ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.5.7 今の僕にできること

2011-05-07 18:02:45 | 日記
 息子の高校から、被災地への激励の手紙と文房具寄付のお願いのプリントが届いた。
 「現地の方のお話によると、深い心の傷を受けた子どもが多いため、励ましの手紙が何より有難いとのこと、さらに文房具が不足しているとのことで、もし新品の筆記用具でご提供頂けるものがありましたら、手紙と併せてお送りしたいと思います。」というものだ。

 ついつい買い与え過ぎて、長いこと引き出しに死蔵されているキャラクターものの鉛筆や消しゴム、ノート類等、今となってはとても使わない文房具たちが沢山あったなと思い、「出してみたらどう?」と息子に声をかけた。

 「わかった。」と探し始めたが、全くの手付かずの新品は思ったほどなく、1ダースのうちの1本が欠けていたり、最初の1ページだけ落書きしているノート等が殆どで、なんだか拍子抜けしてしまった。
 文房具類だけでなく、ぬいぐるみやおもちゃなども、必要とあらば、いくらでも送らせて頂きたいくらいだ。(ぬいぐるみ好きな息子は、一つずつそれぞれ全て思い出があるからどうしても捨てたくない・・・と言うのだが。こういう溜め込むところは恥ずかしながら何を隠そう私の遺伝子かもしれない。)

 それでもなんとか鉛筆や消しゴム等のセット、ノート類等をかき集めた。併せて手紙も書くように言ったところ、息子はしばし考えた末に、次のように書いた。

「被災地の皆さんへ

 僕は高校1年です。連日放送されているニュースを見て、自分よりも小さい子供たちが不自由な思いをしていることに大変、心が痛みます。中には御家族や御友人を亡くされた方もいて、ご冥福を祈るばかりです。
 力になりたいと思っても、今の僕にはこれくらいのことしか出来ませんが、少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。
 皆さん、決して諦めず、頑張ってください。
                                2011年5月6日  ○○高校1年 イニシャル」


 名前までは恩着せがましいから書きたくない、とのこと。それでも「全くの名無しさんからだったり、奇をてらったペンネームをつけるのは、受け取る方からすればあまり気分が良くないものだから止めた方がいいと思う。名前の頭文字だけでもいいし。」と言ったところイニシャルを書いていた。
 鉄道乗車記以外普段手紙など書いたことのない息子が、短いながらも、被災者の皆さんに心をこめて手紙を書いたことに、ちょっぴり目頭が熱くなった。

 そう、僕のできることだけでなく、私のできることだってほんのちっぽけなことであるに違いないけれど、それでも何人かの子どもたちがちょっとでも笑顔になってくれれば、十分一緒に喜んでいいことだと思うし、嬉しいことだと思う。

 今日もお天気がぱっとしない・・・と思っていたら雨模様。洗濯物もなかなか乾かない。相変わらず頭も重い。思いっきり洗濯物を干してパリッとお日様のにおいのするものをたたむと元気になるのだけれど・・・。

 明日は夏日のような日ということで、洗濯日和のようだが、1日予定があるので思い切って今日は朝ヨガに出かけ、家事を挟み、マッサージにも行った。今日は薬も飲まずに大丈夫そうだ。


コメント
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