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つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

自衛隊市ヶ谷台ツアー

2012年05月10日 | 日記
                       市ヶ谷記念館前で

防衛省のある市ヶ谷台見学ツアーに行きました。
当日は雨模様でしたが、施設内では歴史を勉強しました。
明治維新後、尾張徳川家の上屋敷5万坪を返上されたもの。
市ヶ谷地区の敷地は、23ヘクタールあり地域内に起居する自衛官を含め、1万人の職員が勤務をしています。
市ヶ谷庁舎群は、日本古来の伝統様式である「伽藍建築」をイメージに盛り込み、大型の回廊等の採用により「平等院鳳凰堂」に類似する形状を追及しました。また各棟の屋上部は地域環境との調和を図るため、迎賓館の建物をイメージし、銅瓦葺の緑青色としています。

敷地内の一番奥に市ヶ谷記念館があります。以前は中央の儀仗広場にありましたが、新築工事をする時に移築して市ヶ谷記念館として保存することとなったようです。
市ヶ谷記念館は、戦時中は大本営陸軍部、陸軍省、参謀本部が置かれ、終戦後、米軍に接収され、大講堂では極東国際軍事裁判(東京裁判)の法廷として使用されたところ。ほとんど元のままに復元されている。大講堂の床は30センチ角のナラ材、7200枚からなる。創建当時の部材を組み合わせて復元をしている。照明も建設当時に作られたもので中身の白熱灯以外は当時のまま。
三島由紀夫が陸上自衛隊東方総監室に立てこもり、決起行動を要請した事件の時、隊員の侵入を阻止したときにできた刀傷の跡が扉に残っていた。

市ヶ谷記念館は、歴史的な資料も豊富に展示されていて、市ヶ谷台の歩みを、明治、大正、昭和、平成の各時代の貴重なスチール写真や新聞記事などを織り交ぜながら映像により紹介してくれた。
とても参考になる記念館でした。

(5月10日記)

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