行船の機体の大部分を占めるガス袋(気嚢)には水素もしくはヘリウムがつめられている。
通常、ガス袋は空気抵抗を低減させるため細長い形状をしており、乗務員や旅客を乗せるゴンドラや、エンジンおよびプロペラなどの推進装置が外部に取り付けられている。
また、機体後部には尾翼があり、方向安定を得るとともに、取り付けられた舵面を動かして機首の方向を変えることができる。

20世紀前半には、大西洋横断航路などに就航していたが、1937年に発生した「ヒンデンブルク号」の墜落事故を契機に水素利用の飛行船の信頼性は失墜し、航空輸送の担い手としての役割を終えた。
その後、広告宣伝用や大気圏の観測用等として、不燃性のヘリウムガスを利用した飛行船が小規模に使われている。

(4月21日記)
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